編集部ブログ 勝島部屋から

編集部ブログ 勝島部屋から

※編集部宛のメールはこちら「bg@mr-bike.jp」へ。

2019年10月12日 

台風

- Noah Sellen @ 7:27 PM

とうとう関東上陸っていうハナシで、大きな台風接近にビビりつつ、大自然の圧倒的パワーにちょっとドキドキしています。

ただただ猛烈な雨がまず降って、畑が水浸しになって、風はそれほどでもなかったから、

「ちょっとCRM80で畑をぐるぐる走り回って泥んこになりたい」なんていう中学生的気持ちがムクムクしつつも、結局実行には移さないあたりが大人になったな、なんて。

代わりに、もしものことがあった時のために倉庫から発電機を引っ張り出してきました。

前に使ってからもう1年ぐらい経ってるかなぁ。かかるかな?と思ったらやっぱりかからないね。キャブのドレンを抜いてもガソリンは出てこない。

しょうがないからキャブを外してOH。ガソリンも新品にしたら、ドローコードを3回引っ張ったぐらいで元気に始動。素晴らしいぜデンタ君!

どうにもアイドリングが高いな……と見てみると、キャブを取り付けた際に何かのブリーザーを挟み込んでしまってて、ガバナーがうまく動けていなかったからもう一度外して付け直し。

ガバナーの調整もしっかりして、オイルが入ってることも確認したら、あとは元気に発電してくれてました。

でもねー、普通の人はなかなかキャブのOHをちゃっちゃとできないだろうから、それを考えるとカセットガスを燃料とするホンダの新しい発電機がいいね。そもそも一般家庭にはガソリンだってないでしょう。

 

発電機さえあれば、電気が止まっても大丈夫だし水が止まっても井戸ポンプを回せるから水も大丈夫。

発電機はやっぱり一つあると良いな。

 

巨大台風、何事もなく過ぎ去りますように。

 

ノア

2019年8月3日 

初めてツーリングマップル関西を買った

- Noah Sellen @ 5:08 AM

 皆さん、ツーリングマップルって使ってます?今は何でもスマホなんでしょうけれど、僕はどうもアナログみたいで、スマホ画面を見ながらツーリングするのが苦手。どうしても地図を見ながらああじゃないこうじゃないと言ってるのが好きなんです。全体像が見えるから「あ、こっちの道良さそうじゃん!」とか次々と浮気心が芽生えて、グルグルと余計な所を回れちゃう。だからツーリング計画はいつも「だいたい」。行きたい方角だけ間違わないようにして、あとはどんな道と出会えるか、みたいな楽しみ方をしてます。

 そんなツーリングマップルファンの僕ですが、今まで関西版(と九州版)だけは買ったことがなかったんです。九州は単純にツーリングする機会にまだ恵まれていないということですが、関西版はね、実は紀伊半島に行かない限り要らないんですよ!中部北陸版が西は大阪まで伸びてて、逆に中国四国版が東に大阪までカバーしているから。

 西日本はそれなりに行くけれど紀伊半島に行くことは無いから、関西版は買ったことがなかったんです。ところがちょっと紀伊半島に行く用事ができたから、初めて買いました。2019年版。そしたらコメントが現代風でちょっと笑っちゃいました()。だって「パワースポット」とか「インスタ映え」とか書いてあるんですもの。言葉って常にアップデートされていくものだしそれを理解してるつもりでしたが、ツーリングマップルでそんなことが書いてあると、なんかちょっとギャップがあったというか。いや、別にそれがいけないってわけじゃないけど、これまでのツーリングマップルで見たことがなかったからさ、驚いたってだけ。

 しかし紀伊半島は良いね!時間が限られててあまり回れなかったけど、3泊ぐらいしてグリグリと探検したい大きな半島でした。暑いから気を付けないとだけど、ツーリングシーズンですな!

 

(ノア)

2019年6月20日 

カワサキのナナハンですよ!

