アクシス Z LTS125 243,000円(4月25日発売)

★ヤマハ アクシス Z LTS125 車両解説

ヤマハの125スクーターに新選択肢「アクシス Z」が登場

ヤマハの125スクーターは、NMAXを筆頭に、BW’S125、シグナスX SR、アクシストリート、そして異色のトリシティ125と選択肢が実に多い。その充実の125スクタークラスに、さらに加わろうというのがこのアクシス Zだ。名称からするとアクシストリートのバリエーションモデルかと思ってしまうが、まったくのニューモデル。同じなのは両者ともにヤマハモーター台湾で生産されるってことぐらいとも言えるだろう。

搭載されるエンジンも、こちらはヤマハの新世代エンジンといえる“BLUE CORE”124㏄を採用と、いわばアクシストリートの後継モデルの位置づけと思っていいかもしれない(ただしアクシストリートも併売)。

ちなみに、アクシストリートは2009年の8月にヤマハの“スタンダードスクーター”としてのポジションを前面に打ち出て発売されたモデルだった。ヤマハのメインストリーム原付二種スクーターのシグナスがスポーティースクーター路線へ発展したのに対して、あくまで“スタンダードスクーター”を求めるユーザー向けにラインアップされていた。

同じアクシスでも、かつて兄弟車のアクシス50/90シリーズが、ジョグ・シリーズよりも上級版としての位置づけがされていたのとは対照的だった。ちなみにアクシス トリートのトリート「Treet」はラテン語の“Tritium”(いつもの)+英語“Street”(道)を併せた造語と説明されていた。2012年7月にはシートのグレードアップ程度だが、唯一のマイナーチェンジが行われている。

今回登場したアクシス Z、価格は243,000円と、30万円台のメインストリーム125たちとは一線を画した設定で、アクシストリートからのお手頃価格路線をしっかり引き継いでいる(ちなみにアクシストリートは226,800円)。国内で唯一活気のある市場といえる125スクータークラスをさらに活性化するモデルの登場といえる。

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全4色の設定。「グレーイッシュブルーメタリック8」(ブルー)。
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「ホワイトメタリック1」(ホワイト)。
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「ダークグレーメタリックM」(ダークグレー)。
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「ダルレッドメタリックD」(レッド)。

★YAMAHA ニュースリリースより (2017年2月23日)

ヤマハ125ccスクーターでトップの低燃費55.7km/L※1を実現
軽くて扱いやすい新型125ccスクーター「アクシス Z」を発売

ヤマハ発動機株式会社は、“走りの楽しさ”と“燃費・環境性能”を両立させる“BLUE CORE”エンジンを搭載した125ccスクーターの新製品「アクシスZ LTS125」を4月25日より発売します。

「アクシスZ LTS125」は、実用的で維持費削減を望むお客様の声に応えた原付2種の次世代モデルとして開発しました。主な特徴は、1)ヤマハ125ccスクーターでトップの燃費性能(WMTCモード※1 燃費55.7km/L)、2)扱いやすい軽量ボディ(100kg)、3)大容量シート下収納(ジェット型ヘルメット2個収納可能※2)、4)シャープなラインを取り入れたアクティブでモダンなスタイルなどです。

今回の「アクシスZ LTS125」は、“BLUE CORE”エンジンと軽量新フレームなどにより、燃費、扱いやすさ、収納力などを大幅に向上させました。

なお、本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。

※1 WMTCモード:発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。
 ※2 ヘルメットの形状・大きさにより収納できない場合があります。

<名称>
「アクシス Z LTS125」
 
<発売日>
2017年4月25日
 
<車両本体販売価格>
243,000円(本体価格 225,000円/消費税18,000円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
 
<カラーリング>
・グレーイッシュブルーメタリック8(ブルー)
・ホワイトメタリック1(ホワイト)
・ダークグレーメタリックM(ダークグレー)
・ダルレッドメタリックD(レッド)
 
<販売計画>
4,000台(年間、国内)
「アクシスZ LTS125」フィーチャーマップ
・押し歩きや駐車時の扱いやすさに繋がる100kgの軽量ボディ
・モダンな印象の中にアクティブな雰囲気を醸し出すフロントフェイス
・ブレーキタッチに優れたディスクブレーキ(前)
・「走り」と「環境性能」を融合させた“BLUE CORE”エンジン
・燃費55.7km/L(WMTCモード値)
・フロント燃料給油口
・乗クルマ姿勢に自由度がありタンデム居住性にも優れたロングシート(前後長657mm)
・37.5Lのシート下収納(ジェットタイプヘルメット2個収納可。※形状・大きさによっては入らない場合があります)
・ワンプッシュオープンのタンデムステップ

★主要諸元

車名型式 2BJ-SED7J
アクシス L LTS125
発売日 2017年4月25日
全長×全幅×全高(m) 1.790×0.730×1.145
軸距(m) 1.275
最低地上高(m) 0.135
シート高(m) 0.770
車両重量(kg) 100
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 58.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
55.7(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 E31BE
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 124
内径×行程(mm) 52.4×57.9
圧縮比 11.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 6.0[8.2]/6,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 9.7[0.99]/5,000
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ・キック併用式
点火方式 TCI(トランジスタ式)
潤滑油方式 強制圧送ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 0.8
燃料タンク容量(L) 5.5
クラッチ形式 乾式・遠心・シュー
変速機形式 Vベルト式無段変速
変速比 2.219~0.749
キャスター(度) 26°30′
トレール(mm) 80
タイヤサイズ 100/90-10 56J
100/90-10 56J
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング
フレーム形式 アンダーボーン

※1 燃費消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
 ※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率です。
 ※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。