(2010.9.2更新しました)
- 礼田 計
読者の皆さん毎日の猛暑いかがお過ごしでしょうか?
炎天下にさらされているオービスたちの電子機器が大丈夫なのか心配しております!オービスマニヤ礼田 計でございます。
ちなみにHシステムのメーカーによると外気温は−20度から+50度で正常作動し、気圧には影響されないそうです。
閑話休題。
今月は豪華二本立てです。最初は、「同じ場所の速度取締りなのに測定方法が違う編」です。
写真1から写真4は都内の某同所です。
歩道橋を見れば分かって戴けると思います。
写真1と 写真2は レーダー(N社のJMA230型スロットアレイアンテナ)を使用しております。
一方写真3と 写真4 は光電式取締り機器(同じくN社のJMA181型、ちなみに既に旧型)を使用しております。
写真3は測定本体の送受光器、写真4は路面反射鏡でレーザー光線を跳ね返して見えない線を引き測定しています。
最近のレーダー探知機は性能も良くなり、レーダー探知は元よりGPSの発達で速度取締りの場所まで教えてくれるものが多くなりました。
しかし、過信は禁物!光電式取締りのレーザー(レーダーとは全くちがう)の探知はレーダー探知機での探知は不可能なのだ。
ここに紹介したような両刀使いの場所が全国にはかなり存在すると思われるので十分注意しよう。
もう一つは「可愛そうなHシステムたち編」。
なぜ可愛そうか?
写真5は東名高速下り由比PA付近で平面アンテナがない。
写真7は長野自動車道のものでこれにはストロボがない。
写真7は 以前連載本誌中に報告した福島県のユニット部分の盗難にあったHシステムである。
ユニットとは写真8の ような現場でHシステムを円滑に動かす為の装置が詰まっている部分をいう。
盗まれてから数年が経過するが、2010年の春現在まだユニットは付いていない…………。
本シリーズ第一回でM社の速度取締り機器撤退をレポートしたがその余波は確実に広がりつつある。
この様な可愛そうなHシステムがどんどん増えて来ると予測している。
それでもドライバーに速度抑圧を促しているのはさすがHシステムではある。何とも嘆かわしいことではあるが!
そんな中、礼田は決定的なM社撤退の証拠書類を入手してしまった。次回に泣く泣くご紹介しましょう。
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