- Noah Sellen @ 6:07 AM

新しい号が出ました。カワサキ空冷ナナハンです。

先月号がFZだったでしょ?僕は予定が合わずあまり関われなかったのが残念だけれど、FZFZRってのは良いバイクだと思います。もうだいぶ前になるけれど、僕がCBX750Fに乗ってて、しかもちょいちょいイジくってたから後輪で90馬力ぐらい出てるという、割と速い仕様だったのに、現ハヤシ編集長のFZ750(当時ボロ・後にエンジン載せ換えてかなり速くなった!)と乗り比べたら全然敵わないでやんの!「やっぱ水冷は違うのかしら!」なんて思ったもんですが、いやはや、ソートー速かったです。

 

 FZの後のFZRは当然速いわけで。誌面にはOW01とか出てたけれど、僕が一番知りたいのは素のFZR750とかのインプレ。あれって今すごく安いし、それに比例するようにボロばっかりでかわいそう。「1000の縮小版だからね、どってことないよ」なんて無慈悲なことを言う人もいるけれど、あのFZ750の良さや速さや秘めたるポテンシャルを知っている身としては、その進化版であるFZR750は隠れた実力者じゃないかと思うんだよなぁ。うーん、乗ってみたい。買うとなるとどんなことに気を付けた方が良いかとか、知りたい。

 

 関連して、1000も興味ありますよ、やっぱり。「GSX-RFZRが出て時代が変わった」なんてことを言う人はけっこういるのに、今FZRGSX-Rほど認知されていないような気がしますな。FZR1000、けっこうヤバいと思うけどな。

 

 さらに隠れ名車と言えばFZR750SPでしょう!フォックスアイのやつ!あれなんてOW01とかと同じ立ち位置なのに、30万ぐらいで買えるんじゃないだろうか。絶対買いの一台です。あぁ、予定が合わなかったのが恨めしい。FZR特集、楽しそうだったのになぁ。

 

 で、最新号は翻って王道のカワサキ空冷ナナハンです。いわゆるZ2系のナナハンと、ザッパー系から派生したナナハンという2系統があるんですが、それらの乗り比べですね。コンビニに並んだばかりですからどうぞご賞味くださいませ。

 

 さて、何だかカラ梅雨ですが、そのおかげか雨に降られずにトライアルを観に行けました。もてぎで行われた世界選手権ですよ!藤波やボウが出てる、世界最高峰のトライアルです。

 土曜日は雨上がり&さらにちょっとチラチラ振ったりもしたためセクションはヌタヌタ!こりゃーいくらなんでもムリだろーよ!ってところは、やっぱり無理で()、世界最高峰の選手たちもみんな撃沈してました。……だよね。

 

 翌日の日曜日は雨も上がってセクションももう少し現実的に走れそうな状況に改善。前日の苦労を帳消しにするような素晴らしいパフォーマンスが見れました。

 

 トライアルっていい意味で人気がなくて(失礼!)、へんな場所取りとかないし、細かいことをいちいち注意してくる監視員みたいなのもいないし、とてもリラックスして観戦できるからイイんですよね。しかも相撲みたいに「安美錦ガンバレッ!」的に「藤波っ!」みたいな感じで声が飛ぶんです。モトGPも大好きだけど、近づけないしね、その点トライアルは一体感も楽しめるスポーツだと思います。

 

 バイクがまた凄いじゃん!だってトラコンとかABSとかナシですよ?ほぼライダーだけ!もちろんバイクの素性とかセッティングとか色々あるんだろうけれど、にしてもライダーのウェイトがかなり占めてる気がしてね、素直に凄いと感じます。

 

 で、モトGPと違って帰りに渋滞に巻き込まれない()。終わったらスムーズに帰れました。お薦めですねー、トライアル!

