KTM 125 DUKE 試乗

■試乗&文:高橋二朗 ■撮影:依田 麗
■協力:KTMジャパン http://www.ktm-japan.co.jp/
    JAIA 日本自動車輸入組合 http://www.jaia-jp.org/motorcycle/

 
『125 DUKEは玩具ではありません。本物のモーターサイクルで、クラス最高であり、いくつかの大型バイクよりも優れた整備を備えています。2013年に初めてABSが125に標準装備されましたが、現在はLEDヘッドライド、TFTディスプレイ、オプションの統合された接続性が搭載されています。そのうえ、フューエルインジェクションシステムおよび6速トランスミッションを持つ、洗練された4ストローク単シリンダーにより、クラス最高のパフォーマンスが、冒険を除くわずかな渇きに結びつけられています。始めるには最適です。』(KTMジャパンのWEBサイトより)
 

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ライダーの身長は173cm。

 

 2011年に衝撃の日本上陸、その後200、250、390とラインナップを増やしていくが、KTMのライトウェイト・ネイキッドシリーズのオリジナル・モデルであり末弟でもある125 DUKEが2017年モデルで大きく変わった。
 まずは外観。”THE BEAST 2.0″こと1290 SUPER DUKE Rなどと共通したイメージで、昆虫の顔のようにも見えるヘッドライトを採用。スポイラーの形状が変更されたフューエルタンクは容量が11Lから13.4Lにアップ。シートの形状はライダー、パッセンジャー共にも刷新された。また、オープンカートリッジのサスペンションも新採用に。特徴的だった短いマフラーはレイアウトが変更され、サイレンサーが車両後方へ伸びるタイプに。計器類は新たにTFTディスプレイとなった。ボディカラーはオレンジとホワイトの2タイプを設定。車両価格は据え置かれた。尚、ABS(BOSCH製)は2013年モデルより標準装備となっている。
 

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 125という限られたキャパシティのためトルクでグイグイ、というよりも高めの回転をキープしながら、という走りになるが、ライダーによってはパワーを使い切ることができる楽しみがある。今や原付二種クラスで希少なロードスポーツ的役割を担う125 DUKE、維持費の安さもさることながら、ワイディングの下りなどを得意とする “玄人”ライダーにはたまらない1台だろう。
 
(高橋二朗)
 

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■KTM 125 DUKE
●全長×全幅×全高:–×–×–mm●ホイールベース:1,357±15.5 mm●最低地上高:185mm ●シート高:830mm●乾燥重量:約137kg●エンジン:水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ・124.7 cm3●ボア×ストローク:58.0×47.2mm●最高出力:11kW(15HP)/10,000rpm●最大トルク:12Nm/7,500rpm ●燃料供給方式:KEIHIN EFI●トランスミッション:6段リターン●始動方式:セル●燃料タンク容量:約13.4L●ブレーキ:(F)油圧式ディスク(R)油圧式ディスク●タイヤサイズ:(F)110/70ZR-17  (R)150/60ZR-17●価格:510,000円(税込)

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