2017年11月7日 

■ホンダが2018年の二輪モータースポーツ活動計画を発表

 現地時間の11月6日、イタリア・ミラノで開催されるEICMA2017(ミラノショー)で、ホンダは「FIMロードレース世界選手権シリーズ(MotoGP)」をはじめとする世界選手権、および「ダカールラリー2018」の参戦体制を発表した(以下、プレスリリースより)。

1.FIMロードレース世界選手権シリーズ(MotoGP)
●MotoGPクラス
 2018年シーズンのMotoGPクラスには、Hondaのワークスチーム「Repsol Honda Team」から、現在ポイントランキング1位のマルク・マルケスと、MotoGPクラス13年目となるダニ・ペドロサの2名が2018年型のワークスマシンRC213Vで参戦します。また、「LCR Honda Castrol」のカル・クラッチロー、「LCR Honda IDEMITSU」の中上貴晶、そして「Estrella Galicia 0,0 Marc VDS」のフランコ・モルビデリ、トーマス・ルティの4名もRC213Vを駆って参戦、ライダーズ、コンストラクターズ、チームの3冠獲得を目指します。

●Moto3クラス
 2017年シーズン、2年ぶりにライダーズとコンストラクターズのダブルタイトルを獲得したMoto3クラスには、2018年型のHondaワークスマシンNSF250RWを13台投入。7チーム体制で臨み、2017年に続く、ライダーズ、コンストラクターズのタイトル連覇に挑みます。

2.FIMトライアル世界選手権シリーズ(WCT)
 ライダーズタイトル11連覇を達成したWCTには、Hondaのワークスチーム「Repsol Honda Team」から、11年連続チャンピオンのトニー・ボウと、WCT参戦23年目の藤波貴久の2選手が、ワークスマシンCOTA4RTで参戦。ボウはタイトル連覇の記録更新を狙います。

3.FIMモトクロス世界選手権シリーズ(MXGP)
●MXGP:450ccクラス
 MXGPクラスには、ワークスチーム「Team HRC」から、2017年シーズンランキング5位のティム・ガイザーが参戦。また、MX2ランキング8位のブライアン・ボジャーズが新たに参戦。2018年型のワークスマシンCRF450RWを駆りタイトル奪還を目指します。

●MX2:250ccクラス
 MX2クラスには、2017年シーズンに同クラス13位のカルバン・ブランドレンが「Team HRC」からワークスマシンCRF250Rで参戦し、タイトル獲得を目指します。

4.AMAスーパークロス世界選手権シリーズ(450SX)
●450SX:450ccクラス
 450SXクラスには、Hondaのワークスチーム「Team Honda HRC」からケン・ロクスンと、コール・シーリーが2018年型CRF450Rで参戦し、タイトル獲得を目指します。

5.FIMスーパーバイク世界選手権シリーズ(WSB)
 Hondaのヨーロッパ地域統括会社である(株)ホンダ・モーター・ヨーロッパ・リミテッド(Honda Motor Europe Ltd.)が支援する「Red Bull Honda World Superbike Team」から、現在もWSBに参戦中のレオン・キャミアがCBR1000RR SP2で参戦し、タイトル獲得を目指します。

●ダカールラリー2018
 ダカールラリー参戦6年目となるHondaのワークスチーム「Monster Energy Honda Team」は、ダカールラリー参戦8年目のエースライダー、ホアン・バレダ、参戦10年目のパウロ・ゴンサルヴェス、そしてケビン・ベナバイズ、マイケル・メッジ、リッキー・ブラベックの総勢5名が、2018年型のワークスマシンCRF450 RALLYでタイトル獲得を目指します。