速報 第58回全日本模型ホビーショー 夢と希望を持ちましょう

記録的な猛暑が一段落する間もなく、西日本に集中豪雨、近畿地方を直撃した大型台風21号、そして全道がブラックアウトしてしまった北海道胆振東部地震……未曾有の大災害が次々と日本全土に災害を引き起こしてしまいました。一日も早い復旧と復興を願うばかりです。そんな暗いニュースが続く中、2018年9月28〜30日(一般公開は29〜30日)に東京ビッグサイトで開催された第58回全日本模型ホビーショーでは、バイク関連の新製品が数多く登場しました。そうなんです、いついかなるときでも、夢と希望は持ち続けようではありませんか!

ハセガワ
サンパチに続く新作はケッチ!


KH400


KH400


KH400
昨年のショーでGT380を発表し、絶版車マニアを驚かせたハセガワがまたまたやってくれました。今回は1/12カワサキKH400(A7)です。1979年のライムグリーンの最終型で、タンク、テールカウルをグリーン、フレーム、シートをブラック、エンジンをライトグレー、ヘッドライトはクリア、フェンダー、ホイールなどはメッキとパーツごとに色分け済みなのでそのまま組み立てても、そこそこ見栄えする親切設計です。デカールにはナンバーの登録地や数字も豊富に用意されています。まさに二打席連続ホームラン。ひょっとしたら、2ストトリプルのコンプリートを狙っていたりして。ということは次は幻のMVX400F?? 11月14日発売予定。3400円(税別)。

アオシマ
勢いが止まらない!


SD


SD


SE


SE


SL


SL
春の静岡ホビーショーで予告されたGSX1100S KATANAが1/12完成品バイクとして登場です。しかも1983年SD(青銀)、1984年SE(赤銀)、1990年SL(銀)と3台がそろい踏み。もちろんカラーだけではなくSDとSEは6本キャスト、SLは星形キャストホイールをきちんと履いています。フレームとタンクはダイキャスト製でリアサスは可動式。ディスプレイ台座も付属しています。全車12月発売予定。各2700円(税別)。


Super4


Super4
1/12完成品シリーズの900Super4は、イエローボール、オレンジタイガー、玉虫マルーン、ファイヤーボールに続いてブラックも登場します。12月発売予定。各2500円(税別)。なお静岡ホビーショーで7月と予告されたZ900RSとZ900RSカフェは12月に延期して発売されます。


GSX1100S KATANA


GSX1100S KATANA


GSX-R1000R


GSX-R1000R
ダイキャストパーツを多用し、Sマークが入った化粧箱入りの豪華版、1/12バイクフラッグシップミニカーシリーズは、GSX1100S KATANA(SL?)とGSX-R1000Rを2018年冬頃発売予定。各12000円(税別)。カタナファン、スズキファンは見逃せませんね。


スーパーカブ


スーパーカブ
1/12完成品バイクシリーズはまだ続きます。なんとスーパーカブも! 詳細はまだ発表されていませんが、テストショットを見る限りでは、今までおそらくモデル化されていない1993〜1996年頃のスタンダードのようです。出前機や郵政仕様などのオプションやバリエーションモデルの発売も期待しています!発売日、価格共に未定。


SR


SR
さらに1/12完成品バイクシリーズまだ続きます。これまたスーパーカブ同様のロングセラーSRも登場です。こちらも詳細は未発表ですが、おそらくフロントブレーキがドラムになった1985年以降のSR400/500と、インジェクションを採用した現行のSR400ではないでしょうか。インジェクション、キャブレターはきちんと作り分けられています。2019年春頃発売予定。価格未定。


スーパーカブ


スーパーカブ
ブラインドパッケージの1/32ホンダスーパーカブコレクション。カブラパーツや武川マフラー付など全8種類で、うちシークレットが1つ。12月発売予定。各500円(税別)。

タミヤ
新型YZF-R1Mで新旧そろい踏み


YZF-R1M


YZF-R1M
春の静岡ショーで発表された1/12オートバイシリーズの最新作YZF-R1Mは9月15日から好評発売中。初代のYZF-R1も引き続き発売されているので、20年の進化を作り比べてみるのも楽しいですよ。フロントフォークを別売りのアルミ製ゴールドアルマイト仕上げアウターチューブのディテールアップパーツ(2000円 税別)に交換すればさらに精度アップ! 4000円(税別)。


