2018年3月8日 

■未来のスターとなるべく彼らに期待、チームノリックの2018年シーズン!

右より阿部恵斗、青田 魅、チームの運営をサポートするリーバークレインの信濃孝喜 代表取締役社長、阿部光雄チーム監督、阿部真生騎。

 GPライダーとして大活躍した“ノリック”こと故・阿部典史の「世界で通用する日本人ライダーを育てたい」という意志によって2006年に結成された「チームノリック」。昨シーズンは世界耐久選手権でも活躍、全日本ロードレースのJSB1000クラスを戦うヤマハ・ファクトリーの野左根航汰らを輩出した13年目を迎える同チームが2018年シーズンの参戦体制を発表した。ノリックの父であり、プロのオートレース選手として活躍(2015年に引退)した父・阿部光雄をチーム監督に、「MotoGPチャンピオンを育てる」という本来のチームポリシーに沿い、3名のライダーが戦う。


阿部恵斗(あべ けいと):2003年9月13日生まれ。東京都出身。5歳よりポケバイ、ミニバイクレースで活躍、2013年にチームノリックJr.入り、筑波ロードレース選手権をメインに参戦。ダートトラック、モトクロスでのトレーニングも実施。2017年は筑波ロードレース選手権J-GP3クラス・ランキング2位。

 9歳からチームに所属している14歳の阿部恵斗は、筑波ロードレース選手権から遂に全日本ロードレース選手権へステップアップ、強豪ひしめくJ-GP2クラスを戦うことになった。今年は“勉強の年”とし、2020年にチャンピオン、2021年に世界選手権のMoto2クラスへ。そしてその3年後となる2024年にMotoGPクラスのライダーとなり、チャンピオンを目指すという夢の実現に向けた第一歩の年となる。

 同じく将来のMotoGPチャンピオンを夢見る12歳の青田 魅は、第2戦(6月)より筑波ロードレース選手権S80クラスをメインに戦う。さらに桶川スポーツランドの関東ロードミニ選手権などにも挑戦予定。

 そして、チーム創設者ノリックの長男、14歳の阿部真生騎がチームに加入。筑波ロードレース選手権の第2戦よりJ-GP3クラスを戦うよう準備を進めているという。

 少数精鋭のチームノリック、未来のスターとなるべく彼ら2018年シーズンの戦いぶりに要注目、活躍に期待したい!



青田 魅(あおた かい):2005年10月31日生まれ。埼玉県出身。2015年よりキッズバイクで本格的にサーキット走行を開始、2017年にチームノリック加入。2017年はテルル桶川スポーツランドKIDS-Eクラス・ランキング2位、白糸スピードKIDSクラス・ランキング2位、菅生西コース KIDSクラスをコースレコードで優勝。 阿部真生騎(あべ まいき):2004年1月17日生まれ。東京都出身。2017年11月22日に初めてバイクに乗り、2018年1月4日に桶川スポーツランドで鎖骨を骨折。まだ完治していない2月10日にオフロードビレッジで転倒、再骨折。思いっきりの良さは祖父でもある監督も認めるところ。