編集部ブログ 勝島部屋から

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2013年2月18日 

シーズンに向けてバッテリーは充電を

- Noah Sellen @ 10:40 PM

以前のTOT参戦時。この時はそんなにボロくなかったなぁ!

タマーに春の風が吹いてますね。
6寒1温ぐらいですが、梅の香りがソノ気にさせます。
さて、来シーズンのサーキット活動はどうしようかな、と。

大好きなZX4はしばらく動かしてないからな。たまにはエンジンをかけないと、と思ったらバッテリーが上がってるのは冬の常。でもねー、走るまでまた時間があるから、今のタイミングでバッテリーを買うのもアレだと思って。でもどうしても何かいじりたくなって、勇んでザンザスのホイールを入手しました。

これでリアが17インチになるから、ベッチョベチョハイグリップタイヤが履けるじゃーん! みんなが「履けば1~2秒上がる」(もちろんサーキットによりけり)というあの魔法のタイヤ、一度は履いてみたいなぁ!
しかも幅が4.5インチだから160サイズ。ということはもう、選び放題っす!

ここでいつも気になるのが車高。今まで18インチだったのが17インチになるんだから当然下がるでしょう。と思ったら、ZX4が純正で履いてる140/60-18は外径が633mm。新たに履く160/60-17は635mmとなんと外径大きくなってんじゃん。なので純正で考えたら下がるどころかわずかに上がってるわけだ。(新製品のダンロップα13比較ね。α12より良くなってるのかな? 履いてみたい!)

でも今までZX4にはワンサイズ太い150/60-18(外径645mm)を履いてたから、今まで慣れてたものに比べるとわずかに下がった計算。む、そうか。

先シーズンの終わりの頃、ある有名なTOTレーサーの方にZX4に乗ってもらったら「ぼろいくせに結構速いねぇ(笑)。でも後ろの車高を上げたい。問題はないんだけど、ハンドリングが古くて、今のタイヤでサーキットを走るならもっとずっとケツ上げしたほうがいいね」と言われました。「この状態でノア君の今のタイムが出てるなら、足周りをちゃんとしたら劇的に速くなるはず」なんて嬉しいことを言うもんだから「ま、ま、」なんつってポカリをオゴりました。おだてりゃ木でもなんでも登りますよ!

でもねー、古いモノショックはなかなか替えがなくてね。安価なアフターマーケットショックってだれか作ってくれないかなぁ。僕みたいに走行会や、せいぜい草レースな人には色んな調整機能はあまりいらないのだけど。車高調整とプリロード、リバウンドぐらいの、「純正よりはちょっといいかな」ってのを5万円ぐらいで作ってくれないものか。

今年のサーキット初めは、4/13筑波1000の走行会かな! 
みなさん、そろそろシーズンに向けて準備の季節ですよ~

(ノア)

2013年2月6日 

ミゾレの日のミドル妄想

- Noah Sellen @ 11:12 AM

今年の僕の年賀状。下にライダーはシュワンツだよって書いたんだけど、受け取った多くの人から「ノア君は好きなことやってうらやましいなぁ」なんていう反応をいただきました。いやいや、僕は写真を撮っただけっす! バイクが手配できるならシュワンツと走りたかったけどねぇ。

BG3月号にとって、昨日は本が印刷される前の最後のチェック、校了といわれる作業の日でした。この校了時にみんなが疲れ果ててると誤字脱字などが増えるわけですが、昨日の編集部はいつもほどドンヨリしてませんでしたので、次号はより完成度の高いのを期待できそうです(笑)

で、年明け恒例の読者の皆様からの年賀状を紹介するページがありました。皆さんバイクライフを楽しんでいるようで何より! わざわざ僕宛に送ってくださった方々、ありがとうございました。

毎年送ってくださる中で特に嬉しいのは、革製品屋さんの「リューグーレザーズ」。もう5年ぐらい前に一度取材したきりなのですが、以来毎年年賀状をくださり、しかも必ず社長から一言直筆で添えられています。これぞ年賀状でしょう。印刷だけで何も書かないなら、一括送信のメールでも良くね? と思ってしまう人情派の僕です。きっとその姿勢は企業姿勢にも現れているはず、とリューグーレザースを応援している次第です。

