2018年4月19日

オン・オフスポーツ、400Xがカラーチェンジするとともに、ABSを標準装備

400X 792,720円(4月20日発売)

「ニューCBシリーズ」として、2012年11月のミラノショーで発表された「CBR500R」、「CB500F」、「CB500X」と同構成の国内向け400バージョンとして2013年6月に発売が開始された「400X」。その年の3月のモーターサイクルショーでも大注目を集めた新型ツインエンジンを搭載する新シリーズのトップバッターとなったのは、フルカウルスポーツ版のCBR400Rで、4月23日に発売。その後、1ヵ月遅れで、ネイキッドスポーツ版のCB400Fを発売。そして、こちらオン・オフスポーツの400Xは、やや遅れて6月7日の発売となっている。

 ニューCBシリーズ発売ではしんがりとなった400Xだが、すっかりホンダのメインバリエーションとなった“クロスオーバー”モデル。いわゆる“オン・オフ”モデルだ。デザインキーワードは「Modern & Stylish」。海外向けではストレートにCB500Xとして発売されたが、国内向けではこのモデルだけ「CB」が付かず、ホンダにしては珍しい数字で始まる車名となった。ちなみに数字で始まりアルファベットが続く車名というのは、’81年の250Tや、’82年の125T以来か。

また、CBR400RやCB500Fの15リットルとは異なり、400X専用で17リットル入り燃料タンクを開発することで、航続距離を伸ばし、また、ライダーの自由度を高める専用のダブルシート、ライダーへの走行風を軽減するウインドスクリーンなど独自の装備も採用と、さすが売れ筋となってきている“オン・オフ”だけあって力が入っているモデルとなっている。

2016年2月にはこの400Xを、より個性的に、より快適に、を目標にマイナーチェンジが行わた。クロスオーバーモデルの旗艦、VFR1200XのDNAを受け継ぎ「FEEL THE ADVENTURE FORM」を踏襲したデザインでフロント周りを一新。フロントサスもプリロードアジャスターを装備、ライダーの手のサイズに合わせられる5段階調整可能なブレーキレバー、フューエルタンクは、給油時に便利なヒンジタイプのキャップを採用するなど、使い勝手の向上も行われている。

2017年4月には、カラーリングの変更のみが行われた兄弟モデルのCBR400Rとは異なり、軽快感のあるデザインと歯切れの良いサウンドを奏でる新型の小型異型マフラーの導入や、小型のメインステップホルダーが採用された。また、アンダーカバーも廃止されている。カラーは「パールサンビームホワイト」を継続し、「キャンディプロミネンスレッド」と「ソードシルバーメタリック」の2色を新たに採用した。
今回は、車体色を「キャンディークロモスフィアレッド」と、「マットバリスティックブラックメタリック」の2色に設定。また、これまではタイプ設定とされていたABSを全車標準装備とした。

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400X。カラー設定は2色。「キャンディークロモスフィアレッド」。

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400X。「マットバリスティックブラックメタリック」。


 

★HONDA ニュースリリースより (2018年4月19日)

クロスオーバーモデル「400X」のカラーリングを変更するとともに
ABS を標準装備して発売

Honda は、冒険心を掻き立てる力強いデザインと、都会的で洗練されたプロポーションでアップライトなライディングポジションの扱いやすい車体パッケージが好評の「400X」のカラーリングを変更するとともに、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を標準装備して新販売網のHonda Dreamより4月20日(金)に発売します。

今回、車体色には艶やかで上質感のあるキャンディークロモスフィアレッドと、精悍なイメージを演出するマットバリスティックブラックメタリックの2色を設定。また、これまでタイプ設定としていたABSを標準装備しています。

400Xは、「FEEL THE ADVENTURE FORM」をスタイリングコンセプトに冒険心を高揚させるダイナミックなデザインと、省エネルギーで長寿命なLEDヘッドライトや優れた防風効果を実現するロングスクリーンを採用。低・中回転域から高回転域までスムーズで扱いやすい出⼒特性で、燃費性能に優れた水冷・DOHC・直列2気筒エンジンを搭載したクロスオーバーモデルです。

●販売計画台数
(国内・年間) 500台
 
●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
400X 792,720円(消費税抜き本体価格 734,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。

 

★主要諸元

車名型式 2BL-NC47
400X
発売日 2018年4月20日
全長×全幅×全高(m) 2.085×0.830×1.335
軸距(m) 1.410
最低地上高(m)★ 0.150
シート高(m)★ 0.795
車両重量(kg) 194
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 39.7(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
28.2(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3★
登坂能力(tanθ)
最小回転小半径(m) 2.7
エンジン型式 NC47E
水冷4ストローク直列2気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 399
内径×行程(mm) 67.0×56.6
圧縮比★ 11.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 34[46]/9,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 37[3.8]/7,500
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI]
始動方式★ セルフ式
点火方式★ フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑油方式★ 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L)
燃料タンク容量(L)★ 17
クラッチ形式★ 湿式多板コイル・スプリング式
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 3.285
2速 2.105
3速 1.600
4速 1.300
5速 1.150
6速 1.043
減速比1次/2次 2.029×3.000
キャスター(度)★ 25°55′
トレール(mm)★ 105
タイヤサイズ 120/70ZR17M/C 58W
160/60ZR17M/C 69W
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式(プロリンク)
フレーム形式 ダイヤモンド

■道路運送車両法による型式指定申請書数値(★の項⽬はHonda 公表諸元)■製造事業者/本田技研工業株式会社
 ※1 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
 ※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
 ※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます