編集部ブログ 勝島部屋から

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※編集部宛のメールはこちら「bg@mr-bike.jp」へ。

2014年2月15日 

ミスターバイクBG 3月号が発売されました

- Noah Sellen @ 3:32 PM

 

 

さて、前回なんで音について書いたかって、これが答えですね。

ミスターバイクBG3月号が昨日発売されて、その巻頭特集が音にフォーカスしたものだったわけです。

 

今やネットの世界が一般化したから音が出るサイトもいくらでもあるけれど、あえて音が出ない紙媒体でこのテーマを取り上げるとは、さすがBG!(なのか??

 

色々と想像しながら読んでいただければ幸いですが、p67の見開きとか、p1011の見開きなんかは、わざとバイクの後ろを空けてあるですよ。バイクの後ろに引っ張られている音を皆さんに想像してもらおう、というわけですね。

33ページにわたるボリュームを持たせた特集で、読む部分も多くありますのでごゆっくりご賞味くださいませ。

 

えー、個人的な活動を振り返ると、

IBARAGY RESTORATION PROJECTはボチボチ進んでます。多くの読者さんから「どうなのその後」と声をかけていただけるのですが、ま、本当に「ボチボチ」ですね。来月号ではエンジンがかかってるのをお見せできる、かな?

 

p54からは「軽トラにバイクを積んでくるミーティング」があります。最初は「なんだそりゃ()」と思ったけど、こりゃ大成功でしょう! 寒い冬はバイクで出かけたらかえって危ないこともあるし、軽トラに乗ってればかがみこまなくてもバイクがよく見れる。うーん、また欲しくなるな、軽トラ。

 

そのあとはミーティングものが続いて、

 

マニアックバイクコレクション!なんとカバルケイド!必見!

 

TGGでは音にフォーカスした特集にちなんで、とても音のいいトライアンフの3気筒を選んでみました。スッゲー速くてひっくり返るね!!  新しく着ているアルパインスターズのRIDEOUTジャケットもとても良いです。

 

p267からはマン島のレポート最終回をお送りしてます。

 

…などなど、今月も色んな事がぎっしりです。

雪の中バイクで出かけるなんてやめた方が良いよ。昨夜僕はひどい目にあいました。

こんな日は雑誌でも買ってコタツですよ!

 

ちなみに世の中の皆さんからは「雪かきで腰痛なんです」なんていう声を聞くのですが、僕はコタツでお餅を食べながらくしゃみしたらプチギックリ腰に……。歩けはするけど、靴下履けない。あーあ、もうしばらく(願わくは春まで)はコタツから出られないな!!

 

(ノア)

2014年2月11日 

寒いしバイク汚れるし… 早く溶けて下さい・雪

- Noah Sellen @ 12:22 PM

 

スパにいたアグスタ4気筒メガホンマフラー。本文とはあんまり関係ないです。

雪って困る!

降った時はハシャいでオフ車で出かけたりするけれど、翌日にはベチャベチャになっちゃってさ、さらに一晩たつと凍って硬くなって雪の楽しさはもうない。

じわじわ溶けるからいつまでもベチャベチャしてて、バイクがスッゲー汚れるし洗車も意味がない。あぁあ、早く気持ちよくバイクで出かけたい……。

 

に、加えて今日は寒い。やめたヤメタ!家にいよう!コーヒーを淹れよう!

 

やかんがシュンシュン言ってお湯が沸いて、ドリップの前の蒸らし用にコーヒーにちょっとだけお湯を注いだ時の音が好き。ドリップが始まらない程度のわずかなお湯をコーヒー豆が吸って膨らんでくる。プチプチ、みたいな音がしてコーヒーの香りがたつ。窓の外を見れば屋根の雪が解けてポタポタと水滴が軒から落ちていく。

 

コーヒーのプチプチ音がピークを越える頃に、本格的にお湯を注いでドリップ開始。ハンテンとコタツ、おいしいコーヒーとチョコレート。幸せ()

 

このコーヒーのプチプチ音が好きなのだけど、じゃバイクで好きな音って何だろうなー、と考える機会が最近ありました。ま、排気音で言えば、みんな好みがあるでしょう。個人的にはちょっと濁ってるぐらいの音が好きだな。ヤマハのクロスプレーンのR1とか。普通の直4みたいに「コォーンッ」とフケるよりも「ギャーンッ」とか「バラバラッ」みたいなのが個性があって好みでは、ある。

 

あとはあらゆるマフラーの音ね。集合管なんてどれも同じじゃんか、あとは音の大きさだけでしょ?と思っていた学生時代、その中でもWR’sの音だけは特別に特徴があった覚えがある。友達がバンディット250に乗っててこのWR’sのマフラーをつけてたんだけど、明らかに他のマフラーとは違う音がして、まーカッコいいと思ったね!カーボン巻のタイプじゃなくて、アルミで横に黄色いステッカーが貼ってあったアレ。排気口の上のところにWR’sって書いてあるのもカッコよかった。

