2016年10月6日 

■ヤマハがインターモトでMT-09のモデルチェンジを発表

 ヤマハ発動機は、ネイキッドとスーパーモタードの“異種混合”スタイルと優れた走行性で人気の「MT-09」をモデルチェンジし、2016年12月下旬から欧州で発売すると発表した。この新型MT-09は、10月5日からドイツのケルンで開催中の「INTERMOT 2016 国際オートバイ・スクーター専門見本市」で展示された。
 
 MT-09は、2013年から欧州を中心に世界各国で販売され人気のモデル。このMT-09とともに、「MT-10」、「MT-07」、「MT-03」、「MT-25」、「MT-125」をラインアップするMTシリーズは、≪Torque×Agile≫の“官能的なライディングを実現する新ロードスター”のコンセプトを具現化し、幅広いユーザーから支持を得ている人気シリーズとなっている。
 
 今回の、MT-09のモデルチェンジは、現行モデルのさらなる熟成を狙い、“Multiperformance Neo roadster”をコンセプトに開発、1)LED・4灯のコンパクトなヘッドライトと大型エアスクープによるフロントマスク、2)アルミ鍛造ステーの片持ち可動リアフェンダー、3)シフトダウン時に穏やかな車体挙動をもたらすA&S(アシスト&スリッパー)クラッチ、4)滑らかなシフトアップを支援するQSS(クイック・シフト・システム)などを新たに採用している。

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 ヤマハは、二輪車事業での取り組みとして“基本プラットフォームをベースにしたバリエーション展開の拡大”を掲げている。このMT-09に搭載された3気筒エンジンやアルミ製フレームは、先進国向け製品の核となるコンポーネントで、これらは2015年発売の「MT-09 TRACER」や2016年発売の「XSR900」などへも展開されている。

 新型MT-09の発売は12月下旬からで、参考小売価格は8,799ユーロ、販売計画台数は発売から1年間、EU圏内で7,000台となっている。

■YAMAHA http://www.yamaha-motor.co.jp/