2018年5月14日 

■人の生活を楽しくしてきた2つの製品、60周年記念コラボイベント

銀座の文具専門店・伊東屋で開催された「図案スケッチブック」×「スーパーカブ」コラボイベントでは60年の歴史を誇る両製品のこだわり、知られざるネタなども披露。ホンダのデザイナー・川和さんによるスケッチ作品も印刷されるコラボ商品「スケッチブック“60th図案×スーパーカブ”コラボレーションスケッチブック B6」も限定販売中(360円+税)だ。

 ホンダのスーパーカブや東京タワーが60周年を迎える2018年、文具メーカー・マルマンの幅広く多くの人々に親しまれている「図案スケッチブック」も発売開始から60周年を迎え、記念イベントなどが展開されている。5月12日の土曜日には銀座・伊東屋にて「『図案スケッチブック』×『スーパーカブ』トーク&スケッチ実演イベント」が開催された。

 お互い発売60周年ということで実現したこのコラボイベントでは、マルマンの“ペーパーマイスター”こと遠藤恒夫さん、そして本田技術研究所 デザイン開発室 室長である川和 聡さんを迎え、メーカーや職種を飛び越えた両者の“こだわり”が語られる。加えて川和さんは60周年記念として製作された最大サイズのスケッチブックでイラストを描くという実演も行った。さすがに限られた時間内での完成は厳しかったが、完璧にトークをこなしながら水彩まで行い、来場者の耳と目をくぎ付けにする仕事ぶりであった。

 トークでは両者の思わず「へぇ~!」とうなずいてしまう知られざるネタなども披露。図案スケッチブックとスーパーカブは生誕60周年のみならず、“人の生活を楽しくする”という根底にあるものが共通であるということを知ることができるイベントであった。

 尚、マルマンでは図案スケッチブックの発売開始60周年を記念し、川和さんのイラストが印刷されたスーパーカブとのコラボスケッチブックなどを限定販売。また、図案スケッチブックのデザインが施されたスーパーカブ50が全国の文具店などに展示された後、プレゼントされるクイズキャンペーンも実施されている。

トークショーにはマルマン(株)マーケティンググループ グループ課長代理の遠藤恒夫さん、(株)本田技術研究所 二輪R&Dセンター デザイン開発室 室長 兼 クリエイティブダイレクター 上席研究員の川和 聡さんが登壇。川和さんはトークしながらイラスト実演。今年60周年のスーパーカブ、図案スケッチブック、東京タワーを描く様子で来場者をくぎ付けに。
川和さんはホンダ入社2年目で東京モーターショーに参考出品するシティカブ(1993年)やスーパーカブ110(2009年)のデザインなどを手掛けた経歴をもつ。イラストを描くことが趣味ということで、会場には作品も展示された。
伊東屋では「図案スケッチブック」60周年フェアも開催。同じ60周年ということでスーパーカブ、東京タワー、uni鉛筆との限定コラボ商品も販売される。また、図案スケッチブックのデザインが施されたスーパーカブ50が当たるキャンペーンも実施中だ。ちなみに深緑と黄色の図案スケッチブックの表紙は、当時の青山学院の学生がマルマンに持ち込んだデザインだとか。

マルマン・図案スケッチブック60周年記念特別サイト
http://www.e-maruman.co.jp/zuan60th/
ホンダ・スーパーカブ60周年特設サイト
http://www.honda.co.jp/supercub-anniv/