 

今はマフラーによってちょっとずつ音が違うのもなんとなくわかる気がするのだけど、ウソかもしれない。スチールマフラーの方がステンやチタンよりもどこかまろやかで官能的な音がする気がするけど、それも単純にスチール管をつけてるバイクが旧いバイクだから、不完全燃焼が多かったりしてそういう音になってるだけかもしれない。きっとマフラーだけの問題ではないのでしょう。だって最新のSSにスチールの集合管つけてもああいう音にはならないような気がするんだ。

 

一方でメガホンはやっぱり特徴があるな。かつてのホンダのレーサーについてた、気筒数分の独立したマフラーは特徴的な音(とすんごい音量)だったけれど、こんなメガホン管を例えばCBR250RRにつけると、やっぱりそういう音がするもんね。’97年に出たスーパーフォアベースの4本出し400㏄「CB400フォア」も、カタログのキャッチコピーに書いてあった通りに「4発の音がする」んだ。だからたぶん、マフラーは素材によって多少は音に変化はあるだろうけど、基本的にはマフラー形状によって変わるんでしょう。え?そんなの当たり前だって?さーせーん!

 

ちなみに僕はXSとかWの旧いツインも、VTR-SP1とかTL1000Rみたいな高性能ツインも、ツインの音はかなり好きです。とってつけたように書くけど。

 

BGではMテック中京さんとコラボして安価で高性能なZ1000&マーク2用のマフラーを完成させました。

 

こんな感じでさ、90年代車のマフラーも各社作ったらいいのにね。XJR1200~1300とかGSF1200~バンディット系、CB1000~1300SFとか、ZRX1100~1200及びこれらの400㏄バージョン、この年代のバイクってまだまだたくさん存在するしカスタムベースとしてとてもいい。なのにこのぐらいになるとマフラーってみんなチタンとかさ、やたら高価なものが主流になっちゃう。安価に着せ替え感覚で楽しめるテッチンマフラーが選択肢としてもっとあったらいいのに。

 

 

あぁコーヒーが美味い!! お昼は温かいそばにしようかな。ズルズルとすする音がまた体をヨケーに温めてくれる気がする!   (ノア)

2014年2月3日 

NC750とGSR250Sが気になる気温18°の午後

- Noah Sellen @ 2:29 PM

 

仮に自分のVストローム650のシートを外して座ってみた。なるほど驚異的な足つきだ! これならガレージからの出し入れも安心かもしれないね!

 うずくなぁ。立春が近づくと、新しいバイクが欲しくなる。

風に春の匂いが混じるともうたまらない。今持ってるバイクたちで何も不満はないのに、なんか違うのが欲しくなる。

どうしよう。

どうしよう。

 

ミスターバイクBG毎号100ページ目に「ノンポリバイク選び」というコラムを書かせてもらってて、毎月アレ欲しコレ欲しと書いてますが、いろんなカテゴリーでそれぞれ欲しいモデルがあるから定まらない。

 

①もちろん、大きいバイクも1台は欲しいわけですよ。アクセルを開けるとうわわぁ!っとなるようなやつ。候補はCBR600とか、ZX-9Rとかなんだけどね、なんとなく決心がつかない。乗るバイタリティ的にも価格的にも。

 

②違うカテゴリーだと250㏄クラスが欲しい。ずっと言ってるけどスーパーシェルパ、いいね。あとはなんだろ、XR250とかでもいいし旧いセローでもいい。

 

③モタードも欲しいんだよ。KTMとかハスクのすんげーやつとか、DRZ400SMでもいいですな。

 

だけどね、どのカテゴリーも得るものにまずは注目するでしょ?だけど反対に失うものも見ると気持ちが定まらなくなるんだ……

 

①だと滅法速くてだいたいのものには負ける気がしないけど、本気でスポーツしようと思ったら結構お高いタイヤ代を払って、筑波サーキットサイズのコースじゃないと本当の楽しさは見出しにくいでしょう。そうすると「速い」って快感を追い求めるために金銭的なコミットメントと、あとは本気出すためには筑波等にいく時間や労力も考えないといけない。それでもそこら辺の良いバランスはCBR600とかナインアールだと思うんだけどね。

 

②はね、林道(というかハマヤ先生が連れてってくれる獣道)でちゃんと遭難しない程度の性能を持ったオフ車。こういったのは街乗りも楽でさ、燃費も良いし転んでも壊れないし、250だったらバイパスなんかも乗れるし一種最強のバイクだと思うんだけど、一方でロードのみを走るにはタイヤがゴツゴツうるさかったり、タンク容量が足りなかったり、ケツが痛かったり、高速辛かったり。でも辛さをひっくるめてこのカテゴリーでいい位置に落ち着いてるのがシェルパや、現行セローだったりすると思う。

