ビーノ XC50D Vacation Style 198,450円(7月1日発売)

★ヤマハ ビーノ XC50D Vacation Style 車両解説

レトロポップなお洒落スクーター、ビーノに“夏バージョン”登場

1997年3月の2ストロークモデル発売に始まる“レトロポップ”スクーター、ビーノ。丸目ヘッドライト、フラットなフロア、大きめのレッグシールドに深いフロントフェンダー、フルカバードタイプをイメージさせるリアサイドカバーなどノスタルジックなビンテージスクーターフォルムに、ジョグで定評の6.3馬力エンジンを搭載してデビューした。流行廃りの多いファッション系スクーターといえたが、すでに16年を越える歴史を作り上げてきている。やはりビンテージスクーターの定番デザインには強い力があるのだろう。

それはともかく、歴史を刻み続けられたのは、2004年(3月発売)のフルモデルチェンジで、燃費向上と環境対応をはかった4ストロークエンジンへと切り換えられたことも大きなポイントだ。それも原付スクーター初の3バルブとメッキシリンダーを採用した先進の4ストロークエンジンだった。生産もこの頃から“当然”となりつつあった海外拠点(ヤマハモーター台湾)に移行されている。

その後は2008年モデル(2007年11月発売)としてF.I.化が行われたのが大きな変更点で、それ以外はイヤーモデルとしてほぼ毎年細かい改良が続けられて今日に至っている。

2011年は、ベーシックモデルのビーノ XC50が新グラフィックのVino立体エンブレムの採用と、インナー色に淡いベージュ系を取り入れカジュアル&ポップ感を演出。デラックスバージョンのXC50Dでは、ヘッドライトカバーが従来のクロームメッキ処理から車体と同色の塗装仕様となった。2012年モデル(4月20日発売)は、XC50がカラー設定の変更と新グラフィックエンブレムの採用、デラックス仕様のXC50Dがニューカラー3色の採用により、継続色の2色と合わせ5色展開になった。

今年の3月には、標準モデルのビーノ XC50にもデラックス仕様と共通デザインのVinoロゴグラフィックを採用、ビーノブランドを印象づける“ビトロエンブレム”も新たに追加された。ビーノ XC50Dの方は5色中4色をニューカラーとしボディサイドにグラフィックを追加したカラータイプもラインナップ。

今回はそのビーノ XC50Dタイプに「Vacation Style」という“夏バージョン”が1,300台の限定で発売された。

ビーノ XC50D Vacation Style。「“カワイイ・マリンスタイル”のイメージを強調したモデル」です。
カラーはホワイトメタリック1(ホワイト×ブルー)の1色。。
メーターボディには“Vacation Style”のロゴ入り。

★YAMAHA プレスリリースより (2013年5月23日)

レトロポップなファッションスクーターの夏バージョン
「ビーノ XC50D」Vacation Styleを発売

ヤマハ発動機株式会社は、レトロポップなスタイルで人気の原付1種スクーター「ビーノ XC50」シリーズに、夏を爽やかに彩る「ビーノ XC50D」Vacation Styleを台数限定にて2013年7月1日より発売します。

今回の「ビーノ XC50D」Vacation Styleは、「ビーノ XC50D」をベースに“カワイイ・マリンスタイル”のイメージを強調したモデルです。鮮やかなブルーのボーダー柄を織り込んだボディ、ボディとマッチするペイント処理メーターボディ&リング、Vacation Styleロゴなどが新たな特徴です。なお本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。

<名称>
「ビーノ XC50D」
<発売日>
2013年7月1日
<メーカー希望小売価格>
198,450円(本体価格189,000円、消費税9,450円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれません。
<カラーリング>
■ホワイトメタリック1(ホワイト/ブルー)
<販売計画>
1,300台(限定生産/国内)
※お問い合わせは、「ヤマハ発動機お客様相談室(フリーダイヤル0120-090-819)」。月~金曜(祝日、所定の休日を除く)9:00~12:00、13:00~17:00。
「ビーノ XC50D」Vacation Style フィーチャーマップ
★Vacation Style ロゴ
・お洒落なビトロエンブレム
★“Vacation Style”のイニシャルロゴ(VS)
・アルミ製軽量ホワイトホイール(前後)
・フューエルインジェクション採用
・水冷4ストロークオートマチックエンジン
・燃焼効率に優れた3バルブ方式
・鍵穴シャッターとリアホイールロックがワンタッチで可能な盗難抑止機構「Gロックシステム」
・シートを開けずに給油可能な給油口
・取り扱い易いハンドルスタンディング
・容量約19リットルのシート下トランク
★鮮やかなブルーのマリンボーダー柄
 
★印は「ビーノ XC50D」Vacation Styleだけのフィーチャー その他は「ビーノ XC50D」共通フィーチャー

★主要諸元

車名型式 JBH-SA37J
ビーノ XC50D
発売日 2013年7月1日
全長×全幅×全高(m) 1.675×0.645×1.005
軸距(m) 1.160
最低地上高(m) 0.095
シート高(m) 0.715
車両重量(kg) 80
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 1
燃費(km/L) 66.0(30km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 A313E
水冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ
総排気量(cm3) 49
内径×行程(mm) 38.0×43.5
圧縮比 12.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 3.1[4.2]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 3.9[0.40]/6,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ・キック併用式
点火方式 T.C.I.式(フルトランジスタ)
潤滑油方式 強制圧送ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 0.8
燃料タンク容量(L) 4.5
クラッチ形式 乾式遠心シュー
変速機形式 Vベルト無段
一次/二次減速比 1.000/13.230
キャスター(度) 24°05′
トレール(mm) 70
タイヤサイズ 90/90-10 41J
90/90-10 41J
ブレーキ形式 機械式リーディングトレーリング
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング
フレーム形式 バックボーン

※製造はヤマハモーター台湾