2016年11月15日 

■DUCATIが2017年の全モデルを「ドゥカティ・ワールド・プレミア2017」で公開

 2016年11月7日にイタリア、ミラノで開催された「ドゥカティ・ワールド・プレミア2017」で、ドゥカティ2017年モデルのラインナップが一堂に登場した。空冷エンジンの「Monster 797」、モンスターの本質を追求した「Monster 1200」、ドゥカティ史上もっとも小さな排気量となる“マルチ・パーパスバイク”「Multistrada 950」、Scramblerからは新しい二機種が登場、1960年代の伝説的バイクを解釈しなおした「Scrambler Cafe Racer」、フロント19インチのスポークホイールを装着した「Scrambler Desert Sled」。そして最後に発表されたのは、全世界500台限定の「1299 Superleggera」だった。

 
■Monster 1200
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24年間にわたって、モーターサイクルを超えたアイコン的存在として君臨するモンスターは、ネイキッド・バイクというセグメントを定義しただけでなく、「メイド・イン・ドゥカティ」というモーターサイクルの哲学も表現している。Monster 1200は、新しいデザインや装備を搭載しながらも、モンスターの本質を追求している。そのシェイプ、シルエット、燃料タンク、そしてヘッドライトは、1993年に登場した初代モデルのラインを忠実に再現。ハイパフォーマンスなSバージョンも設定されるMonster 1200は、流麗な曲線を描くタンク、完全にデザインが見直されたスポーティなテール、最先端のテクノロジーを採用したヘッドライト、1299 Panigaleから流用された一級のエレクトロニクス・パッケージなどを特徴としている。

 
■Monster 797
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スポーティでコンパクト、シンプルでありながら非常にスタイリッシュなMonster 797は、まぎれもないモンスターのオーラを備え、ドゥカティ・ワールドのエントリー・モデルとしての役割を果たすモデルだ。アイコン・モデルとして君臨した’90年代のバイクを想起させながらも、燃料タンク、トレリス・フレーム、空冷Lツイン・エンジン、ラウンド・ヘッドライトなどに最先端のテクノロジーを採用している。

 
■Multistrada 950
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“マルチ・パーパスバイク”ムルティストラーダが備えているエキサイティングな走りを、より親しみやすく、そしてより多用途な方法で提供するモデル。あらゆるライダーが優れたパフォーマンスを引き出せるように設計されたMultistrada 950は、(パッセンジャー同伴での)ツーリングや、デイリーユースで楽しく俊敏なモーターサイクルを求めるユーザーに向けたモデルだ。

 
■Scrambler Cafe Racer
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モーターサイクルの世界に革命をもたらした1960年代の伝説的バイクを、スクランブラー流に解釈し直したモデル。自由な精神、そして「ブラック・コーヒー」を表現したカラー。ドゥカティスクランブラー・カフェレーサーは、1960年代から現代の「ランド・オブ・ジョイ」へと誘う。17インチ・ホイールやレーサースタイルのセパレートハンドルに加え、リア・エンドのデザインが完全に見直され、純粋なカフェレーサー・スタイルが創出されている。

 
■Scrambler Desert Sled
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1970年代から’80年代のアメリカン・オフロード・バイクを想起させるこのニューモデルによって、スクランブラー・ラインナップがさらに拡充されることになる。フレームとサスペンションを改造し、ホイール(フロントは19インチ)をスポークタイプにするとともにスタイリングも大きく変更したことで、スクランブラー・デザート・スレッドは、時には舗装路を離れ、「ランド・オブ・ジョイ」のスピリットを全開にしてオフロード・ライディングも楽しみたいライダーの要求を完璧に満たしてくれる。優れたオフロード走破性能、型式認証済みの新しいヘッドライト・メッシュガード、取り外し可能なラバー・パッドを備えたオフロード・スタイルのフットペグ、ハイマウントのフロントフェンダー(このモデル用に特別にデザイン)、そして、このモデルにとっては当然の装備であるエンジン・スキッドプレートなどを採用。

 
■1299 Superleggera
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デザインとテクノロジーのマスターピースと呼ぶにふさわしい1299 Superleggeraは、スポーツバイクをかつてない高みへと昇華させる。市販バイクとして初めて、カーボンファイバー製のフレーム、スイングアーム、サブフレーム、ホイールを装着。500台限定で生産されるこの1299スーパーレッジェーラは、エンジニアリングとテクノロジーの粋を集め、至高のパフォーマンスを追求して生み出された。カーボンファイバー製ボディパネルの中には、ハイパフォーマンス・バージョンに進化したスーパークアドロ・エンジンを搭載。最高レベルのドゥカティ・テクノロジーが惜しみなく投入され、Euro4規制をクリアしながらも市販Lツイン史上もっともパワフルな215hpの最高出力を発生する。
 
■DUCATI JAPAN http://www.ducati.co.jp/