 

(ノア)

 

 

 

2019年5月29日 

ステムベアリングは大仕事

- Noah Sellen @ 7:28 AM

本誌ミスターバイクBGにてCRM80のレストアというか、不動車起こしみたいなことをやってて、スポークを張り替えてみたりフォークのOHをしてみたり、久しぶりに手をオイルまみれにする楽しさに立ち返っておりました。

 

が。

ロープで縛ってあるのは、作業するのにハンドルが邪魔だからです

 

 

メインで乗っているVストローム650のステムベアリングがどうにも怪しい。替えるとなるとお店に頼んだらけっこうお金がかかるし、自分でやっても大変な手間。ああやりたくない……と思って明らかにダメになっちゃってハンドリングが最悪なのに自分の感覚を否定して「タイヤが減ってるんじゃない?」なんて言っていました。

 

そしたら先日、ハヤシ編集長がチェックしてくれて、満面の笑みで「完全にシンデマス」と宣告。うぎゃー!ちょっと待ってくださいよ、編集長のGX750も色んな所が完全に死んでますよ!という言葉をぐっと飲みこみ、しょうがない、ステムベアリング打ち替えに臨んだわけです。

 

お店に頼んじゃおうか、とも思ったんですが、以前にステムシャフトにベアリングを打ち込むための専用工具を買ってあって、それってまだ10回も使ってない気がするから、「まだ元を取ってないぞ!」と自分でやることにしたんです。

 

いやしかし、最近CRM80ばかりで遊んでたからVストロームの大きくて重いこと!そしてカウルの邪魔なこと! さらには基本的にホンダ車ばかりをイジッてきた身としては、「おいおいスズキ!何でこんな設計なんだよう!」とツッコミを入れることシバシバ。むむ、秋口にはまたVストロームミーティングがありますからね、開発者にこの想いはぶつけますよ!「なんでこんな設計なの?」ってね。

 

それなりに苦労もしながら組みあがったステムベアリング。本当なら同時にフォークのOHもしちゃいたいところだったけど、どうにもこうにもフロントフェンダーが外れないというイレギュラーが発生したため断念しました。ま、その話はまたこんど。

 

というわけで、Vストロームの素晴らしいハンドリングが復活しました! やっぱり大仕事だったけど、その効果たるや絶大。締め切り真っ最中なのに、昨日はプチツーリングに行っちゃいましたね~

 

                       (ノア)

2019年4月1日 

勝手に東京モーターサイクルショー

- Noah Sellen @ 6:10 AM

去年のモーターサイクルショーは過去最高の入りだったはずだけど、今年はさらに微増したそうですよ。僕は金曜日のプレスデーではなく、土日の二日間行っていました。すごい人でバタバタだったけれど、勝手に気になった事レポートしようかな!  

 

ホンダブース: CBをおしてますよね、やっぱり。それぞれのCBモデルが○○周年ということで、CBブランドを展開。ナナハンフォアが展示されるのは当然でしょうけれど、初代のCB1000スーパーフォアも大きく展示されててなんだかうれしかったです。  

インディアン: とうとう現物が見れました!インディアンのダートトラッカー!かっこいー!実際にダートラを走るわけじゃなくても、これはカッコ良いナァ。  

 

 

ティムソン: 会場全体で思ったことだけど、昔はヨーロッパ系メーカーがたくさん出てたのに、最近は少なくなったな、と。代わりにアジア圏のメーカーが増えていて、オイルやタイヤも同様。タイヤではチェンシンとかDUROなどが有名かなと思うけれど、こちらティムソン。僕、自分のスクーターに履いてます。とにかく色んなパターンやサイズが合って選び放題。オンロード車なのにちょっとオフロードテイストのタイヤが欲しいとか、19インチってもっと充実しないの、とかそんなマニアックな要望に応えてくれるでしょう。「楽しいタイヤを提供したいです!」とスタッフさん。タイヤ選びの時点で楽しいっすね。  

 

アライヘルメット: ラパイドネオという、本誌読者にもピッタリ合いそうなシンプルなモデルが出たばかりですが。それに様々なカラーリングを施したモデルが出るようです!素晴らしい!しかもシャキンシャキンとしたデザインじゃなくて、シンプル&シックな、乗る人の年齢やファッション、バイクの種類を限定しないようなグラフィック。ちなみにHAのロゴはアライ創業者のイニシャルです。アライさん、素晴らしい展開です!! あ、ジェットタイプもありました。

  

 

 

