2017年10月27日 

■ホンダCBR1000RRのリコール(平成29 年10月26日届出)

 対象車両は型式2BL-SC77(通称名:CBR1000RR)の車台番号SC77-1000008~SC77-1000549(製作期間:平成 29 年 2 月 24 日~平成 29 年 4 月 26 日)の334台(チタン製燃料タンク装着車両)、車台番号SC77-1000017~SC77-1000596(製作期間:平成 29 年 2 月 24 日~平成 29 年 8 月 9 日)の205台(鋼板製燃料タンク装着車両)、計 1型式、計 1車種、計539台。

 不具合の部位(部品名)は「燃料装置(燃料タンクキャップ)」。

 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「燃料タンクにおいて、燃料タンクキャップのシール性評価及び当該キャップに組付けられたパッキンホルダの寸法が不適切なため、パッキンが燃料で変形すると、キャップを閉めた際にパッキンがずれ、シール性が不足することがある。そのため、燃料が多い状態で急減速をすると、燃料がパッキンのシール部から漏れ、ドレンチューブより排出されるおそれがある。また、洗車時に水がシール部からタンク内に浸入すると、エンジン不調やタンク底部が錆び、そのままの状態で使用を続けると錆が進行し、最悪の場合、燃料が漏れるおそれがある」というもの。

 改善措置の内容は「全車両、燃料タンクキャップを対策品と交換するとともに、当該キャップのシール状態を点検し、タンク内への水浸入を確認する。水が浸入している場合、鋼板製燃料タンク装着車両は、燃料タンク、燃料ポンプ、インジェクタを新品に交換し、チタン製燃料タンク装着車両は、燃料ポンプ、インジェクタを新品に交換する」という。

 改善箇所説明図はコチラ

問:本田技研工業 お客様相談センター
TEL:0120-086819