2015年11月5日 

■ラリースト・三橋 淳が再び二輪でダカール・ラリー参戦へ!

三橋 淳

 世界一過酷なラリーと言われる「ダカール・ラリー」でこれまで日産、トヨタのマシンで挑戦、5度の市販車クラス優勝を誇る世界的クロスカントリー・ドライバーである三橋 淳。2015年の四輪市販車クラス・チャンピオンでもある彼が2016年は二輪車でダカール・ラリーに参戦することとなった。

 2001~2003年にはアフリカが舞台だった頃のダカール・ラリーに二輪で参戦していた経歴をもつ三橋だが、過去、四輪で成功したドライバーが二輪に挑戦して成功した例は皆無。舞台が南米に移ってから過酷さが増したダカール・ラリーで、まずは日本人ライダーとして初完走を目指す。

 参戦マシンはダカール・ラリー14年連続優勝を誇るKTMファクトリーマシンの市販型「450 Rally Replica」。「Orlen Team」ことKTMワルシャワラリーチームが彼をサポートする。

 四輪プロドライバーでありながら、その地位に甘んじることなく向かう“新たなる挑戦”には、当然のことながら多額な資金が必要であるのも事実。今回の挑戦では、三橋 淳を応援する仲間から資金を募り、“その思いを共に連れて南米のステージに持ち込もう”というクラウドファンディング・プロジェクトも同時に立ち上げられた。サポーターには特別なリターンも用意されているというこのプロジェクトの詳細は下記にて。

三橋淳とダカールを走ろう!現役王者による二輪部門への誰もなしえなかった挑戦。
https://www.makuake.com/project/paridaka/

四輪王者とは言え、10年以上二輪での実績の無かった三橋は10月初旬、急遽「メルズーガ・ラリー」に参戦。スポンサーデカールの無い真っ白なマシンで14位、ノーペナルティの完走を果たした。