2016年3月11日 

■11年目を迎えるチームノリック、今年は期待の6名が各選手権のチャンピオンを目指す

2016年シーズンを戦う「チームノリック」のメンバー。阿部監督を中心に(右より) 阿部恵斗選手、 中原美海選手、上和田拓海選手、岡本裕生選手、ピラポン・ブーンラート選手、ケミン・クボ選手。

 「世界で通用する日本人ライダーを育てる」ことを目的に、GPライダーのノリック(故・阿部典史)が2006年に結成、現在は昨年までオートレース選手として活躍した父・阿部光雄がチーム監督として率いる「チームノリック」。これまで野左根航汰(2016年はヤマハのユース・チームであるYAMALUBE RACING TEAMより全日本ロードレースのJSB1000クラスに参戦)らを輩出した同チームが、11年目を迎える2016年の体制を発表した。

 今シーズンは昨年から引き続き4名のライダーが参戦する「Webike Team Norick YAMAHA」に加え、新たに「YAMAHA Thailand Team Norick」を結成。才能豊かなタイの若手ライダーを日本のレース環境でトレーニング、育成するプロジェクトで2名を起用。合わせて6名のライダー構成で全日本選手権、地方選手権他を戦う。彼、彼女らの活躍に期待したい!

●チーム名:
「ウェビック チームノリック ヤマハ」(Webike Team Norick YAMAHA)
●ライダー・参戦レース:
上和田拓海(かみわだ たくみ 19歳)・全日本選手権 J-GP2
岡本裕生(おかもと ゆうき 16歳)・ 全日本選手権 J-GP2
中原美海(なかはら みう 14歳)・地方選手権 JP250
阿部恵斗(あべ けいと 12歳)・地方選手権 S80、GP-MONO
●マシン:
YZW-N6(全日本選手権 J-GP2クラス)
YZF-R25(地方選手権 JP250クラス)



●チーム名:
「ヤマハ タイランド チームノリック」(YAMAHA Thailand Team Norick)
●ライダー:
ピラポン・ブーンラート(17歳)
ケミン・クボ(16歳)
●参戦レース:
筑波、もてぎ、菅生ロードレース選手権 ST600クラス
鈴鹿サンデーロードレース(6月以降)
鈴鹿4時間耐久レース
アジア選手権 SS600クラス(タイ、日本)
モタードレース
●マシン:
YZF-R6
YZ250F


 尚、今シーズンより全日本ロードレース選手権に併催して行われる「MFJ CUP JP250クラス」の開幕戦(筑波サーキット:4月9日予選・決勝)に、1995&1996年のロードレース世界選手権125ccクラス・チャンピオンである現オートレーサーの青木治親が参戦。これはチームノリックとオートレース、そして筑波サーキットのコラボレーションによって実現。彼は「AutoRace & TC with TEAM Norick」 からの出場となる。要注目だ。

4月9日(土)に予選・決勝が行なわれる「JP250」の開幕戦(筑波サーキット)に、1995&1996年の世界チャンピオンであり、現在オートレーサーとして活躍中の青木治親がチームノリックより参戦。ヤマハYZF-R25を駆る(後ろのマシンはJP250を戦うホンダ、カワサキ、KTM、ヤマハのマシン)。