2016年11月8日 

■TMAXの2017年モデル(欧州仕様)は YCC-T採用等で走りのクオリティをさらに進化

 ヤマハは、530ccのスポーツコミューター「TMAX」をモデルチェンジし、2017年モデルとして2017年3月頃から欧州に導入すると発表した。

「TMAX」は、2001年の導入以来、従来にはなかったモーターサイクル感覚のコミューターとして欧州を中心に高い評価を得ており、欧州市場の大型スクーターカテゴリーでトップの人気を維持している。

 新型TMAXは、“Master of Scooter”をコンセプトに開発され、ヤマハのスクーター初の電子制御スロットル「YCC-T」※1や新設計の軽量フレームなどを採用、スタイリングも進化させ、走行性・所有感・快適性の向上を図っている。

 主な特徴は、1)YCC-TおよびTCS(トラクション・コントロール・システム)など電子制御技術の採用、2)豊かなトルク特性に貢献する新作のスポーティなアップマフラー、3)スポーティな走行に貢献する細部の軽量化と新フレーム(車両重量では現行比9kgの軽量化※2)、4)快適な乗り味をもたらすリンク式リアサスペンション、など。スタンダード仕様に加え、スポーティさを強調した「SX」、クルーズコントロールシステムや電動調整式スクリーン採用などで優れた快適性を備える「DX」と、2仕様を新たに設定。いずれもABSを標準装備としている。

 スタイリングはTMAXのDNAを受け継ぎ、スポーティさとエレガンスが調和された新プロポ―ションとしている。精悍なフロントマスクに加え、TMAXのアイコンである“ブーメラン”モチーフはリアカバーと融合させテールへ向かって跳ね上がる軽快な印象を持たせている。

※1:YCC-T:ヤマハ・チップ・コントロール・スロットル=アクセル操作を検知したECUが最適なスロットルバルブ開度を瞬時に演算、サーボモーターでスロットルバルブを作動し吸入空気量を制御するシステム
※2:ABS装着モデル比

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2017 Year Model「TMAX」。
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2017 Year Model「TMAX DX」。 2017 Year Model「TMAX SX」。

 発売は、2017年3月頃。小売価格は未定(発売前に発表)。販売計画は発売から1年間/EU圏内で1万5千台。

■ヤマハ http://www.yamaha-motor.co.jp/