CB250F Special Edition 464,400円(12月7日発売)
★ホンダ CB250F Special Edition 車両解説
“ストリートファイター”CB250FにイエローカラーのSpecial Edioton登場
CBR250Rが国内でも発売されたのは2010年10月。タイで生産していた本格的な250ロードスポーツ「CBR250R」を、日本国内へ導入することを決定。その後の国内市場での250フルカウルスポーツの隆盛に一役買ったのはご存じの通り。
2012年11月には“Repsol Honda Team”カラーのSpecial Edition(600台の限定販売)と、もう一車種“MORIWAKI”をイメージしたSpecial Edition(こちらは受注期間限定だった)を発売している。そして、2013年2月、販売もそろそろ一段落かという時期に、ホンダのスポーツモデルの定番スペシャルといえる“無限スペシャル”を発売。CBR250Rのスペシャルエディション第3弾の発売だった。“アステロイドブラックメタリック”カラーのCBR250Rをベースに、オリジナルエンブレムを配した無限スリップオンマフラーをはじめ、ミッドカウルには「無限MUGEN」ステッカー、カウルサイドにはレッドのストライプ、そしてレッドのフロント&ピリオンシートを標準装備していた。
そして2014年4月には、ほぼフルモデルチェンジレベルの改良が行われている。フレームと足回りの基本こそ変わらないものの、二眼タイプとなったヘッドライトを採用する新デザインのフロントカウルをはじめ、ミドルカウル、テールカウル、サイドカバーとすべての外装パーツを一新。また、燃料タンクとスクリーン形状も変更。エンジン回りでも、吸気系やバルブタイミングを変更することでの出力アップと、燃費性能の向上、6速ミッションのギア比の最適化などが行われた。
2014年の8月に発売されたCB250Fは、その新型CBR250Rをベースに“ストリートファイター”モデルとしたもので、二眼のフルカウルを廃し、一眼の異形ヘッドライトと組み合わせたミニフェアリングへと変更、そしてラジエターシュラウドや、独立したアンダーカウルの採用と定番通りの手法での“ストリートファイター”化。フェアリング以外の主な変更点としては、バーグラフ表示のタコメーターなどを備えた専用メーター、アップライトな形状の専用ハンドルの採用と、兄貴分のCBR400RとCB400Fの関係に準じた個性化が行われたといえる。
エンジンやミッション、そして足回り等の基本メカニズムには変更無し。ということは、新型CBR250Rの軽快なスロットル感覚や、走りの楽しさもそっくりそのまま引き継いでくれているというこで、さらに使い勝手が高まって“普段使いもスポーツ走行も楽しい軽二輪”の誕生といえた。
今回、CB250Fシリーズのカラーリングの変更と同時に、CB250F Special Editionが登場した。特別カラーの「レモンアイスイエロー」という従来のCBシリーズのイメージからまったく離れたカラーリングで、新しいチャレンジといえそう。
★Honda プレスリリースより (2015年11月13日)
軽二輪ロードスポーツモデル「CB250F」のカラーリングを一部変更するとともに
特別カラーを施した「CB250F Special Edition」を発売
Hondaは、250ccの軽二輪ロードスポーツモデル「CB250F」のカラーリングを一部変更し、2016年1月15日(金)に発売します。また、新たに特別カラーを施した「CB250F Special Edition」を受注期間限定※1で2015年12月7日(月)に発売します。
●CB250F
ミレニアムレッドのカラーリング構成を変更。新たにフロントカウルの下部をミレニアムレッドとすることで、精悍なフロントスタイルをよりシャープなイメージとしたほか、リアカウルをブラックとすることで車体前方の塊感を強調し、CB250Fのたくましく躍動感あふれる「ストリートファイタースタイル」を一段と強く演出しています。
車体色はABSタイプとともに、ミレニアムレッドのほか、現行のブラックと合わせて全2色を設定しています。
●CB250F Special Edition
ハイコントラスト色による特別カラーを施したCB250F Special Editionを新たに設定。CB250Fの「モーターサイクルの楽しさ、喜びを手軽に体感」というキーワードを、より幅広い層のお客様に提案するモデルとしています。車体色はレモンアイスイエロー1色の設定です。
※1 受注期間は、2015年11月13日(金)から2015年12月25日(金)まで
- ●販売計画台数(国内・年間)
- シリーズ合計 900台
- ●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- CB250F 464,400円(消費税抜き本体価格 430,000円)
- CB250F<ABS> 515,160円(消費税抜き本体価格 477,000円)
- CB250F Special Edition 464,400円(消費税抜き本体価格 430,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には、保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。
★主要諸元
車名型式 | JBK-MC43 | |
---|---|---|
CB250F〈CB250F<ABS>〉 | ||
発売日 | 2016年1月15日(Special Editionは12月7日) | |
全長×全幅×全高(m) | 2.035×0.760×1.045 | |
軸距(m) | 1.380 | |
最低地上高(m) | 0.150 | |
シート高(m) | 0.780 | |
車両重量(kg) | 158〈161〉 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L) | 50.1(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
32.1(WMTCモード値 クラス3-1 1名乗車時)※3 | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | 2.5 | |
エンジン型式 | MC41E | |
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 249 | |
内径×行程(mm) | 76.0×55.0 | |
圧縮比 | 10.7 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 21[29]/9,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 23[2.3]/7,500 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 13 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.416 |
2速 | 2.250 | |
3速 | 1.650 | |
4速 | 1.350 | |
5速 | 1.166 | |
6速 | 1.038 | |
減速比1次/2次 | 2.807/2.571 | |
キャスター(度) | 25°30′ | |
トレール(mm) | 98 | |
タイヤサイズ | 前 | 110/70-17M/C 54S |
後 | 140/70-17M/C 66S | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
※〈 〉内はCB250F<ABS>のデータ
※2 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
■製造事業者/Thai Honda Manufacturing Co., Ltd. 製造国/タイ 輸入事業者/本田技研工業株式会社