CB1300 SUPER FOUR/SUPER BOL D’OR 1,261,440円/1,391,040円(3月18日発売)

★ホンダ CB1300 SUPER FOUR/SUPER BOL D’OR車両解説

CBシリーズの旗艦、CB1300にツートーンカラーの新色を追加して発売

新たな時代のロードスポーツを作ろうという「プロジェクト BIG 1」によって開発されたCB1000 SUPER FOUR。そのCB1000 SUPER FOURの流れを受け継ぎ、さらに1300へと発展させたモデルが、1998年3月に発売開始されたビッグネイキッド・ロードスポーツ、CB1300 SUPER FOURだ。前年の第32回東京モーターショーに参考出品され、CB1000 SUPER FOURのデビュー時に負けず劣らずの話題を集めての市販化だった。

“最高峰を狙うネイキッド・ロードスポーツはどうあるべきか”を徹底追求し開発したというCB1300シリーズ。 水冷直列4気筒、1300㏄エンジンの持つ力強く余裕ある出力特性を活かし、市街地走行から郊外、高速道路まで幅広く多目的に楽しめ、しかもビッグなボディサイズに、精悍で迫力あるフォルムを融合させたネイキッド・ロードスポーツとされていた。

その後、2003年2月にはキープコンセプトながら、初のフルモデルチェンジを受けている。2005年2月にはシリーズ本体のマイナーチェンジとともに、ハーフカウルを備えたCB1300SUPER BOL D’ORがラインナップに追加された。さらにその年の3月にはABS仕様も追加されている。

2008年3月には環境性能向上のためのマイナーチェンジ。2009年12月にはリア周りのデザインを変更し、大型スクリーンやパニアケースを装備したCB1300 SUPER TOURINGをラインナップに追加した。またCB1300シリーズはこのクラスのベストセラーモデルとしてそれらのマイナーチェンジとは別に、毎年の如くカラーチェンジやマイナーチェンジも受けてきている。

2012年11月には、CB400/CB1000に始まる「プロジェクト BIG 1」の20周年を記念した、スペシャル・エディションが発売されている。これは、赤/白ボディをベースに、前後ブレーキキャリパー、フロントディスクハブ、ドライブチェーンを金色に、クラッチカバーやフロントフォークボトムケースにバフ掛け処理を施すなどでプレミア感をプラス、決め手は20周年を記念した燃料タンク上のオリジナル・ステッカーと、タンクサイドの立体ウイングエンブレムの採用だった。

2014年3月にはモデルチェンジが行われ、メカニズム面では、ミッションが5速から6速に変更されたことが最大のトピックスで、その他PGM-FIのセッティング変更、改良型マフラーの採用、車体周りでは、シートレールの強化、フレーム剛性バランスの見直し、ABSの標準装備、さらにSUPER BOL D’ORでは新たにLEDヘッドライトを装備した新型フェアリングの採用などが行われた。

またこのマイナーチェンジを期に、ETC車載器とグリップヒーターおよび専用インジケーターランプを標準装備した“CB1300SUPER FOUR E Package”と“CB1300SUPER BOL D’OR E Package”がそれぞれタイプ設定され、5月23日から発売された。

2015年2月には、この新型CB1300シリーズの“E Package”をベースに、専用のパールコスミックブルーの車体色にキャンディアザリンレッドのストライプ、シリンダーヘッドカバーにはホイールと同色のブロンズゴールドカラーを採用するなど、上質感を高めた特別カラー・バージョンが登場している。

今回は、ツートーンカラーに新色の「チタニウムブレードメタリック」を追加して発売した。

CB1300 SUPER FOUR。「チタニウムブレードメタリック」。
CB1300 SUPER BOL D’OR。「チタニウムブレードメタリック」。

★HONDA プレスリリースより (2016年3月10日)

