2015年12月17日 

■スズキV-ストローム1000のリコール(平成27年12月17日届出)

 対象車両は型式EBL-VU51A(通称名:Vストローム)の車台番号VU51A-100007~VU51A-101029(製作期間:平成26年5月20日~平成26年9月19日)の1,023台(①②③)、計1型式、計1車種、計1,023台。

 不具合の部位(部品名)は「電気装置(ワイヤーハネス)」。

 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「①始動装置において、イグニッションスイッチリード線とワイヤーハーネスを接続するカプラの構造が不適切なため、使用過程において、当該カプラ内部の端子が、被水により腐食することがある。そのため、そのまま使用を続けると、腐食が進行して導通不良となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある ②ワイヤーハーネスの配索設計が不適切なため、燃料タンク裏面と干渉していることがある。そのため、そのまま使用を続けると、走行中の振動によりワイヤーハーネスの被覆が摩耗して短絡し、エンジン不調となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある ③バッテリーのアース端子の固定位置が不適切なため、使用過程において、アース端子に電気が流れにくくなることがある。そのため、そのまま使用を続けると、最悪の場合、スターターモータが作動せず始動不能となるおそれがある」というもの。

 改善措置の内容は「①全車両、カプラに防水カバーを追加するとともに、カプラ端子部を点検し、腐食を確認した場合は、イグニッションスイッチリード線とワイヤーハーネス一式を交換する ②全車両、ワイヤーハーネスを点検し、配索を適切な位置に変更するとともに、被覆に摩耗を確認した場合は、補修またはワイヤーハーネス一式を新品に交換する ③全車両、アース端子を正規な位置に固定するとともに、外装チューブを耐熱性向上品に交換する」という。

 改善箇所説明図はコチラ

問:スズキ お客様相談室
TEL:0120-402-253