2019年6月24日

オートレースに転向の上和田、デビュー4レース全て1着ゴール!

 

オートレース界のレジェンドでもあり、天才ライダー・故阿部典史の父でもある阿部光雄氏が全日本をはじめとするロードレース選手権で監督を務めるチームノリックで活躍していた上和田拓海が昨年、オートレース第34期選手候補生に合格した。合格を受け、昨年の全日本筑波戦を最後にロードレースを引退。養成所での訓練を終え、最優秀賞を受賞し6月に卒業した。

上和田は川口オート所属となり、6月17日にレースデビューを迎え、20日まで出走して、4レース全てを1着ゴールする華々しいデビューを飾った。

デビュー戦には阿部氏も駆けつけ「デビュー戦は、いつまでも忘れられないレース、1着で終えることが出来て良かった。これからも、師匠の斎藤徹二や森且行の指導を受け活躍してほしい」と激励した。

師匠の斎藤徹二は「勝ってくれて良かった。今は、経験を積むことが大事、これから」と語った。ロードレースからオートへと転向した、元ロードレース世界選手権チャンピオンの青木治親は「デビュー戦で勝つことは年々、厳しくなっている。その中で、しっかりと1着を守ったことはすばらしいこと」と祝福した。

上和田拓海をはさんで師匠、先輩らが激励。

上和田の目標は「阿部氏」。オート関係者は、川口四天王と呼ばれた阿部氏を「記憶に残る大人気レーサー」と語る。上和田は「今の僕がいるのは阿部さんのおかげ、目標として、すこしでも届く選手になり、恩返しがしたい」と語った。 上和田は「勝って終わることが出来てほっとしました」と安堵しながら「ロードの時は、メカニックさんがいてくれましたが、オートは自分で整備、管理しなければならないので、バイクのことも、もっと分かるようになりたい。もちろん、走り方も、ロードとはまったく違うので、まだ、まだ、学ばなければならないことばかり」とこれからの更なる成長を誓っていた。

(レポート:佐藤洋美)

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