2018年3月19日

言葉数が少ない“ステディ”エディが本音を語るのはいつもサーキットだった

 

1980年代から1990年代にかけて活躍した世界のトップライダーに焦点をあてる“バイク・ヒーロー”シリーズの日本版・第3弾が間もなくリリースされる。今回の主役はバリー・シーンやケニー・ロバーツが活躍した時代にキャリアをスタートさせたエディ・ローソン。1983年にヤマハで世界GPデビュー、翌84年には初の世界タイトルを獲得し、86年、88年と3度王座に就いた後、89年にホンダへ移籍、4度目のタイトルを獲得、その後ヤマハ、カジバを渡り92年に引退するまでの世界GPでのキャリアが綴られる。

世界GPではフレディ・スペンサーやワイン・ガードナーと激しいタイトル争いを魅せ、ケビン・シュワンツ、ウェイン・レイニーといった才能あふれる若き同胞を迎え撃った。滅多にミスをしない芸術的なライディングは、温厚なイメージとは対照的にアグレッシブな側面を併せ持つ。個人主義傾向が強く、言葉数が少ないローソンが本音を語るのはいつもサーキットだった。GP史上最も信念を貫いた一人であり、バイクヒーローと呼ぶに相応しいそのライディングアクションは今も色褪せない。

本編60分/リージョン2/カラー/日本語字幕/音声 1.英語/ドルビーデジタル。3月24日(土)発売。 2,000円(税別)。

ウィック・ビジュアル・ビューロウ
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