モトGPもてぎ開催がまだ決定していなくて、ファンをやきもきさせているところですが、全日本ロードレースも全日本モトクロスも開幕後はばたばたと過ぎて、両方とも3戦が終了。開催できるレースには、これぞとばかりモータースポーツファンが詰め掛けてます。 そして今月末はもう鈴鹿8耐ですね、真夏の祭典は、今年も猛暑になりそうで、選手の皆さんはテストとトレーニングを重ねているもよう。
シーズン始まったばかり? なのにもう真夏なので、体調を崩しやすいのは選手も関係者も、そして観戦にくるお客さんも同じなのです。先週の北海道で開催された全日本モトクロスでも、北海道にも関わらず午前中から熱中症で倒れる人、そしてライダーもいました。みなさん十分に気をつけて。
全日本ロードレースですが、第3戦もてぎでは井筒仁康選手が復活しました
4月に事故で無くなった高橋裕紀選手の弟、江紀君のバイクでST600にエントリーしています。
井筒選手は、もともとメカニックの方(レースも出ています)のバイクで、岡山のレースに出場の予定だったのですが、江紀君が亡くなったため「江紀と一緒に走ってください」との申し出で参戦することに。
しばらくレースから遠ざかっていたにも関わらず予選は4番手。レース結果は、残念ながら接触転倒でしたが、全日本ロードレースに戻ってきた井筒選手に奮起されたライダーが今後がんばってくれるといいですね、というかされなきゃダメでしょう。
井筒選手はワークスのころのようにカリカリすることなく、気の合うスタッフと今回の参戦をすごく楽しんでいるようです。プライベートでもカワサキの旧車のレストアをしているらしい。
そのあたりを掘り下げてたら「俺、めっちゃバイク好きやで!」と必要以上にバイク好きをアピールする井筒選手に「ホントは好きっ違うやろ!?」とつっこむスタッフ「そんなことない!バイク好きやし!」とさらに食い下がる井筒君で即興のコントみたいになってました。
なんだかんだみんなバイク好きなんですね。井筒選手のバイクは、BGあたりが取材するといいと思うよ!
全日本モトクロスも3戦が過ぎ、排気量の小さいIA2クラスでは開幕から三原拓也が4連勝、そして3戦和寒はヒート1でスズキの山本鯨が初優勝、ヒート2は中村友則が久々の優勝。レースは若手ライダーの勢いがすごく伸びていて、毎レース、毎周回ごとのトップ争いとか、転んでからの鬼追い上げ、最後まで見ごたえのあるレースがつづいてます。
IA1では成田は相変わらず速いですが、開幕の新井や2戦目のマディコンディションの熱田の安定感、IA2から繰り上がってきた勝谷武史も第3戦和寒では両ヒートとも表彰台を獲得し、IA1も新たな戦いの予感です
ところでみなさん、全日本モトクロス選手権に出場している国際A級モトクロスライダーはどれくらいいると思いますか?
各メーカーのホームページにはそれぞれのメーカーの選手が紹介されていますが、全体図はわかりにくいのです。
ロードレースもモトクロスも、サテライトチームからプライベートで参戦する選手で成り立っています。
ロードレースには「SUPERBIKE JP」という立派なサイトがあり、レース情報や選手、チームの情報が掲載されていますが、モトクロスには公式サイトはありません。
そこで、これまでモトクロスを長年取材して、選手たちの明るい表情やレースの面白さ、観客との距離の近さ、こんな楽しい競技をもっとたくさんの人に見てもらいたい、それにはまず、選手たちのことをもっと知ってもらいたいと思い、各メーカー、関係各社の協力のもと、モトクロスライダーのプロフィールを紹介したサイトを作りました。
タイトルは「モトクロ男子」といいます。流行りの「○○男子」にちなんで。
クリックすると選手のプロフィールがでてきます。環境のある方は、右端の動画で選手紹介が見られます。
こうやって並べると、案外イケメン! そして現地にきて選手と話すと、みんな更にイケメンです。私らメディア側でできることはみなさんにレースの楽しさや状況をつたえることです、これをみて、すこしでも多くの人がレース場に足を運んでくれることを願ってます。
※写真の上でクリックすると、大きなサイズの写真を見ることができます。
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