MBHCC C-2
★アフリカ大陸(オンボロ)バスの旅(その12) 
「バオバブ、キリマンジャロ」

【前回の更新から4ヶ月ぶりなので、憶えていないかもしれませんが、前号までのあらずじ】
とあるお客様のアフリカ縦断バイクツアーのサポートカーとして手配を頼まれたミニバスの回送を兼ね、ヨハネスブルグからケニアまで東アフリカ8ヶ国を巡る約1万5千キロにおよぶミニバスツアーを企画。一石二鳥を狙った道祖神の若き辣腕添乗員菊地(現社長)であったが……バイクツアーはドタキャンとなりツアーのみを敢行するハメに。しかもこのミニバスがとんでもないオンボロ、2日間休み無く修理と運転を続ける悪戦苦闘の末1500kmを走破しケープタウンから旅は始まる。すると今までの苦労がウソのように快調に走りはじめ南アフリカの見所を巡る旅が続く。
 ザンベジ川に掛かる橋を渡るとザンビアだ。
 最初の町がリビングストン、その名の通り1800年にリビングストンが欧米人として初めてこの町を訪れ、ビクトリアフォールを発見(?)した。
 町には小さな博物館があり、リビングストンの探検の行程や、新聞記者スタンリーとの出会いなどが紹介されている。
 ジンバブエ側のビクトリアフォールの町と比べると、旅行者も少なく静かな町だ。

 潅木の茂るサバンナ地帯を一路、首都ルサカを目指す。郊外のキャンプ場は芝生が広々と広がり、清潔なホットシャワーと水洗トイレも完備している。
 スーパーマーケットには、大量の肉と大きく育った野菜や果物が溢れている。

 1泊しマラウイを目指して北上する。国境を越え首都リロングェを通過しマラウイ湖へ。
 対岸はかすんで見えない広大な湖だ。
 湖畔でのキャンプは快適だ。
 指定されたキャンプグラウンドでテントを設営していると漁師が魚を売りにきた。30cmは有ろうかと思われるテラピアだ。鯛に似た白身の魚で、早速焚き火を起こしテラピアの網焼きにする。
 ほどよく焦げ目がついたところで持参の醤油をかけて食う。美味い。もちろん白飯は南アで仕入れてきた日本米だ。
 地元の人の魚料理はほとんどが煮込み料理だ。トマトやイモ類、あるいは原産のオクラと煮込むことが多い。大変食べやすく美味しいのだが、やはり日本人は炭火での塩焼きが一番美味く感じる。 
 昼間は湖で泳いだり読書をしたり、たまった洗濯をしたり、絵葉書を書いたり……各自ノンビリとしたマラウイ湖でのキャンプだった。

 タンザニアに入るとバオバブの木が増えてくる、中には直径3mはありそうな大木も見られる。道もザンビアほど穴も無く、快適な舗装路が続く。
 渋滞が予想されるダルエスサラームを迂回し、キリマンジャロの裾野モシヘ。目の前にアフリカ大陸最高峰5895mのキリマンジャロの勇姿が広がる。 

 標高が高いせいもありキャンプ生活も朝晩は寒いくらいだ。欧米人の旅行者が多いせいもあり、キャンプ場も設備が整ったところが多く、その上安い。
 芝生の上に寝転がりサバンナの風に吹かれていると、いつまでもキャンプ生活を続けていたくなる。 
 明日はいよいよ旅の終着地ナイロビに向けて出発だ。(いよいよ次回、大団円。の予定)

キリマンジャロとゾウ バオバブとキリン
キリマンジャロとゾウ。パオパブの木とキリン。死ぬまでに一度くらいは自分に焼き付けておきたくないですか? 思い立ったら道祖神へお電話を。写真はイメージです。

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