JAF 500Γがありました。外装は綺麗だったけど、足周りは汚れが目立ったからもしかしたらJAFスタッフの私物かなぁ。

 

 

 

スズキ: 新旧カタナがありました。さすがの注目度で常に人の群れ。京都でワールドローンチがあったらしいですよ。知らなかったけど。

 

 

ヤマハ: 新型のR25がたくさん展示されてました。これのカッコ良いこと!こんなに尖ってるのに、ハンドルが適度に高くてシートが適度に低い。加えて写真のスクリーンはオプションだと思うけど、防風性も確保するっていうね、スポーツだけでなく公道での使いやすさも追及している感じが好印象。

 

 

キムコ: 電動のスポーツバイクですよ。250キロまで○○秒って言ってました(何秒だか忘れたけど)。すごくない!? 先行ってるなぁキムコ。気になってしょうがないメーカーです。

 

 

エキセルリム: 最近のネオクラシック系の台頭にも合わせて、様々な車種のスポークホイール化キットを作りたいんですよ~!と明るく語ってくれたエキセルリム。良いっすねぇ、チューブレスだとなお良し。なんだかスタッフさんに勢いがあったので期待してます。おねえさんもフレンドリーでした。

 

 

ドゥカティ: 新しいディアベルとムルチストラーダ、そして近日中にこのWEBミスターバイクで僕の試乗記も掲載されるハイパーモタードの3機種を中心にアピールしてたドゥカティ。スクランブラー系も魅力的。またこのおねえさんが素敵すぎて! ますますドゥカティファンになりました。

 

プジョー: おねえさんの衣装ナンバーワンでしょう!とっても素敵です!カワイイ!ちなみにプジョーのスクーター、クラシックなだけかと思いきやさにあらず、乗ってみたらすっごくしっかりしてて、しかもかなり速くて、さらにはそんなに高くないんだ!ダークホース的にお薦めな原二スクです。  

 

 

とまあ、そんな感じです。 全体的にね、かつてのビッグバイクでドヤ!ではなく、小さ目のバイクでめいっぱい遊ぼう!的な雰囲気を僕は感じましたね。メーカーさんもそりゃカタナみたいなフラッグシップは推すけれど、展示が充実してるのは125250が中心。パーツメーカーも、高性能を謳うばかりでなくもっとワイドレンジに、自由に楽しもうよ、という空気を感じました。

今後のバイク業界、どうなっていくのかなぁ……。   (ノア)

2019年3月18日 

5万キロを前に性能低下ゼロ!

- Noah Sellen @ 7:41 AM

新しいミスターバイクBGはご購入いただけましたか?表紙は黄色いGL1000ですよ。ゴールドウィング。テーマはね、「俺は違う」ってことで、王道系もいいけれどいろんな個性的なバイクに乗ってみませんかってものですね。僕はSRXを担当したんですが、いやほんと、アレは良いバイクですね。欲しくなっちゃう……ま、僕はすぐに何でも欲しくなっちゃうタチですが。

 

そんな僕がもう6年ぐらい(7年?)乗ってるのがスズキのVストローム650です。基本的に同じバイクで2度車検をとることはないぐらいポンポン乗り換える方ですが、Vストロームは長いですね。特筆するような長所があるわけでもないんですが、乗り物としてとにかく優秀で国内の交通環境にぴったりマッチ。僕の体格や使い方にも合っているんでしょう。現在の走行距離は4万5000キロほどとなりました。

 

で、不定期に連載しています「カスタムラボ」というページですが、今の号ではCBR650Fのカスタム車に試乗することができました。ベースは現行車だけど、見た目はかつてのCBR400F。これがなかなかカッコ良いだけじゃなくて、シートがグッと低くなってて乗りやすくもなってて好印象。エンジンマネジメントのセットアップはまだこれからだったけれど、あの現行CB650のパフォーマンスをあの低シート高とクラシカルな雰囲気で楽しめるんなら、いいなー!