GSX750S


マスターワークコレクション
1/12オートバイシリーズのGSX750Sニューカタナも10月にスポット生産されますので、ぜひこの機会に。2500円(税別)。 完成品のマスターワークコレクションとしてYZF-R1Mが参考出品。カウルのカーボンデカール、フロントフォークトップに減衰力電子制御用ケーブル基部、フロントフォークにメタリックステッカー、エキゾーストにグラディーション塗装でリアル感アップ。

タミヤプラモデルファクトリーでスペシャルトークショー

 第58回全日本模型ホビーショー開催の1週間前の9月22日、新橋のタミヤプラモデルファクトリーで開催されたのが、1/12ヤマハ YZF-R1M発売記念イベント。実車のプロジェクトリーダーを務めたヤマハ発動機の平野啓典氏、デザインを担当したGKデザインの荒木茂樹氏、1/12の開発リーダーであるタミヤ企画開発部の荒木茂樹氏をゲストに迎え、第一部は実車の、第二部はプラモデル開発についての解説や裏話など各1時間づつたっぷりと語られた。
 本邦初公開の写真やスケッチなども交えて、開発者自ら語る逸話は興味深く、「へ〜」「なるほど」の連続。巧みな話術で笑いもありの充実したトークショーーとなった。
 事前予約制にもかかわらず、当日は新型、旧型YZF-R1のオーナーをはじめ、バイクファン、プラモファンが多数訪れ、トークショー終了後は購入したばかりのプラモデルパッケージに三人のサインがもらえるというサプライズサービスもあった。
 トークショーの模様は近日中にYOU TUBEのタミヤチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCP473EgItPsN4sROLBNq24gでも公開予定なので、見逃してしまった方はご覧になってみては。



スペシャルトークショー


スペシャルトークショー
特別展示された実車と共に。左からプロジェクトリーダーの平野啓典氏、タミヤの荒木茂樹氏、GKデザインの坂田 功氏。 アルミ製とマグネシウム製のリアフレームをわざわざ持参し、実際手にとって軽量化の努力を実感。


スペシャルトークショー


スペシャルトークショー
ヘッドライトの試作品の写真など、滅多に見られない写真や図版も。 2時間のトークショーはあっという間。充実した内容に来場者も大満足でした。

他にも見どころはいっぱい!


無限神電六


ウラル
静岡ホビーショーでテストショットが公開されたエブロの1/10無限神電六は24000円(税別)で発売。 ついに1/1でウラルの模型が! と思ったら、ウラルジャパンが出展する本物でした。


ヤンマー


森雪
ハセガワからヤンマーの赤いトラクターの予告が。ホンダF90に続いて農機ブームがやってきた!? も、も、森雪!? メーテルと並ぶ永遠のマドンナ出現のインパクトに肝心の展示がなんだったのか写真取り忘れてしまいました。


60周年を記念


60周年を記念
今回はプラモデル誕生の60周年を記念してなつかしのパッケージを特別展示。なつかしの製品や見たことのない珍しいものなどこれだけでも必見。


60周年を記念


60周年を記念
日本初のプラモはマルサンのノーチラス号。60周年を記念して復刻版が童友社から限定で発売されます。3500円(税別)。 これは貴重な60年前のノーチラス号船体部分の金型。この金型を使って復刻版が製作されました。よく残っていたものです。


OS模型店


OS模型店
さらに50年以上前に実在したOS模型店をモチーフにした展示も。プラモはあの海洋堂社長さんの膨大なコレクションの一部だそうです。もちろん販売はしていません、念のため。


OS模型店


OS模型店
その中でも特に珍しいバイクプラモを発見。特別に見せていただきました。童友社の製品のようです。どうもありがとうございました。

[第57回静岡ホビーショー(2018年)|第58回全日本模型ホビーショー(2018年)|第58回静岡ホビーショー(2019年)]