CRF150R 479,850円(9月17日発売)

★ホンダ CRF150R 車両解説

扱いやすい車体のCRF150Rを各部を熟成し2012年モデルとして発売

2006年10月に「モトクロス競技の初心者から上級者まで、幅広いユーザーに向けて、扱いやすいサイズの車体にコンパクトな4ストローク150ccエンジンを搭載したモトクロッサー」として発売されたCRF150RとCRF150RII。

水冷4ストロークに1本のカムですべてのバルブを駆動する“ユニカムバルブトレイン”という兄貴分のCRF450RやCRF250R譲りのハイメカニズムを導入したエンジンを、専用設計のセミダブルクレードルに搭載。扱いやすい車体サイズながら本格的なモトクロス競技も楽しめるモデルとして人気を得ている。

2007年、2008年とカラー&グラフィックの変更を受けたが、その後は継続販売というカタチで発売されていた。

今回、2012年モデルとして各部が熟成されることになった。エンジン面では、シリンダーヘッド、燃焼室形状とピストンのサイドウォール形状を変更することなどにより、より力強く、高回転域まで伸びのあるパワーフィールを実現。車体面ではサスをより熟成させ悪路での走破性を向上。グラフィックもCRFシリーズに共通するアグレッシブなものに変更されている。フロント19インチ、リア16インチのラージホイールを履くCRF150RIIも同様に2012年モデルに。

モトクロス競技専用車「CRF150R」「CRF150RII」の各部を熟成した2012年モデルを発売

★HONDA プレスリリースより (2011年8月3日)

モトクロス競技専用車「CRF150R」「CRF150RII」の各部を熟成した2012年モデルを発売

Hondaは、モトクロス競技の初心者から上級者まで幅広いユーザーから支持を受けている、扱いやすい車体サイズのモトクロス競技専用車「CRF150R」と大径ホイールを装備した「CRF150RII」の各部を熟成し、2012年モデルとして9月17日(土)に受注期間限定※で発売します。

主な変更内容
1)エンジン
シリンダーヘッド、燃焼室形状とピストンのサイドウォール形状を変更することで、より力強く高回転域まで伸びのあるパワーフィールを実現。カムシャフトプロフィールも変更し、扱いやすい出力特性としました。加えてクランクケースにブリージング穴を追加しケース内圧力を調節することで、ポンピングロスを軽減。ケーヒン製FCRキャブレターの加速ポンプ構造に、リンクレバー直押しタイプを採用することでスロットルレスポンスを向上させています。
2)サスペンション
各ブッシュの素材と形状を見直し、フリクションを低減させ路面追従性の向上を図りました。併せて前・後サスペンションのセッティングを変更し、操縦安定性を向上させ悪路の走破性に優れたものとしています。
3)スタイリング
CRFシリーズ統一の精悍なストライプをシュラウドカバーに採用し、速さと力強さを主張するアグレッシブなデザインとしました。
CRF150R、CRF150RIIは、数々のレースで培った先進技術を熟成させて投入した、Hondaのモトクロス競技専用車CRF450RやCRF250R譲りの、力強い出力特性を備えた4ストロークエンジンを、足着き性に優れた扱いやすいサイズの車体に搭載し、好評を得ているモデルです。
※受注期間は、2011年8月3日(水)から、12月10日(土)まで
●販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計 50台
●メーカー希望小売価格
CRF150R 479,850円(消費税抜き本体価格 457,000円)
CRF150RII 496,650円(消費税抜き本体価格 473,000円)
※このCRF150R、CRF150RIIは、公道および一般交通の用に供する場所では一切走行できません。また、登録してナンバープレートを取得することもできません。

★主要諸元

車名型式 KE03
CRF150R
発売日 2011年9月17日
全長×全幅×全高(m) 1.832〈1.900〉×0.770×1.133〈1.171〉
軸距(m) 1.260〈1.285〉
最低地上高(m) 0.301〈0.336〉
シート高(m) 0.832〈0.866〉
車両重量(kg) 82.9〈84.9〉
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 1
燃費(km/L) -(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 -
水冷4ストローク単気筒SOHC
総排気量(cm3) 149.7
内径×行程(mm) 66.0×43.7
圧縮比 11.7
最高出力(kW[PS]/rpm) -[-]/-
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) -[-]/-
燃料供給装置形式 φ32mmキャブレターFCR15C
始動方式 プライマリーキック式
点火方式 電子進角CDIデジタル点火
潤滑油方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) -
燃料タンク容量(L) 4.3
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式5段リターン
変速比 1速 2.214
2速 1.647
3速 1.318
4速 1.105
5速 0.956
減速比1次/2次 4.117/3.333〈3.733〉
キャスター(度) 27°2′〈27°48′〉
トレール(mm) 78〈96〉
タイヤサイズ 70/100-17 40M〈70/100-19 42M〉
90/100-14 49M〈90/100-16 52M〉
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式(倒立)
スイングアーム式(プロリング)
フレーム形式 セミダブルクレードル

※〈  〉の数値はCRF150RII