VTR 567,000円(2月16日発売)
★ホンダ VTR 車両解説
ネイキッドロードスポーツ、VTRが新色2色を採用して2012年モデルに
1982年登場以来のホンダ伝統の250Vツインスポーツ、VTシリーズの流れをくむVTRが誕生したのは1998年1月。VT系の90度Vツインエンジンをトラス構造のダイヤモンドタイプフレームに搭載する“新感覚のネイキッドスポーツ”として登場している。
当時、ゼルビスやVツインマグナにも搭載され、熟成されてきたお馴染みのVツインエンジンは、低中速域で力強い出力を発揮。このVツインをスチールパイプをトラス構造に組み上げた新開発のダイヤモンドタイプのフレームに搭載。ワイドレシオの5速ミッションなどとともに、市街地から高速道路まで、幅広い用途の走りに応えられるモデルだった。
2000年2月には、より厳しくなった国内の排出ガス規制に対応すべく、二次エア導入装置を採用するマイナーチェンジを受けている。同時に106タイプものカラーバリエーションから選択できる“カラーオーダープラン”を導入している。その他、ハンドルにメッキ加工、エンジンのヘッドカバー、左右のクランクケースカバー、フロントフォーク、ボトムケースがシルバーに変更された。
2002年12月には、それまでのモデルよりも20mm低い760mmのシート高を実現した新形状シートを採用、サスセッティングも見直すなどのモデルチェンジが行われた。また、新たにタコメーター、ハザードランプと強化コンビロックを装備するとともに、メーターケース、バックミラーにクロームメッキを施し、使い勝手と質感を向上させている。
その後はまったく変更無しで、5年後の2007年1月に新色の“パールコスミックブラック”が加わった程度。
そして2009年3月、二代目VTRが登場する。国内の二輪車排出ガス規制に対応するため、ホンダ独自のPGM-FI(電子制御燃料噴射装置)の採用や、O2センサーを装備するエキゾースト系などが採用された。また、スタイル面でも新形状のシート、タンクの採用、そして新たにタンクサイドカバーを追加するなど、外観面もより洗練させた。
翌年7月には、燃料タンクやFフェンダー、テールカウルのカラーリングに光沢のあるパールコスミックブラックを採用するとともに、足回りをブラックで統一、フレームとスイングアームをレッドとしたカラーバリエーションモデルの“B-STYLE”をラインナップに追加している。
今回のモデルチェンジでは、ノーマルバージョンの方のカラーを新色の2色に変更し、パールコスミックブラックのB-STYLEは継続、計3色のカラー設定に変更された。
★HONDA プレスリリースより (2012年2月9日)
ネイキッドロードスポーツ「VTR」のカラーリングを変更し発売
Hondaは、250ccネイキッドロードスポーツ「VTR」に新しいカラーリングを採用して2月16日(木)に発売します。
今回は、キャンディーブレイジングレッドとデジタルシルバーメタリックの新色2色を採用。VTRのカラーバリエーションは、B-STYLEのパールコスミックブラックとあわせて合計3色となります。
- ●カラーバリエーション
- ・キャンディーブレイジングレッド(新色)
- ・デジタルシルバーメタリック(新色)
- ・パールコスミックブラック(B-STYLEのみ)
VTRは、コンパクトで取り回し性能に優れた車体とトラスフレームを採用した特徴的なデザインにより、男女を問わず幅広い年齢層から高い支持を得ているモデルです。
- ●販売計画台数(国内・年間)
- シリーズ合計 1,400台
- ●メーカー希望小売価格
- 567,000円(消費税抜き本体価格 540,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。
★主要諸元
| 車名型式 | JBK-MC33 | |
|---|---|---|
| VTR | ||
| 発売日 | 2012年2月16日 | |
| 全長×全幅×全高(m) | 2.080×0.725×1.055 | |
| 軸距(m) | 1.405 | |
| 最低地上高(m) | 0.155 | |
| シート高(m) | 0.760 | |
| 車両重量(kg) | 161 | |
| 乾燥重量(kg) | - | |
| 乗車定員(人) | 2 | |
| 燃費(km/L) | 40.0(60km/h定地走行テスト値) | |
| 登坂能力(tanθ) | - | |
| 最小回転小半径(m) | 2.7 | |
| エンジン型式 | MC15E | |
| 水冷4ストロークV型2気筒DOHC4バルブ | ||
| 総排気量(cm3) | 249 | |
| 内径×行程(mm) | 60.0×44.1 | |
| 圧縮比 | 11.0 | |
| 最高出力(kW[PS]/rpm) | 22[30]/10,500 | |
| 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 22[2.2]/8,5000 | |
| 燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | |
| 始動方式 | セルフ式 | |
| 点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
| 潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
| 潤滑油容量(L) | - | |
| 燃料タンク容量(L) | 12 | |
| クラッチ形式 | 湿式多板コイル・スプリング式 | |
| 変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
| 変速比 | 1速 | 2.733 |
| 2速 | 1.800 | |
| 3速 | 1.375 | |
| 4速 | 1.111 | |
| 5速 | 0.965 | |
| 減速比1次/2次 | 2.821/2.928 | |
| キャスター(度) | 25°30′ | |
| トレール(mm) | 96 | |
| タイヤサイズ | 前 | 110/70-17M/C 54H |
| 後 | 140/70-17M/C 66H | |
| ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
| 後 | 油圧式シングルディスク | |
| 懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
| 後 | スイングアーム式 | |
| フレーム形式 | ダイヤモンド | |

