 

そのカスタムを作ったバイクショップ「NEN」は、カワサキZX系が得意で、ZX-4やらZXR400やらのノウハウが半端じゃない。店主はなんと筑波のレコードホルダー。ま、ZX系だけにとどまらず400レプリカ全般が得意みたいです。

レース関連もやるということで、最近導入したのがシャシダイ、いわゆるパワーチェックができるやつですね。最終的には人間が乗るわけですから実走で微調整が必要かもしれませんが、シャシダイがあればだいたいのセットアップはできるということで、重宝するわけです。

 

「へー、良いのを入れましたねぇ」なんて言ってたら、「乗ってきたそのVストローム、測ってみますか?」とのオファー。

むむ、心配だなぁ。45000キロのあいだ、プラグは一回しか換えてないし、エアフィルターも掃除したことはあるけど交換はない。消耗品はオイルとオイルフィルターしか換えてないな……。さらにチェーンもスプロケも新車当時のものがそのまま。高速道路移動が多くて発進・停止を繰り返すことが少ないからあんまり伸びないんだろうね。でもさすがにチェーンとスプロケのかみ合わせも怪しくなってきてるし。うーん、50馬力ぐらい出てれば御の字かな?

ちなみに僕のVストロームのカタログスペックは68馬力だったはず。これはエンジンの出力で、シャシダイで測ると後輪出力だからだいたい10%ぐらい落ちる傾向。てことは新車時で後輪60馬力チョイじゃないかと推測すると、消耗品の状態や走行距離を考えると、まぁ50馬力ぐらいかな、と。期待して臨んで、予想以上に低いと落ち込むからね(笑)。

 

結果:62馬力!!! 素晴らしい!! 45000キロ走ってほぼロス無しってことでしょう!? というか、チェーンとスプロケとエアクリとプラグを換えたらもっといくんじゃん!?

 

Vストロームミーティングにも関わったりして、良き相棒として重宝しているVストロームですが、実は最近他のバイクに乗りたい熱が高まっていて、5万キロを節目に何か違うのに乗り換えようかなぁなんて思っていた矢先の好結果。5万キロ程度じゃエンジン本体の性能は全然落ちないってことがはっきりしました。なんか中古車でも5万キロって言われると「どーかな~」なんて思っちゃうけれど、ちゃんと大切にされてきたものなら大丈夫だな、きっと。前に乗ってたバンディット1200も4万キロ走ってても後輪で115馬力出てたもん。

 

やっぱり良いヤツだなぁ!Vストローム!もう少し乗っちゃうぞコンニャロメ!

 

(ノア)

2019年2月11日 

アルパインスターの発表会

- Noah Sellen @ 8:05 AM

モトGPのマルケスをはじめ、様々なカテゴリーのライダー・ドライバーが着用しているアルパインスターブランドですが、定期的にわれわれメディアに向けた発表会があるわけですね。以前は欠かさず行っていたのだけれど、住まいが遠くなってからちょっとご無沙汰。久しぶりに参加することができました。

なんつってもカッコ良い商品が多いアルパインスター。特にトップライダーと同じものを着てるという満足感は、あまりミーハーではない僕でもなんだか感じちゃうものです。でもアルパインスター製品の強みは何だろうなぁ、となんとなくぼやけた印象が以前はあったため聞いてみたら「ウチはもともとブーツ屋さん。アルパインスターの良さはブーツにあり!」と言われてSMX+という競技志向が強すぎないレーシングブーツを着用。これが滅法いいんだ!! 動きやすくてフィット感が高くて……壊れない!とても気に入っていて、アルパインスターの強みをしっかり見せられた想いです。

今回の発表会では、8月に発売が開始される秋冬ものを見ることができたのだけれど、こりゃ良いな、ってものも多数。特に気に入ったのはカジュアルなSTRATOS V2 DRYSTARジャケットかな。カジュアルなのに機能がしっかりしてるのが良いんですよ。

あとレザージャケット、いわゆる革ジャンも、クラシカルなルックスなのにフィット感が高くてカッコ良いという、HOXTON V2というのを試着。着心地は最新なのに見た目はクラシカルで我々絶版車愛好家にも良さそうです。

もう一つはジーンズ類ね。前にも書いたけれど、バイクに乗ることを考えるとジーンズのスソ、というか股下はメチャ長くなきゃいけないんです。じゃないと跨って膝を曲げた時に靴下が見えちゃうという屈辱的カッコ悪さになっちゃう!それなのに国内のバイク用ズボンはけっこう短いのも多いんだ。だけどアルパインのは長かった!良いねぇ! COPPER V2デニムパンツってやつ。肌触りもしなやかで色も良く、気に入りました。カッコ良いナァ!