 

③だと、腰痛にならないアップライトポジションで本格的なスポーツができて、かつミニバイクコースとかでも走らせてくれるからそのスポーツが身近。ウイリーの練習なんていうのもやりやすいし、一般道だけで言えばたぶん最速でしょう。だけどやっぱりケツが痛かったりタンクが小さかったり高速が辛かったり。

 

 こんなわけで、何かが欲しい立春ですが、プラス面とマイナス面を擦り合わせるとなかなか定まらないんだ。もちろん、完全なる万能選手はいないわけですが、なんとなくいい位置にいる車種を狙いたいという気持ちはあるわけです。

 

 大変尊敬している業界の先輩はアラウンド40なのだけど、

「バイクに実用性は求めなくなったよ。昔は燃費が良くなきゃヤダとか、2人乗りが楽にできなきゃデートできないじゃんとか思ってたけど、今はバイクに乗れる時間は少なくて、その時間は趣味として満喫したい。だからハイオク仕様でも良いし燃費悪くても良いし、ポジションきつくても良い。バイクに乗れる短い時間を最高に楽しいものにしてくれるような、エキサイティングさが重要になったね」

ですって。

そーかー。なるほどねぇ。

 

僕はまだアラウンド30だからか、それとも日々の移動手段としてバイクを使ってるからか、まだその境地には達してないなぁ。だから幸せにスーパーオールラウンダーであるVストローム650に乗ってるわけだけど。

 

最近、友達の友達(いわゆる他人)が、編集部のと同じFZ-1フェーザーからNC700に乗り換えた。ビュンビュン走るのが好きでフェーザーを買ったんだけど、その性能に満足しながらも実際には都内への通勤で使うことが多くて、往復70キロにもなる幹線道路通勤にはちょっと向いてなかったみたい。どうしてもアクセルを開けちゃうからすぐに免許は崖っぷち。しかも燃費が今一つ。

 そこでNCに乗り換えた。やっぱりね、ビュンビュン走りたい人だから最初は抵抗があったみたいだけど、いざ乗ってみたら幹線道路を行ったり来たりするにはとっても具合が良いうえに燃費も驚異的。結果として一瞬のエキサイティングさは減ったかもしれないけど、日々バイクと付き合うには楽しさがむしろ向上したわけだ。使い方に合ったバイク選びって大切だね!

 よくあるのがせっかく大きなバイクを買ったのに乗らないパターン。大きすぎて乗るのが億劫になっちゃってるやつね。大きいのは本当に大きいもんなぁ。ガレージから出すだけで一苦労でしょう。冬は寒くて乗れないのに、夏はエンジンからの熱が熱くて乗れない、なんつって、いつ乗るのよってハナシ。距離が伸びなくてしまいには奥さんに「処分しちゃいなさいよ」なんてチクリと言われちゃって。

 ガレージから出すのが億劫といえば、この前面白いバイク選び基準を聞かせてもらった。シートを外した状態での足つき性が重要だって言うのよ。なんでもガレージに入れる時にバイクにまたがったまま入れるんだけど、その時は足をベタベタについていたいからシートを外すそう。たしかにシートを外せばだいぶ足つきが向上するけど、メーカーとしてはシートを外した時の足つき性までは考えてはいないと思う。でもその人にとっては重要なことだったんだよね。いやー、バイクの選択基準って人ぞれぞれで面白い。

 

さて、こんなことを言いながら気になるバイク2選。

 

ホンダのNC750! 

たまたま試乗会に別の予定が重なっちゃって行けなかったのだけど、編集部の皆さんによると排気量の上昇分以上にパワフルになったそう。いいなぁ、700の時点でかなり良かったのに、さらにいいんだ。いいなぁ!ある編集部員は「NCのシフトフィールは秀逸。のんびりしたキャラクターなのにミッションがスポーツモデルみたいにカチカチ入っていくのはいい」と言っていた。ますますいいなぁ!!

 

スズキのGSR250S

250戦線にスズキが放った安いのにとてもいいGSR250にハーフカウルがつきました。GSR250はね、数値的にそんなにエキサイティングではないのと、マフラーが2本だったり安定志向スタイリングから「?」を唱える人もいるみたいだけど、あれは名車ですよ。実用域のトルクが豊富で車体もとても安定していて非常に乗りやすい。あれにハーフカウル&アップハンだから絶対いい。高速道路も苦じゃなくなるね。スタイリングも個人的にはカウルなしのGSRよりカッコいいと思う。しかもカタログで見るより実物の方がカッコいいです。

 

 あぁ!また長くなってしまった。特に結論のない最後まで読んでくださりありがとうございました。いろいろ悩んで、春に向けて買うバイクは実はけっこう定まってます!お楽しみに()   

 

 (ノア)