ジョグZR CE50ZR Movistar Yamaha MotoGP Edition 210,600円(9月29日発売)

★ヤマハ ジョグZR CE50ZR Movistar Yamaha MotoGP Edition 車両解説

ヤマハの定番スクーター「ジョグ」シリーズが排ガス規制対応モデルに
同時に「ジョグZR CE50ZR Movistar Yamaha MotoGP Edition」が登場

1983年3月に発売開始されたヤマハの看板原付スクーター、ジョグシリーズ。幾多の変遷を経ながら30年以上も継続生産されてきた数少ない長寿モデルでもある。2ストロークエンジンを搭載したモデルの期間が24年もあり、膨大なヒストリーとなってしまうのでここでは省略させていただくが、大まかには7世代に分けられる。

そして経済性の向上や、環境性能に対応すべく、4ストロークエンジンが採用されて登場したのが2007年10月。フューエルインジェクションを採用し、吸気2、排気1という変則的な3バルブのヘッドを持つ4ストロークエンジンが搭載され「ニューフレンドリーJOG」として発売されている。

フューエルインジェクションは、吸気通路の圧力変位から運転状況を検知する小型の最新センサーを採用したほか、小型インジェクター、フィルター類をモジュール設計することなどにより、軽量コンパクトなシステムとして開発された。この時の4ストロークモデルが基本はそのままに、細かなモデルチェンジが行われたのみで現行モデルへと継がっている。

2011年1月にはカラー設定の変更と、ZRに専用のスモーク調メッキ立体エンブレムが採用されるなどのマイナーチェンジ。また2013年2月には、ピンク系の新色が追加され、計5色のラインナップとなっていた。2014年12月には、シートのデザイン変更によりシート高を標準モデルよりも25mmダウンさせた低シート仕様が登場し(シート高725mmから700mmに)、更なる扱いやすさで女性ユーザーにもよりやさしい仕様としたモデル、ジョグ プチがラインナップに追加されている。カラーもそれに合わせ女性向けの3色を設定。

2015年10月には、エンジンを中心にマイナーチェンジを受け、ジョグシリーズ全体で改良が行われた。排気系を見直すことでエンジンの出力を3.1kWから3.3kWに、トルクも3.9N・mから4.2N・mに向上させている。また、新型ECUの採用とO2フィードバック制御を追加し、F.I.システムの変更などにより燃費性能も30km/hの定地燃費で66.0km/Lから69.7km/Lへアップ、WMTCモード値でも50.1km/Lから56.5km/Lへと向上を図った。

2016年3月には、ジョグシリーズに1980年代の人気カラーリングをイメージした復刻カラー版が登場。1,500台の台数限定で発売された。「ダークグレーイッシュブルーメタリックA」という’84年モデルのジョグカラーと専用グラフィックを採用したモデルだった。

2017年2月に、シリーズすべての機種でロゴの刷新やカラー&グラフィックの変更が行われ2017年モデルに発展したばかりだったが、今回はシリーズ全車が平成28年度国内排出ガス規制モデルとなった。

また同時に、スタンダードモデルをベースに、MotoGPで活躍するレーシングマシン“YZR-M1”のカラーリングイメージを再現した1,500台限定のスペシャルモデル“ジョグZR CE50ZR Movistar Yamaha MotoGP Edition”を発売する。ヤマハレーシングブルーの外装色、MotoGP をイメージさせる車体グラフィックとゴールドカラーの音叉マークの追加、Movistar ロゴマークをあしらったグラブバー採用など。

ジョグZR CE50ZR Movistar Yamaha MotoGP Edition。カラーは「デイープパープリッシュブルーメタリックC」(ブルー)。
ジョグZR CE50ZR Movistar Yamaha MotoGP Edition。シリーズ本体の8月21日発売に対してこのモデルのみ9月29日発売に。

★YAMAHA ニュースリリースより (2017年7月25日)

二輪最高峰レースMotoGPマシンのイメージを再現した原付一種スクーター「ジョグ CE50ZR」
Movistar Yamaha MotoGP Editionを数量限定発売
現行「ジョグ」シリーズも新排出ガス規制へ適合

ヤマハ発動機株式会社は、スポーティなスタイルで人気の原付一種スクーター「ジョグCE50ZR」に、Movistar Yamaha MotoGP Editionを設定、数量限定1,500台で9月29日より発売します。現行のジョグシリーズ「ジョグ CE50」「ジョグ CE50D」「ジョグプチ CE50P」「ジョグ CE50ZR」についても平成28年度国内排出ガス規制へ適合し、8月21日より発売します。

“Movistar Yamaha MotoGP Edition”は、スタンダードモデルをベースに、二輪車最高峰のレースMotoGPで活躍するレーシングマシン「YZR-M1」のカラーリングイメージを再現しました。主な特徴は、1)レースを象徴するカラーであるヤマハレーシングブルーの外装色、2)MotoGPをイメージさせる車体グラフィックとゴールドカラーの音叉マーク、3)Movistarロゴマークをあしらったグラブバーなどです。

