YZ250 661,500円/YZ125 567,000円/YZ85LW 346,500円/YZ85 336,000円

★ヤマハ YZ250/YZ125/YZ85LW/YZ85 車両解説

ヤマハのモトクロス競技専用モデル、2ストYZシリーズがニューグラフィックに

ヤマハの4ストロークモトクロッサーシリーズ、YZ250FとYZ450Fがフルモデルチェンジ&新ボディデザインに変更されたのに合わせて、2ストローク版のYZシリーズもニューグラフィックが採用された。メカニズム、諸元には変更なし。

YZ250。カラーはディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)の1色。
YZ125.カラーはディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)の1色。
YZ85LW。カラーはディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)の1色。
YZ85。カラーはディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)の1色。

★YAMAHA プレスリリースより (2013年6月12日)

独創の技術思想でさらなる進化
モトクロス競技用モデル、新型「YZ250F」「YZ450F」
YZシリーズ2014年モデルを発売

ヤマハ発動機株式会社は、水冷4ストロークFIの新エンジン及び、軽量アルミ製新フレームを採用したモトクロス競技用2014年モデル、新型「YZ250F」を2013年10月1日より、新型「YZ450F」を7月10日より発売します。

2014年モデル「YZ250」は、新たに開発した<前方ストレート吸気FI・後方排気システム>エンジンを、新設計軽量アルミ製フレームに搭載しました。また同梱パーツの“Power Tuner”により、好みやコース状況に合わせ燃料噴射量と点火時期を調整できます。

2014年モデル「YZ450F」は、エンジン細部をブラッシュアップして扱い易さとパワフル感を向上、フレームも新設計するなどで一層の軽量化とマス集中化によるパフォーマンス向上を果たしました。

両モデルに共通する新たな特徴は、1)ループ状にシリンダーを取り巻くエキゾーストパイプ、2)新設計の軽量アルミ製バイラテラルビーム・フレーム、3)筋肉美や鳥の羽を連想させる新ボディデザイン、などです。なお2ストロークYZシリーズも、2014年モデルとして「YZ250F」「YZ450F」共通イメージのグラフィックに変更します。

