編集部ブログ 勝島部屋から

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2015年9月6日 

夏のツーリングは350キロほどに……

- Noah Sellen @ 11:51 AM

夏休みが終わってみなさん仕事や学校に復帰の頃でしょう。

 

前回の更新時に「せっかく山陰までツーリングに行ったのに車(ダイハツ)かよ!」と多くの人にツッコマレました。そらそうだ。だけど行ったのが8月の上旬。下旬になって途端に涼しくなったけど、上旬は本気で暑かったじゃんか!そんなこともあって「正解。」と言って下さった方も多かったです。まあ、バイクは楽しく乗るのが一番、無理はしなくてもいいかな、なんて自分を一生懸命に正当化しています。

 

でもやっぱり出かけたくて、お盆明けにはVストロームで350キロほどのショート日帰りツーリングに。茨城を起点に、山を越え、ちょっと高速道路も使って横須賀の方へ。鎌倉で訪れたいお店があったのでそこに寄ってちょっとお買い物、その後は渋谷のヒカリエで見たい個展があったのでそれを見て(ヒカリエ、バイク用の駐車場あります! 1時間まで無料!)、その後はお墓参りに行ったらたまたま親戚に会って話し込み、そしてまたちょっと遠回りして帰宅。

 

ツーリングってのは郊外に行くことが多いのに、なぜか都会を徘徊するようなルートになっちゃったけど、でもけっこう文化的なツーリングができたし、住んでる茨城がそもそも郊外だからね!とても楽しめた上に、山陰ロングツーリングを車で行ってしまった後ろめたさをちょっと解消できました(笑)。

 

夏休みのイベントは色々したけれど、それは来週発売の最新ミスターバイクBGを見ていただくとして、でもちょっとネタばれというか、今夏完全にKOされた出来事を。

 

KTMなんですよ。

 

今出てる号でもKTM関連レースのレポートをしてますでしょ(p106)。あの時はRCカップというのに出させてもらい、最初は軽い気持ちで行ったのに、何だろう、あの一体感というか熱気というか、ちょっとヤラれちゃったんですよ。(その様子はこちら→http://www.m-bike.sakura.ne.jp/?p=94146

これは楽しいぞ、と。

そしてカッコ良いぞ、と。

 

なんて言うのかなぁ、レースって色々でさ、もう転ぶ前提でボッコイバイク持って行って楽しむってのは個人的に大好きなんですが、一方で一張羅バイクを持って行って、基本的に転ぶほどは攻めないんだけどフレンドリーで楽しいレースをするってのもあると思うんですよ。KTMカップを含めた各カテゴリーにはもちろん超本気の人もいるけれど、全体的にリラックスしてる雰囲気があって、イイんです。

 

そんな感じでKTMが僕の心に忍び込んでる矢先、今度は筑波でKTMオレンジフェスティバルがあって、「取材ついでに走行会枠で走って良いよ」なんていうフレンドリーさ。ノコノコと行って、ノコノコと走らせてもらいました。690DUKEで。

 

いやあ、このバイク、本当にいいね! Rの方だと5秒とか出ちゃうんだっていうから実力も十分。そろそろこの魅力に抗えなくなってきて、本気で購入を……。なんて!しかもKTMの社員さん、みんなバイクに乗るんです。しかも上手。サーキットイベントも自ら楽しんで走ってるし、本当にバイクが好きなんだ。他メーカーの発表会で「バイクは何にお乗りですか?」と聞いた時に開発者が「いや、バイクは乗ってません」なんていう返事が返ってきたことが過去にあってガックシした経験があるけれど、KTMではそんなことはない。この夏は完全にKTMKOされています。

 

そんなわけでKTMづいてる僕ですが、一方でツーリング用に小排気量なんてどうかな、とも思ってます。

 

真夏の山陰ツーリング、もしかして250cc単気筒みたいな涼しいバイクだったら行ってたかな?なんて思っちゃうんですよ。前から欲しがってるトリッカーとか。最近また個人的に盛り上がってるのはFTR250。もう旧いからなぁ、とも思うけれど、シート高が低くて実用的なパワーがあって燃費が良くてセルついてて。定期的に興味が向くバイクですね。FTR250、立派な絶版車。一台あったら何でもできそうだなぁ。

 

ある大先輩とも話していたんですが、最近の、特に大型バイクはとにかく熱い! アツイって走りがってことがじゃなくて発熱量が。真夏に乗るとただの「熱い」じゃなくてもはや「熱苦しい」ほど。バイクの魅力を動力性能やカッコ良さという尺度ではなく、「涼しく乗れる指数」で計ったらどうか、という話になりました。

 

もちろん、半そで短パンで乗るのはご法度ではあるけれど、どっかのコースでも借りて、あえて薄手のズボンに半そでで様々なバイクを乗り比べる、なんて企画をやったら面白い、というか超実用的な情報提供になるんじゃないか、と。

 

いいねぇ、そういうの!かつてはそういうことをするのはミスターバイク誌の役目だったような気がしますが(?)、来年の春先ぐらいにそんな企画をやってみたいもんです。スクーターはブッチギリで涼しいからナシとして、優勝するのはバンバン200辺りだと思うなぁ!このGPに優勝すると、自動的にそのバイクは夏場にストレス少なくツーリングができるバイクの有力候補になるというわけですね。いい!やりましょその企画!大先輩、その案、パクらせていただきます!!

 

なんだか取り留めもなく長くなっちゃったよ。

ヘンに雨が続きますが、これからが最高のバイクシーズン。シルバーウィークも近づいていますので皆さん、バイクで楽しみましょう!!

 

(ノア)