大型ロードスポーツモデル「CB1300」シリーズに
ツートーンカラーの新色を追加し発売

Hondaは、力強い出力特性の水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒1300ccエンジンを搭載した大型ロードスポーツモデル「CB1300 SUPER FOUR」と、防風効果の高いフロントカウルを装着した「CB1300 SUPER BOL D’OR(スーパーボルドール)」に、新色のツートーンカラーとしてチタニウムブレードメタリックを追加して3月18日(金)に発売します。

今回追加する新色は、CB伝統のツートーンカラーを深化させ、精悍なイメージを演出するチタニウムブレードメタリックを主体色とし、上質感のあるキャンディープロミネンスレッドと組み合わせました。これにより、落ち着きのある高品位なモデルとしています。

カラーバリエーションは、「CB1300 SUPER FOUR」、「CB1300 SUPER BOL D’OR」(ともにE Package※1を含む)ともに、単色は重厚感のあるダークネスブラックメタリック(継続)とし、ツートーンカラーはCB伝統のイメージを継承する鮮やかなパールサンビームホワイト(継続)と、新たにチタニウムブレードメタリックを追加し、合計3色となります。

また、燃料タンクのウイングバッジとイグニッションキーエンブレムのベース色調には、明度を高めた明るいレッドを採用し、ウイングマークの存在感をより際立たせています。

※1ETC車載器・グリップヒーター・専用インジケーターランプを標準装備したタイプになります
「Honda二輪ETC標準装備車取扱店」で販売します。使用するにあたり、セットアップとセットアップ費用、および決済用のETCカードが必要です
 

●販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計 1,300台
 
●メーカー希望小売価格(消費税5%込み)
CB1300 SUPER FOUR
ダークネスブラックメタリック 1,261,440円(消費税抜き本体価格 1,168,000円)
パールサンビームホワイト/チタニウムブレードメタリック 1,293,840円(消費税抜き本体価格 1,198,000円)
CB1300 SUPER FOUR E Package
ダークネスブラックメタリック 1,329,480円(消費税抜き本体価格 1,231,000円)
パールサンビームホワイト/チタニウムブレードメタリック 1,361,880円(消費税抜き本体価格 1,261,000円)
CB1300 SUPER BOL D’OR E Package
ダークネスブラックメタリック 1,391,040円(消費税抜き本体価格 1,288,000円)
パールサンビームホワイト/チタニウムブレードメタリック 1,423,440円(消費税抜き本体価格 1,318,000円)
CB1300 SUPER BOL D’OR
ダークネスブラックメタリック 1,459,080円(消費税抜き本体価格 1,351,000円)
パールサンビームホワイト/チタニウムブレードメタリック 1,491,480円(消費税抜き本体価格 1,381,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません

★主要諸元

車名型式 EBL-SC54
CB1300 SUPER FOUR〈SUPER BOL D’OR〉
発売日 2016年3月18日
全長×全幅×全高(m) 2.200×0.795〈0.825〉×1.110〈1.205〉※2
軸距(m) 1.520
最低地上高(m) 0.125
シート高(m) 0.780
車両重量(kg)※3 267〈273〉
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※4 26.8(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)
17.8(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※5
登坂能力(tanθ) -
最小回転小半径(m) 2.7
エンジン型式 SC54E
水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 1,284
内径×行程(mm) 78.0×67.2
圧縮比 9.6
最高出力(kW[PS]/rpm) 74[101]/7,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 115[11.7]/5,500
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI]
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑油方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) -
燃料タンク容量(L) 21
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 3.083
2速 1.941
3速 1.478
4速 1.240
5速 1.074
6速 0.964
減速比1次/2次 1.652/2.222
キャスター(度) 25°00′
トレール(mm) 99
タイヤサイズ 120/70ZR17M/C 58W
180/55ZR17M/C 73W
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 ダブルクレードル

※〈 〉内の数値はCB1300 SUPER BOL D’OR。
 ※2 SUPER FOURのE Package仕様の全高は1,125mm。
 ※3 E Package仕様の車重は+1kg。
 ※4 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
 ※5 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。