なお、本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。

<名称>
「JOG ZR」(「ジョグ CE50ZR」)Movistar Yamaha MotoGP Edition
<発売日>
2017年9月29日
<メーカー希望小売価格>
「JOG ZR」Movistar Yamaha MotoGP Edition 210,600円(本体価格195,000円/消費税15,600円)
<カラーリング>
「JOG ZR」Movistar Yamaha MotoGP Edition
・デイープパープリッシュブルーメタリックC (ブルー)
<販売計画>
1,500台限定(国内)
 
<名称>
「JOG」(「ジョグ CE50」)/「JOG DELUXE」(「ジョグ CE50D」)/「JOG petit」(「ジョグ CE50P」)/「JOG ZR」(「ジョグ CE50ZR」)
<発売日>
2017年8月21日
<メーカー希望小売価格>
「JOG」 171,720円(本体価格159,000円/消費税12,720円)
「JOG DELUXE」 184,680円(本体価格171,000円/消費税13,680円)
「JOG petit」 171,720円(本体価格159,000円/消費税12,720円)
「JOG ZR」 205,200円(本体価格190,000円/消費税15,200円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
<カラーリング>
「JOG」
・マットダークグレーイッシュリーフグリーンメタリック2(マットグリーン)
・ダークブルーイッシュグレーソリッドC(グレー)
・ライトグレーメタリックH(ライトグレー)
・ブラックメタリックX(ブラック)
・ダルレッドメタリックD(レッド)
「JOG DELUXE」
・マットダルパープリッシュブルーメタリック2(マットブルー)
・ブラックメタリックX(ブラック)
・ホワイトメタリック1(ホワイト)
「JOG petit」
・ダークグレーイッシュマゼンタメタリック1(パープル)
・ダークレディッシュグレーメタリック2(ダークブラウン)
「JOG ZR」
マットダークブルーイッシュグレーメタリック2(マットダークブルー)
・ラジカルホワイト(ホワイト)
・マットブラック2(マットブラック)
<販売計画>
26,000台(シリーズ合計/年間、国内)

★主要諸元

車名型式 2BH-SA58J
ジョグ CE50ZR Movistar Yamaha MotoGP Edition
発売日 2017年9月29日
全長×全幅×全高(m) 1.685×0.645×1.035
軸距(m) 1.160
最低地上高(m) 0.090
シート高(m) 0.725
車両重量(kg) 83
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 1
燃費消費率(km/L)※1 69.7(国交省届出値 定地燃費値 30km/h 1名乗車時)※2
55.0(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 A332E
水冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ
総排気量(cm3) 49
内径×行程(mm) 38.0×43.5
圧縮比 12.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 3.2[4.3]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 4.1[0.42]/6,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ・キック併用式
点火方式 TCI(トランジスタ式)
潤滑油方式 ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 0.8
燃料タンク容量(L) 4.4
クラッチ形式 乾式遠心シュー
変速機形式 Vベルト式無段変速オートマチック
変速比 2.731~0.844
キャスター(度) 24°00′
トレール(mm) 70
タイヤサイズ 90/90-10 41J(チューブレス)
90/90-10 41J(チューブレス)
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング
フレーム形式 バックボーン

※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
 ※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
 ※3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。

「ジョグ CE50ZR」Movistar Yamaha MotoGP Edition フィーチャーマップ
※MotoGPマシン「YZR-M1」イメージのグラフィック
・クリアレンズ採用フラッシャー(前後)
※MotoGPマシンイメージのゴールドカラーの音叉マーク
・油圧式ディスクブレーキ
・軽量アルミ製ダイキャストホイール
・新排出ガス規制適合FIエンジン
・ZR専用デザイン⽂字盤メーターパネル
・「Gロックシステム」
・ステッチ入りシート
・LED大型ハイマウントストップランプ採用リアスポイラー
※Movistarマーク
・ゴールドのリザーブタンク付きリアサスペンション
・約18リットル容量のシート下トランク(ヘルメット等収納物の形状・大きさにより収納できないものもあります)
 
※印はMovistar Yamaha MotoGP Edition のフィーチャー
(その他は「ジョグ CE50ZR」共通フィーチャー)
 

★主要諸元

車名型式 2BH-SA58J<2BH-SA58J>
ジョグ CE50<ジョグ CE50D>【ジョグ CE50P】
発売日 2017年8月21日
全長×全幅×全高(m) 1.685×0.650<0.645>×1.035
軸距(m) 1.160
最低地上高(m) 0.090
シート高(m) 0.725【0.700】
車両重量(kg) 84<83>
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 1
燃費消費率(km/L)※1 69.7(国交省届出値 定地燃費値 30km/h 1名乗車時)※2
55.0(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 A332E
水冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ
総排気量(cm3) 49
内径×行程(mm) 38.0×43.5
圧縮比 12.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 3.2[4.3]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 4.1[0.42]/6,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ・キック併用式
点火方式 TCI(トランジスタ式)
潤滑油方式 ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 0.8
燃料タンク容量(L) 4.4
クラッチ形式 乾式遠心シュー
変速機形式 Vベルト式無段変速オートマチック
変速比 2.731~0.844
キャスター(度) 24°00′
トレール(mm) 70
タイヤサイズ 90/90-10 41J(チューブレス)
90/90-10 41J(チューブレス)
ブレーキ形式 機械式リーディングトレーリング<油圧式シングルディスク>
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング
フレーム形式 バックボーン

※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
 ※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
 ※3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。