 

ちなみに前の投稿にも書いたけれど、ダカールラリーって氷点下から40℃まで気温が変動したりするのだけれど、アルパインスターでもサポート選手がいるわけで、「あれはいったいどうやってライダーの快適を保っているんです?」とアルパインスタースタッフに聞いてみました。そしたら、そもそも走ってるときは体温が上がるからそんなに厚着することもないらしいのだけれど、でも袖がとれたり、レイヤーを重ねて調整したりとなかなかハイテクなウェアらしいです。腰に袋みたいのがあって、そこからサッと取り出して羽織ったり、逆にサッと脱いでその袋に押し込んだり。機能性だけでなく着脱もスピーディにしなければいけないからけっこう要求度の高いウェアらしいです。そりゃそうだよね。

 

そんなアルパインスター発表会でした。

ぜんぜん暖かくならないね……。バイクには厳しい季節ですが、ミスターバイクBGはそろそろ最新号が出ますよ。コタツでぬくぬく読んで下さいませ~。

 

(ノア)

2019年1月15日 

2019年2月号

- Noah Sellen @ 9:18 AM

そうそう!ミスターバイクBGの新しい号が出てましたよ!忘れてた(笑)。というのもね、年末進行っていうパニックの中で、普段は月明け4日ぐらいまでに終わればいいものが年末月末28日までに終わらせなきゃいけなかったから、編集部&関係者一同ハラハラドキドキしながら超バタバタで年末に終わらせたんですね(一部こぼれたけど)。そうするとこの号を作ったのはずいぶん前のような気がしちゃって、あれ?今さら出たぞ?みたいな感覚なんですよ。

 

で、その最新号。新年号恒例の全国津々浦々カスタムの紹介と、本誌としてはレアな「アドベンチャー」にフォーカスした巻頭特集です。アドベンチャー、流行ってる……って思いそうなもんだけど、そんな安易なことじゃあないんです。今、メチャ寒いじゃん?寒い季節にも乗り続けやすいバイクって言えば、まぁスクーターか、やっぱりアドベンチャーってことになるんですよ、と、自分もVストロームの650に乗ってる僕が言うと説得力あるかな?? 季節を問わず、バイク乗ろーぜ!ってことですね。

 

つっても最新モデルばかり取り上げてもしょうがないからね、アフリカツインとか、そして寛大なオーナーのおかげでDR800も登場させることができました。ぜひ見てみてくださいな。

 

 

 

アドベンチャーと言えば、今、ダカールやってますよ。つっても今のダカールはアドベンチャーモデルとは関係ないか……

 

ダカールをおさらいすると、かつてのパリからダカールまで行く「パリダカ」ではとうになくなっていて、今は南米を舞台にやってるんです。名前もパリダカではなくて、ダカールラリーです。季節も反対になるから暑い夏じゃん、と思いきや、毎年とんでもない高地(ヘタすると氷点下)から灼熱の砂漠まである変化に富んだルートでスーパーハードなレースになってます。去年なんて最高高度確か4000m以上だったハズ。富士山より高いぜ!高山病になるライダーも多いし、バイクだって窒息しますよそりゃ。ウユニ塩湖をひたすら走るステージとかね、ラジエターに塩が詰まってオーバーヒートとかも続出。マジ、ヤバいレースです。マン島ファンの僕ですが、マン島がおままごとに思える、なんて言ったら失礼だけど、ほんと、「最もタフなレース」と呼ばれてるだけのことはあるダカールです。

 

