2016年10月19日 

■ヤマハが「XMAX」シリーズの新製品「XMAX 300」を欧州市場で発売

ヤマハ発動機は、走る楽しさと実用機能を新ボディに調和させたスクーターの新製品「XMAX 300」を2017年3月より欧州市場で発売すると発表した。現行モデルの「XMAX 250」のモデルチェンジ版にあたるモデルで、製造はインドネシアのグループ会社YIMM(PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing)が行い、グローバルモデルとして、欧州のみならず世界各国への展開を予定している。

欧州の126~300ccスクーター市場は全体で約9万台の需要があり(2015年ヤマハ調べ)、通勤用途を主体に安定推移が見込まれているという。その中で「XMAX 250」は、長年にわたりスタイリングと走りの良さが評価され、根強い人気を得ることに成功してきたが、近年、排気量に余裕ある300ccへの注目度が高まるなか、新たに開発されたのが今回の「XMAX 300」だ。

「XMAX 300」は、“MAXimize,commuting FUNction”のコンセプトのもと、走る楽しさと実用機能を調和させ、グローバル展開を担える製品として設計された。主な特徴としては、1)クラス最高レベルの加速性能、優れた環境性能を狙い開発した新設計水冷“BLUE CORE”エンジン、2)スポーティな走りを支える179kgの軽量ボディとモーターサイクル型フロントフォークの採用、3)快適な運転を支援するABS、TCS(トラクションコントロールシステム)の採用、4)ヘルメットを2個収納可能なシート下トランク、5)キーを取り出すことなく、メインスイッチ操作が行えるスマートキーシステム、6)MAXシリーズのDNAを継承しつつXMAXとしての進化を加えた新デザイン、など。

ボディスタイルは、MAXシリーズの特徴である“ブーメラン”モチーフや2眼ヘッドライトを進化させつつ、“X”をモチーフにしたフェイス&テールデザインを採用、細部の仕上げや質感にもこだわった造りとなっている。

欧州での発売時期は2017年3月。販売計画は発売から1年間、EU圏内で6,000台。参考小売価格は5,499ユーロ。

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■YAMAHA http://www.yamaha-motor.co.jp/