もう一つ、必ず一筆添えてくれるのは「KTMジャパン」。僕みたいないちライターに一つのメーカーが出す年賀状に、社長及び親しくさせてもらってるスタッフが一言添えてくれる。感激です。やっぱりKTMも応援したくなるわけです。人情派の僕としては。

KTMといえば、僕が勝手に大絶賛してる(そして一般的にも評価の高い人気車種)のが新型の690DUKE。これは本当にイイね! バイクに乗るのが最高に楽しくなる。シチュエーションを選ばずに、クラッチを繋いだ瞬間から楽しい。

去年、新型になって以前の型よりもフレンドリーで扱いやすくなったのも大歓迎ですが、何より凄いのが値段だと思う。82万円ですもの。

僕が愛読してるある二輪雑誌で以前、国内外のミドルクラス(400cc~800ccぐらい)のバイクを集めてミドルの魅力に迫ろうという企画を、数ヶ月にわたってやってたことがありました。色んなライダーがそれぞれ点数を付けて、ベストなミドルはどれだ! とやったわけです。1000ccオーバーはちょっと億劫だけど、軽量車体で70馬力ぐらいあるといいよね、と常々思ってる僕にはぴったりの企画でしょ? 

その総集編で優勝したのがトライアンフのストリートトリプル。ま、順当でしょう。とってもいいバイク。楽しいし、ポジションが楽でツーリングできるし、何よりエンジンが最高。「官能的」という言葉はこのエンジンのためにあるようなもんでしょう。

他の上位はKTMの先代690DUKE(まだ新型が出る前だった)や、BMWのF800Rといった外車勢が入ってきたのだけど、その中になんとグラディウスの650がランクイン! しかも上位ですよ。いい意味で「普通」のバイクなのだけど、でも個性豊かな外車勢の中でこの位置はサスガ。とっても素性のいいバイクなんです。

さて、その当時の記事を読み返してたら、グラディウスは外車勢よりも20万前後も安いのにこの順位は凄い、という記載がありました。

その価格(当時)なのですが。
ストリートトリプル:114万4500円(R仕様)スタンダードは99万9600円
690DUKE:121万8000円
F800R:125万3000円(ハイライン)スタンダードは106万4000円
グラディウス650:88万2000円(モトマップ)

うん、こうしてみるとグラディウスは安いような気がするけれど、でもその装備などを見ると、外車勢といくらか差があって、その差の分の価格差かな? とも感じました。

ところがだ、新型の690DUKEは82万円で出たですよ! (2013年はちょっと値上がりしたけど)
しかもトップのストリートトリプルは、スタンダードの方なら100万円切ってるでしょ? こうなってくるとグラディウス、もうちょっと安くならないかなぁ…なんて思っちゃう。いや、とってもいいバイクですよ。価格に見合った。日本で作ってるし。だけど相対的に見て、ね。

今この企画をやるなら、GSR750とか、ホーネット600(新型になってテールカウルがかっこよくなったね!)とか、アプリリアのシヴァーなんかも入れたいと思うけれど、改めてやってもグラディウス650は上位にくると思う。すっげーいいバイクだもの。

Vストローム650が国内販売をはじめたから、次はグラディウス650の国内販売に期待してます。勝手に。Vストロームの逆輸入版は100万円ぐらいだったのが、国内だと88万円。んじゃグラディウスも同じぐらい下がったら76万円ですか? 人情派の僕としては(笑)

ホンダのNC700がこのクラスを一気に活気付かせたと思う。「ななひゃくぅ~!?」なんて、なじみのない響きに最初は戸惑った人もいたけれど、ふたを開けてみればバカ売れ! そりゃそうだよ、僕は前から言ってんじゃん。650ccぐらいのツインは下からトルクもあるし最高速もある程度期待できるし燃費もいいよって。うーん、前に乗ってたホンダブロス650は良かったなぁ!

これに乗っかって、他社も650~750ccツインを出していこう! そしてNCにはRバージョンがあるといいね! 8000回転まで回って、65馬力ぐらいあって、ホイールベースももうチョイ短くて。どうすか、ホンダさん&スズキさん!?

あーあ、長くなちゃった。すみませんね、外はミゾレだから妄想ばかりが広がるんですよ(笑)
(ノア)