バイクは450のシングル。かつてのアフリカツインとか、水平対向BMWとか、そういった大排気量はもう出て無いんです。各社作ってるモトクロッサーが450ccだし、それに合わせましょうよってことでレギュレーションが改められて、今はみんなモトクロッサーやエンデューロレーサーをベースにした450シングル“ラリー仕様”です。

 

こうなった時に最初に「え~!?」と異を唱えたのはKTM。それまで大排気量で好成績を残してきたのに、450cc化はホンダやヤマハを利するんじゃないか、という話しだったのに、ダカールが10年前に南米に移ってからKTM、一度も負けてません(笑)。KTMマジ強い!! ホンダがワークス参戦してるのになかなか勝てない……んだけど、今年は今のところ総合一位ですよ!とうとうKTM連覇に終止符が打たれるかもしれません。最後までわかんないけど。

 

2019のダカールは残すところあと3ステージ。今年は珍しく単一国ペルーのみでの開催で、リマでのゴールです。今総合1位はホンダのブラベック、2位はKTMのプライス、そして3位はヤマハのバンベバレン。さー、どうなるかなぁ!久しぶりに国産メーカーの総合優勝なるか!?!?

 

楽しみ楽しみ!!

 

(ノア)

 

追記:ごめん、ヤマハのバンベバレンは今総合2位だった! 情報が錯綜するんだワ…… ますますがんばれ!

2018年12月31日 

あらら、もう大晦日

- Noah Sellen @ 6:32 AM

 

いやあ、寒いですね。

毎日早起きの僕ですが、今朝の温度はマイナス5。走り納めなんて言いますが、真昼間の僅か2時間ぐらいのゴールデンタイムをピンポイントで狙わないと無理!今日は最近一番出番の多い100ccのスクーターで走り納めよう。近所のホームセンターまで(笑)

 

「年末進行」という言葉に戦々恐々とする編集部ですが、印刷所も正月休みに入ってしまったので年内にできることはもう終わってしまい、結局年明けまで次号の原稿を持ち越す、というね。ダメだなぁ…… 2019年こそはもう少し計画的に誌面作りができると良いのですが、でもね、いつもギリギリになっちゃうのは、関わっている皆さんがギリギリまで引っ張ってでもより良い記事や最新の記事を突っ込んでいきたいからなんですよ。そのスピリッツたるやあっぱれ。

 

 

そういった心臓に悪い生き方ができない僕は、締め切りをしっかりと守って、ソコソコの記事を……いや違う!その範囲内で、現時点で最高のものを!!書いていくのです。ライターや編集ならばもっと神経が図太くなきゃいけないんでしょうね。僕は昔から石橋を叩きまくってから渡るタイプ。なるべくリスクは犯したくないと思ってる小心者です。ま、新年14日発売の号は滞りながらも進んでいますので、たぶんまたちゃんと発売されると思います(笑)。

 

年末に飛び込んできたニュースを二つ。

 

一つ目は、アライヘルメットです。

僕が誌面でよくかぶっている「カフェレーサー」というジェットヘルメットがありまして。濃いグリーンで下の方にはチェッカー柄、サイドにはゴールドで大きく「7」と書いてあるやつですね。これはバイクの種類に関わらずけっこう似合うヘルメットだと思ってます。でも残念ながら絶版。こういった普遍的なデザインで、クラシックにもモダンにも合うようなのがあると良いですよねぇ、と常々アライさんには申し上げてきたのですが、まぁ、僕のそんな意見とは関係ないだろうけど、クラシックなバイクに合いそうなシンプルなフルフェイスが発売されたようですよ。その名も「ラパイドネオ」です。

80年代のクラシックスタイルのオマージュ、という事ですが、個人的に何が良かったってヘルメットの外側に色んなダクト類がついてなくてツルッとしてること。もちろんダクト類は通気性や整流効果があるのだけれど、一方でぶつけると割れたり、経年で色が変わったり、内部の掃除が難しかったり、メットインによっては入りにくかったりと、その高性能とトレードオフされる部分もなくはないんですね。そしてあんまりレーシーだと本誌読者の愛する絶版車系や、最近トレンドのネオレトロ系にはスタイリング的に合いにくかったりもするでしょう。だからこのラパイドネオ、私的に大歓迎。これカッコいいナァ。長く大切に使えそうです。次はシンプルでストロングなグラフィックに期待です。

