2018年7月24日

4連覇に向け死角なし!?  ヤマハが鈴鹿8耐ファンミーティングを開催

 六本木にある東京ミッドタウンのキャノピー・スクエア周辺を通行する人々を対象に「2018 YAMAHA SUZUKA 8HOURS SPECIAL EXHIBITION 『R1 EVOLUTION』」が7月24日、開催された。真夏の祭典、鈴鹿8時間耐久ロードレース(決勝・7月29日)を間近に控え、会場では昨年まで3連覇(201520162017年)を飾ったマシンが展示された他、2015年のマシンに乗ってサーキットを駆け抜けるVR体験なども実施される。

 また、事前招待によるヤマハ・ファンらを対象としてファンミーティングも開催。鈴鹿8耐3連覇中の♯21YAMAHA FACTORY RACING TEAM」をはじめ、世界耐久レギュラーチームである♯94GMT94 Yamaha Official EWC TeamGMT94)」 、♯7YART Yamaha Official EWC TeamYART)」 のヤマハ主力3チームのライダー、監督らが登壇、レースへの意気込みを語った。

 

♯21「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の中須賀克行、アレックス・ローズ(イギリス)、マイケル・ファン・デル・マーク(オランダ)個人で鈴鹿8耐3連覇はアーロン・スライト(1993~1995年)もいるが、同一チームからの3連覇は中須賀のみ。そして前人未踏の4連覇を目指す。

♯94「GMT94 Yamaha Official EWC Team」のデビット・チェカ (スペイン)、マイク・ディ・メリオ(フランス) 、ニッコロ・カネパ(イタリア)。F.C.C. TSR Honda France から10ポイント差をひっくり返し、逆転チャンピオンなるか!?

♯7「YART Yamaha Official EWC Team」の藤田拓哉、マービン・フリッツ(ドイツ)、ブロック・パークス(オーストラリア)。15回も鈴鹿8耐に参戦する常連チームでもある。現在、ランキング13位。

 

 4連覇を目指すファクトリーチームの中須賀克行らライダーは昨年と同じ顔触れ、熟成されたマシン、事前テスト結果から不安要素がなさそうな仕上がり。現在、ランキング2位のGMT94が目指すのは当然、世界タイトル2連覇。鈴鹿8耐は2017‐2017 FIM世界耐久シリーズ(EWC)の最終戦なので、泣いても笑っても日曜日に結果は出ることに。昨年は野佐根航汰が活躍したYART、今年も地元ライダーとして藤田拓哉が2016年以来の起用となった。

ファクトリーチームの吉川和多留監督は今年の戦いを接戦になると予想。優勝チームの周回数は前人未踏の220周も想定しているとか? ヤマハ発動機 MS統括部長兼MS開発部長の辻 幸一氏はヤマハ4連覇を目指すのはもちろん、多くの人々と鈴鹿8耐を盛り上げていきたいので、是非会場へ遊びにきてほしいと語った。

 今年、「R1 evolution  Rの“進化”が“革命”を起こす。」をスローガンに、上記3チームは赤・白のカラーリングをベースに、初代モデルの“YZF”“R1”ロゴ、“20周年記念”ロゴなどを配した特別カラーで出走。間もなく、戦いの火ぶたは切って落とされる!