本製品は「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて販売します。

<名称>
「YZ450F」「YZ250F」「YZ250」「YZ125」「YZ85LW」「YZ85」
<発売日>
「YZ450F」:2013年7月10日、「YZ250F」:2013年10月1日、「YZ250」「YZ125」「YZ85LW」「YZ85」:2013年8月8日
<車両本体販売価格>
YZ450F 871,500円(本体価格 830,000円、消費税 41.500円)
YZ250F 724,500円(本体価格 690,000円、消費税 34,500円)
YZ250 661,500円(本体価格 630,000円、消費税 31,500円)
YZ125 567,000円(本体価格 540,000円、消費税 27,000円)
YZ85LW 346,500円(本体価格 330,000円、消費税 16,500円)
YZ85 336,000円(本体価格 320,000円、消費税 16,000円)
<カラーリング>
■ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
<販売計画>
700台(シリーズ合計、年間、国内)
※YZシリーズ各モデルは、国土交通省の認定を受けていませんので、ナンバープレートを取得できません。また道路を走行できません。道路を走行すると道路交通法及び道路運送車両法の違反となります。私道、寺の境内、海辺、堤防上、農道、林道など道路の形態を整えていないところでも、人や車が自由に出入り出来るところは道路とみなされます。
保証(クレーム)の対象外製品となります。
「YZ250F」主な変更点と特徴
1)FI採用、新開発水冷4バルブエンジン
中高速域での優れたパフォーマンスを引き出す新開発の水冷DOHC・4バルブ・FIエンジンを搭載しました。吸排バルブは吸気側31mm径、排気側25mm径、バルブの挟み角は23.75度と狭く配してコンパクト燃焼室を形成。アルミ鍛造ピストンは2本リングを採用してピストンとスリーブ間の摺動抵抗を減らし、軽量化・ロス馬力低減を図り高回転域で伸びの良いパワー特性に貢献させました。
さらに吸排気ポート、カムプロフィール、新ECUや新作浸炭クランク、クランクウェブのバランス率の最適化、新作ミッション、クラッチ強化設計等の効果が、出力向上と高速での優れた特性を引き出しています。潤滑方式はウェットサンプとして軽量化を図りました。
2)<前方ストレート吸気FI・後方排気システム>の採用
エンジン配置は、「YZ450F」と同様の<前方ストレート吸気FI・後方排気システム>としました。エアクリーナーからスロットルボディ、燃焼室に流れる直線的な吸気通路は優れた吸気効率をもたらし、同時に新気吸入時に排気系の熱影響を受けにくく、ダスト吸い込みも少なくマス集中化に貢献します。好みやコース状況に合わせ燃料噴射量と点火時期を調整できる“Power Tuner”を同梱パーツ設定としています。
3)独創レイアウトの新型エキゾーストパイプとサイレンサー
独創的な形状のエキゾーストパイプを採用しました。ループ状にシリンダーを取り巻くデザインとし、十分な排気管長を確保して優れた脈動効果によるパワー特性をもたらし、同時にマス集中に貢献させています。また新型のサイレンサーは車体中心に寄せた配置としてマス集中化を図っています。
4)ギアシフト系の設計変更
ギアシフト用の機構は、パーツを全面的に見直し操作フィーリングを向上させました。バーシフトのフローティング、ストッパーレバー部へのボールベアリング追加等により、滑らかで素早い操作性を実現し、スタートや加速、競り合い時の高いパフォーマンスを引き出します。
5)新設計のアルミ製バイラテラルビーム・フレーム
新設計のアルミ製バイラテラルビーム・フレームを採用。形状的には2013年型YZ450Fを継承し、ディメンションは2013年型YZ250Fとほぼ同一としました。
鍛造・鋳造・押し出し材など10数種のアルミ材を相互に溶接しユニット化したものです。タンクレール部は滑らかなラインと肉厚可変を可能とするハイドロフォーミングを、ヘッドパイプ部とリアショック懸架部には溶接部品の一体化によるコンパクト化に貢献するセミソリッドダイキャストを採用しました。優れた強度・剛性バランスとショック吸収性を備え、中・高速での出力特性を生かした高い旋回性・走破性に貢献します。
6)その他の特徴
・“スマッシュムーブメント”コンセプトによるニューボディデザイン
・耐摩耗性に優れる新開発のインサートグラフィックによる“YZ”車体ロゴデザイン
・電装部品集中配置、新設計リアフレーム、燃料ポンプ、新設計外装パーツ等による軽量化とマス集中設計
・軽量でスリムな新設計ラジエター
・新仕様インナーチューブ採用フロントフォーク及びフロントアクスル径アップ(20→22mm)
・ハンドルクラウン剛性最適化、ハンドルホルダーラバーマント化
・新形状燃料タンク(タンク・シート着脱なしでエアクリーナーへのアクセス可能)
「YZ450F」主な変更点と特徴
1)より扱いやすくパワフルな新エンジン
低速での扱い易さと高速でのパワフル感を一層引き出すため、ピストン形状、吸排ポート形状、動弁系から点火&噴射マップなど性能パーツのほとんどを一新。とくに1速~2速ではトルク感があり扱い易く、3速以上ではパワー感が伝わる特性に磨きをかけました。
吸気バルブは現行の36mm径から37mm径に、排気バルブは30mm径から30.5mm径に拡大、これに伴い新ピストンを採用しました。吸気系カムプロフィールはオーバーラップを短縮し、素早い燃焼速度による良好なトルク特性を引き出しています。
2)独創レイアウトの新型エキゾーストパイプとサイレンサー
排気系の特徴は、2014年モデル「YZ250F」同様、独創的な形状のエキゾーストパイプです。ループ状にシリンダーを取り巻くデザインで、十分な排気管長確保による排気脈動効果により優れたパワー特性をもたらし、マス集中に貢献させました。サイレンサーは車体中心へ寄せた配置としてマス集中化を行いました。
3)潤滑・冷却系の軽量設計
潤滑方式はオイルタンクが不要で軽量化が図れるウェットサンプ方式を採用、クランクケースもコンパクト設計となり、250cc並みのコンパクトフレームに450ccエンジンを搭載しています。また、コンパクトなエンジンは十分な最低地上高を確保でき、アンダーガードなしの仕様としました。さらに、冷却水循環用のポンプには樹脂インペラーを採用するなど、細部にわたる軽量化を図りました。
4)新作のミッション及びギアシフト系の設計変更
1次減速比及び3速ギア比を変更し、新エンジンの特性に適合させています。さらにドライブアクスル、メインアクスル、ギアホイール&ぴにオンギアの仕様を一新し、スムーズな“つながり感”と“伸び感”を持たせました。
ギアシフト用の機構は、パーツを全面的に見直し、操作フィーリングを向上。バーシフトのフローティング、ストッパーレバー部へのボールベアリング追加等により、滑らかで素早い操作性を実現しています。
5)コンパクト&軽量ボディに貢献する新フレーム
新設計のアルミ製バイラテラルビーム・フレームを採用しました。450ccマシンのイメージを一新するコンパクトボディと、力強いパワーを活かしての走破性に貢献します。パワーユニット系を含めた各部軽量化の効果も加わり、現行より約0.7kg軽いボディに仕上がっています。
形状は現行モデルと同様で、ヘッドパイプ位置を10mmライダー側に寄せました。鍛造・鋳造・押し出し材など10数種のアルミ材を相互に溶接しユニット化しており、優れた強度・剛性バランスとショック吸収性を備えています。
6)その他の特徴
・“スマッシュムーブメント”コンセプトによるニューボディデザイン
・耐摩耗性に優れる新開発のインサートグラフィックによる“YZ”車体ロゴデザイン
・電装部品集中配置、新リアアーム、燃料ポンプ、新外装パーツ等による軽量化とマス集中設計
・軽量でスリムな新設計ラジエター
・新仕様インナーチューブ採用フロントフォーク及びフロントアクスル径アップ(20mm→22mm)
・ハンドルクラウン剛性最適化、ハンドルホルダーラバーマント化
・新形状燃料タンク(タンク・シート着脱なしでエアクリーナーへのアクセス可能)