 

もう一つはダンロップ。

TT100GPは良く知っているブランドでしょう。ダンロップの歴史の1ページ、マン島TTイメージのスタンダードバイアスながら、実はけっこう良いグリップをしているアレです。

あのTT100GPにラジアルタイプが出たんですよ!おおよそそのままあのパターンで、120/70のフロント、180/55のリア。共に17インチです。Z900RSCB1100RSまたはXSRなどに使える、今主流のサイズですね。タイヤは大切な機能部品ですが、一方でメジャーメーカーの今のタイヤでハズレはないわけですから、パターンを楽しんで選ぶのも良いわけですね。タイヤ銘柄でバイクの雰囲気がガラッと変わりますから、こういった商品の登場は嬉しいナァ。

 

とまぁ、寒いのでバイクにも乗らずに情報だけをむさぼってるわけです。恒例のしめ縄は作りましたよ。明日は穏やかな新年を迎えて、翌週からはモトGPロスの僕を癒してくれるダカールも始まりますからね、2019年、元気にスタートして、楽しく安全に過ごせますように。

 

ではでは、よいお年をお迎えください。

 

(ノア)

 

2018年12月5日 

トップボーイ100

- Noah Sellen @ 7:14 AM

 

この前の2スト特集の時にちょっと書いたけれど、最近久しぶりに2スト車を手に入れたのです。その名もキムコの「トップボーイ100」。知ってました?

 

僕は正直、このモデルを知らなかったです。キムコは最近とても元気で、ヨーロッパでも販売が好調、日本市場にも力を入れているし実際に乗ってみると魅力的なモデルがたくさん。安いモデルはソレナリに作って、高いモデルはちゃんと作り込むっていう緩急がうまい気がします。かつてのシグナスXとアクシストリートみたいにね。

 

いや、良い意味で言ってるんですよ!何でもかんでも高級志向なのはやめて欲しいもの。ただの優秀な道具という、飾らないバイクもあって良いと思っています。キムコと言えば電動バイクのインフラ整備などにも積極的ですね。そういう面では国産メーカーよりも先を行っているとさえ感じます。ちなみに250ccスクーターのG-Dink、これ、買いです。ステップスルーで超便利&カッコいい&速い&リーズナブル。ニーゴースクーターのダークホースですね。

 

さて、トップボーイですが、なんでそんなレアなバイクを入手したかって、たまたま引っ越しでこれが要らなくなったという人からもらったんです。原2スクーターは一度手に入れると手放せなくなると言いますが、ホントそうですね。チョー便利!2ストロークの100ccですから速い、ですよ、それなりに。メチャクチャ速いってわけでもないけど、2スト100ccなりに良いダッシュを見せます。小雨が降ってても足元濡れません。メットインに荷物入るし2ケツもできます。でもどこに行くにもその機動力が楽しくていつでも全開だから燃費が悪い……気がしてました。

 

で、先日紅葉ツーリングに出かけました。セロー2台とCB223Sだっていうから、トップボーイぐらいがちょうどいいだろう、と。北関東の裏道を繋いで舗装林道をグネグネするツーリングではセロークラスに全く引けを取りません。高速を使わないツーリングならコレで十分だな!なんて思ってたら、燃料計がグングンと下がってきました。その下がるスピードの速い事! 100キロほど走ってビビって給油したら全然入らない。今までマックスで5リッターしか入ったことがないけど、この時は3.5リッター。え?てことはリッター28も走ってるってこと?2スト100ccでほぼ全開で?優秀じゃん!タンクが小さいだけか!

 

田舎に引っ越してからどこに行くにも軽トラになってしまって、あまりバイクに乗らなくなったことを心苦しく思っていましたが、トップボーイが来たおかげで軽トラに乗ることは減りました。やっぱり最高じゃん、原2スクーター!ヤメラレナイ!

 

(ノア)