YZF-R3 ABS/YZF-R25 Movistar Yamaha MotoGP Edition 642,600円/567,000円(9月15日/10月13日発売)

★ヤマハ YZF-R3 ABS/YZF-R25 Movistar Yamaha MotoGP Edition 車両解説

YZF-R3 ABSとR25に台数限定でMovistar Yamaha MotoGPエディションが登場

多くのヤマハファン待望のニューモデルとしてYZF-R25が国内発売開始されたのは2014年12月。新設計のダイヤモンドタイプフレームに、249ccの排気量を持つ水冷4ストローク直列2気筒DOHC4バルブエンジンを搭載しての登場だった。最高出力は、27kW(36PS)/12,000rpm、最大トルク23N・m(2.3kgf-m)/10,000rpmを発揮。蘇った250フルカウルスポーツクラスの最後発モデルとしてトップレベルの性能を誇っていた。

足回りでも600ccクラスに匹敵するφ41mmのインナーチューブ径を持つ剛性の高いフロントサスに、リアにはモノクロサスが組み合わされた。余分なクオリティとしてではなく、必要にして十分な路面追従性と乗り心地を両立させるための採用と説明されていた。

なによりも、YZF-Rシリーズ一族の血統を色濃く感じさせるスタイリングが秀逸で、“マスフォワードシルエット”を構成する逆スラントの2眼ヘッドランプや切れ上がったテールなど、YZF-RシリーズのDNAを色濃く持って開発されたニューモデルだった。

YZF-R25に兄貴分、YZF-R3 ABSが登場したのは2015年4月。車体は、YZF-R25とほぼ同一で、エンジンの基本構成も変わらず。YZF-R25のボア66.0mmに対して68.0mmへ拡大し(ストロークは44.1mmと変わらず)、余裕のパワーを生み出す排気量320ccとしている。最高出力は31kW(42PS)/10,750rpm、最大トルクは30N・m(3.0kgf・m)/9,000rpmにそれぞれアップ。メカニズム面での変更は、その他に6速ミッションの各ギア比を再設定したことと、足回り面でも、タイヤを同一サイズながら、対応スピードレンジを「S」からミシュラン製の「H」レンジタイヤへとグレードアップした程度。またYZF-R3では、ABSを標準装備するモデルのみのラインナップとなっていた。

このYZF-R3 ABSと弟分のYZF-R25/R25 ABSだが、車両本体価格で3万円しか違わない(ABSモデル比較)ので、リターンライダーの足慣らしや、初心者の入門スポーツモデルとしてメリットの多い軽二輪版のYZF-R25を取るか、それとも車検のある400クラスとなっても、より本気の走りを目指せるYZF-R3 ABSを取るか、ヤマハファンにとっては、“嬉しい悩み”言うところだろう。

2007年3月に、YZF-R3/YZF-R25シリーズ初のモデルチェンジで、3色のニューグラフィック&カラー設定が行われたばかりだが、今回は「Movistar Yamaha MotoGP Edition」として、MotoGPマシン“YZR-M1”のカラーイメージを再現した限定モデルを発売する。YZF-R3 ABSが国内300台、YZF-R25が国内400台の限定販売だ。

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YZF-R3 ABS Movistar Yamaha MotoGP Edition。「ディープパープリッシュブルーメタリックC」(ブルー)。
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YZF-R25 Movistar Yamaha MotoGP Edition。カラーはR3 ABSと同一の1色設定。

★YAMAHA ニュースリリースより (2017年8月9日)

二輪最高峰レースMotoGPマシンのイメージを再現した台数限定のロードスポーツモデル
「YZF-R3/R25」Movistar Yamaha MotoGP Editionを発売

ヤマハ発動機株式会社は、水冷・直列2気筒320cm3エンジンを搭載する「YZF-R3 ABS」および、水冷・直列2気筒249cm3エンジンを搭載する「YZF-R25」に“Movistar Yamaha MotoGP Edition”を設定、それぞれ9月15日、10月13日より台数限定にて発売します。

「YZF-R3 ABS」「YZF-R25」は、高次元な走行性能とスタイルを具現化し、同時に日常での扱いやすさを両立した人気のモデルです。“Movistar Yamaha MotoGP Edition”は、スタンダードモデルをベースに、本年5月ヤマハ・グランプリ通算500勝達成も決めたMotoGPマシン「YZR-M1」のカラーリングイメージを再現しました。主な特徴は、1)レースを象徴するカラーであるヤマハレーシングブルーの外装色、2)MotoGPマシン「YZR-M1」をイメージさせるグラフィックデザイン、3)ゴールドカラーの音叉マーク、4)イエローカラーのサスペンションコイル、5)ゴールドカラーのブレーキキャリパーなどです。

製造は、当社のグループ会社PT. Yamaha Indonesia Motor Manufacturing(YIMM)で行います。

<名称>
「YZF-R3 ABS」Movistar Yamaha MotoGP Edition
<発売日>
2017年9月15日
<メーカー希望小売価格>
642,600円(本体価格595,000円、消費税47,600円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(消費税)、登録に伴う諸費用は含まれていません。
<カラーリング>
・ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)
<販売計画>
300台限定(国内)
 
<名称>
「YZF-R25」Movistar Yamaha MotoGP Edition
<発売日>
2017年10月13日
<メーカー希望小売価格>
567,000円(本体価格525,000円、消費税42,000円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(消費税)、登録に伴う諸費用は含まれていません。
<カラーリング>
・ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)
<販売計画>
400台限定(国内)