バンディット1250F ABS 1,123,500円(3月30日発売)

★バンディット1250F ABS 車両解説

フルカウル版バンディット1250F ABSが全3色設定、全て新色に

1995年1月発売のGSF1200を出発点とするスズキのビッグ・スポーツモデル。翌年2月には、ハーフカウルが採用されたGSF1200S、11月にはABSを装備するモデルが追加されている。そして2000年3月のフルモデルチェンジを期に、現在へと続くニューフレームのスタイルとなった。

スズキ独自の油冷エンジンを搭載するモデルとしてのバンディット・シリーズは、2006年9月の“油冷ファイナル・エディション”の発売がラストとなり、翌2007年3月には、現行モデルと同じ水冷エンジンを搭載するモデルにバトンタッチしている。

油冷から水冷へと変わったエンジンは、1,156cm3から1,254cm3へと排気量アップも行われたが、エンジンサイズを極力コンパクトに抑えたことで搭載スペースはほとんど変わらず、外観でもフィンが無くなってスッキリした、という程度のイメージの変化だった。車体周りにはほとんど変更がなかったので、いわゆる“バンディット・スタイル”を守り通したモデル・チェンジだったといえる。

ただもちろん中身は大きく進化しており、動力性能の向上はもちろん、静粛性も大幅に向上し、平成19年国内新排出ガス規制に対応している。そしてネイキッド版のバンディット1250とハーフカウルのバンディット1250S両車に電子制御式ABSが標準で装備されることになった。

1250になってからのトピックスとしては、2010年4月にフルカウルを装備したバンディット1250F ABSがラインナップに追加されたことが上げられる。

そして、このバンディット1250F ABSは、2010年7月にパールミラージュホワイトの車体色が追加設定されたのに引き続き、2011年3月にオールトグレーメタリックという新色が追加された。

2011年9月には、ハーフカウルの方のバンディット1250S ABSがカラーチェンジとなった。バンディット1250Fと共通の既存色、パールネブラーブラックはそのまま継続、新色のサンダーグレーメタリックを採用して2色の設定となった。それまでの暖色系のグリームグレーメタリックからスッキリした寒色系のグレーに変更されている。

今回のマイナーチェンジは、バンディット1250Fの番で、新色グラススプラッシュホワイト、新色アルバブルーメタリック、新色グラススパークルブラックと全3色全てを新色設定としている。また、フレームカラーもグレーに変更。メカニズム、諸元に変更は無し。

バンディット1250F ABSの新色、グラススプラッシュホワイト。
バンディット1250F ABSの新色、アルバブルーメタリック。
バンディット1250F ABSの新色、グラススパークルブラック。

★SUZUKI プレスリリースより (2012年2月24日)

フルカウルとABSを標準装備する大型ロードスポーツモデル
「バンディット1250F ABS」をカラーチェンジして発売

スズキは、シャープかつアグレッシブなフルカウルと電子制御式ABSを標準装備する1254㎝3大型ロードスポーツモデル「バンディット1250F ABS」をカラーチェンジして、2012年3月30日(金)より発売する。

●主な変更点
・新色グラススプラッシュホワイト、新色アルバブルーメタリック、新色グラススパークルブラックの全3色設定とした。
・フレームカラーをグレーに変更

「バンディット1250F ABS」は、スズキ スーパースポーツモデルのアイデンティティを主張する縦2灯ヘッドランプを備えたフルカウルを装備。

風洞実験を経てデザインされたフルカウルは、上半身と足元への高い風防効果を発揮し、高速道路等での走行においてライダーの負担を軽減する。

また、ライダーのブレーキ操作を補助する電子制御式ABSを標準装備し、様々な路面状況に応じて効率の良い制動力を発揮する。

●主な特長
・上半身と足元への高い風防効果を発揮し、高速道路等での走行においてライダーの負担を軽減するフルカウルを装備。
・メーターパネルにはギヤポジションインジケーターと、設定した回転数で点灯するエンジンRPMインジケーターを装備。
・ライダーのブレーキ操作を補助する電子制御式ABSを標準装備し、様々な路面状況に応じて効率の良い制動力を発揮。
・1,254㎝3水冷4サイクルDOHC4バルブエンジンは、低中速からトルクフルで扱いやすいエンジン特性とし、力強さと静粛性を両立。
・また、SDTV(スズキデュアルスロットルバルブ)を搭載するフューエルインジェクションシステムにより、スムーズなスロットルレスポンスを発揮。
・マフラーには大型触媒・O2センサーを装備するなど、高い走行性能と優れた環境性能(平成19年国内排出ガス基準に対応)を両立。
・6速ミッションを採用し、高速道路等での快適なクルージングを実現。
・ホイールベース1,480mmのコンパクトな車体と、2段階に調整できるシート高調整機構を採用し、一体感のあるライディングポジションを実現。

・日常のメンテナンス等に便利なセンタースタンドを標準装備。
商品名
バンディット1250F ABS
メーカー希望小売価格
1,123,500円(消費税抜き 1,070,000円)
発売日
2012年3月30日
パブリシティー
2012年2月24日
車体色
3色
新色グラススプラッシュホワイト、新色アルバブルーメタリック、新色グラススパークルブラック

★主要諸元

車名型式 EBL-GW72A
バンディット1250F ABS
発売日 2012年3月30日
全長×全幅×全高(m) 2.130×0.790×1.245
軸距(m) 1.480
最低地上高(m) 0.135
シート高(m) 0.810/790
車両重量(kg) 256
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 27.0(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) 2.8
エンジン型式   W705
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 1,254
内径×行程(mm) 79.0×64.0
圧縮比 10.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 74.0[100.0]/7,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 107[10.9]/3,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑油方式 ウエットサンプ式
潤滑油容量(L) 3.7
燃料タンク容量(L) 19
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 3.076
2速 2.058

3速 1.550
4速 1.304
5速 1.160
6速 1.071
減速比1次/2次 1.537/2.277

キャスター(度) 25°20′
トレール(mm) 104.0
タイヤサイズ 120/70ZR17M/C 58W
180/55ZR17M/C 73W

ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク

油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 ダブルクレードル