2015年11月11日 

■ヤマハ・シグナスX、シグナスX SR、アクシストリートの改善対策(平成27年11月10日届出)

 対象車両は型式EBJ-SE44J(通称名:シグナスX XC125)の車台番号SE44J-100101~SE44J-290846(製作期間:平成19年8月17日~平成25年1月22日)の23,207台(①)、型式EBJ-SE44J(通称名:シグナスX XC125SR)の車台番号SE44J-130101~SE44J-290946(製作期間:平成19年10月18日~平成25年1月23日)の18,032台(①)、型式EBJ-SE53J(通称名:アクシストリート XC125E)の車台番号SE53J-100101~SE53J-147482(製作期間:平成21年7月14日~平成25年1月28日)の29,040台(①②)、車台番号SE53J-147483~SE53J-163784(製作期間:平成25年2月5日~平成27年8月31日)の8,404台(②)、計2型式、計3車種、計78,683台(①70,279台、②37,444台)。

 不具合の部位(部品名)は「①動力伝達装置(セカンダリシーブ) ②原動機(シリンダヘッドガスケット)」。

 不具合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「①動力伝達装置において、セカンダリシーブ(固定側)のシーブとボスの溶接が不適切なため、溶接部の強度が不足しているものがある。そのため、走行条件によって溶接部に亀裂が生じ、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、溶接部がはがれ動力が伝達できず、走行不能となるおそれがある ②原動機において、シリンダヘッドガスケットの製造が不適切なため、シリンダとシリンダヘッドとの合面のシール面圧が不足しているものがある。そのため、シリンダとシリンダヘッドの隙間から燃焼室内にエンジンオイルが流入し、流入したオイルより生成されたカーボンが堆積され、堆積したカーボンが吸気・排気バルブのシール面に噛み込んで燃焼室内の気密性が損なわれ、最悪の場合、始動不良やエンストに至るおそれがある」というもの。

 改善対策の内容は「①全車両、セカンダリシーブを良品と交換する ②全車両、シリンダヘッドガスケットを良品と交換するとともに、シリンダヘッドの燃焼室内のカーボンを除去する」という。

 改善箇所説明図はコチラ

問:ヤマハ発動機 お客様相談室
TEL:0120-090-819