FIMアジアロードレース選手権 (ARRC)参戦記  ナイトロ・ノリの「アジアはあぢ~でかんわ」第16回

●取材協力-K-max Racing
FIMアジアロードレース選手権 Rd.2 タイ
4月14日~4月15日
チャン・インターナショナル・サーキット(全長4・554㎞/コーナー数12)
K-max Racing #41 YAMAHA YZF-R6 (スーパースポーツ600㏄クラス)
予選=13番手 レース1=リタイア レース2=10位  ポイントランキング=13番手


ナイトロ・ノリ選手

 みなさん、こんにちは、K-max Racingの芳賀です。今シーズン、おにぃ(芳賀健輔)と一緒に立ち上げたチームからFIMアジアロードレース選手権(ARRC)に参戦しています。今回、マレーシア・ジョホールでの開幕戦からわずか半月という超過密スケジュールで第2戦を迎え、タイのブリラムにやってきましたわ。

 チームのYZF-R6は開幕戦で転倒し、クランクケースカバーを割ってしまったんやけど、そのエンジンの調子が今一つということで、レースウィークに入る前に予備のエンジンに乗せ換えとったわ。ほんで、走り出しは、まぁ、いっつも通りの感じで、セットアップを続けとったわ。順調にタイムは削っていったけど、やはりトップとの差はいかんともしがたく、走行セッションを重ねとっても、セッションの順位はあまり変われへん状況。予選セッションでも、決勝に向けたセットアップを続けていたこともあって、13番手のタイムで終了。5列目のグリッドからのスタートとなったわ。

 ほんで、予選を終えた約5時間後の決勝レース1。ところがここで、エンジン異常。ピットを出て、サイティングラップ中にすでに感じとった。でもその時点ではどうすることもできーへんから、なんとか持ってくれることを祈りながらレースを走ったわ。ほんでも、13周を走ったところでやはりエンジンが壊れてしまってリタイア。乗せ換えて使っとったエンジンが、過走行のエンジンやったということもあって心配しとったけど、やっぱり出てしまったかという感じ。

 ほんで急きょエンジンを調達。翌日のレース2に向けて、チームスタッフが短い時間の中でマシンを仕上げてくれたわ。ほんで朝のウォームアップ走行でマシンのフィーリングを確認したのだけれど、今度はエンジンのフィーリングがガラッと変わっとって、サスペンションやらなんやらのセットが合わず。ウォームアップ走行自体は15分ほどしかなかったため、どうすることもでき-へんまま、決勝レースだわ。

 レース2では、結局タイヤがグリップしない症状に陥ぃってしまっとって、序盤からペースが上げられず、なぁんもできーへんまんま18周が終わってしまったという感じだわ。とまぁ、準備不足が露呈した感じの第2戦となってしまった。ただ、次戦までちぃっと時間があることと、車体のセットアップの方向性も見えてきたで、これをもとに次までにマシンを良くする方向でいろいろ進めたいと思ぅっとる。

 また、次回はシリーズで1回こっきりの日本戦。地元の鈴鹿サーキットで、よぉ知っとるコースやから、YZF-R6のことを良く知ることはできると思っとる。鈴鹿でじっくりマシンを仕上げられたら、これをターニングポイントとして、鈴鹿以降の残り後半の3戦を戦っていけると思うで、がんばります! 皆さんK-max Racing 41号車の応援よろしくお願いします!



セットアップ作業


セットアップ作業
今回は、これまでとちがって走りにも少し精彩に欠けた感のある走り。次回は大勢の日本のファンの前でいい走りを見せてくれるだろう。


決勝レース1


決勝レース1
3月中旬の合同テスト、3月末から4月初頭の開幕戦、そして今回の第2戦、と怒涛のシーズンスタートのスケジュールも無事に消化。初参戦のチームには非常に負担の大きかったひと月であった。ここでひと息つけるといったところか?


レース2


レース2
厳しい日々が続いたもののチームの雰囲気は非常に良い状態が続いている。このまま鈴鹿入りして、結果を残したいところ。

レース2


芳賀紀行(はがのりゆき)

1975年生まれ。ワールドスーパーバイクをメインに活躍してきた、世界戦43勝を誇るライダー。2013年~2016年にかけて鈴鹿8時間耐久レースでは4年連続3位表彰台(TEAM KAGAYAMAおよびヨシムラスズキ)を獲得している。FIMアジアロードレース選手権(ARRC)SS600クラスには2015年より参戦。ARRCでの最高位は2015年第3戦鈴鹿での3位。


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