ホンダのバイクはホンダに積みたい!大ヒット・Nシリーズにトランスポーターが登場 Honda N-VAN

すでにティザーサイトなどでもお馴染み、ホンダの軽自動車・Nシリーズのニューモデルとなる「N-VAN(エヌバン)」が7月12日、発表となった(発売は7月13日から)。“働く人の毎日をもっと便利に楽しくする、軽バン新基準を創る”という志をもった新しい軽貨物車(軽バン)は、遊び道具としての要素も随所に見ることができる。オートバイを積載することを本格的に意識した初めてのホンダ車ではないだろうか?

■撮影:依田 麗
■問:Hondaお客様相談センター TEL:0120-112010(クルマ) 
http://www.honda.co.jp/N-VAN/new/

使い方の想像力を無限にかきたてるトランポ!

 N-VAN はこれまで40年以上の長きに渡って仕事や趣味の足として親しまれてきたアクティバンに代わるモデル。1967年登場の軽トラック・TN360から受け継がれてきたミッドシップレイアウトからフロントエンジン・フロントドライブ(FF)へ大転身。発売以来、79か月目で累計販売台数200万台を突破する大ヒットとなったN-BOX(エヌボックス)をはじめとする、ホンダ独創のセンタータンクレイアウトのプラットフォームを採用するNシリーズの軽貨物自動車(軽バン。4ナンバー)として、積載スペースと積載作業の効率向上が追求されている。


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バリエーションはプロ仕様「G」と「L」に加え、“もっと楽しく”をキーワードとする「+STYLE FUN」、同じく“もっとカッコよく”のロールーフ仕様「+STYLE COOL」。それぞれフロントマスクの表情が異なる。「+STYLE」シリーズはターボエンジンを選択可能。機能美を感じさせるスクエアなフォルムに、パネルを厚くすることなく強度をもたせるサイドの3本のプレスラインがアクセント。※以下、写真をクリックすると大きく、または違う写真を見ることができます。
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2代目N-BOXで新たに開発されたプラットフォームをベースに、商用車向けに専用設計。FF、センタータンクレイアウトによる低床化に加え、助手席側ピラーレス構造により積み下ろし効率を改善。助手席のダイブダウン機構によってさらなるフラットスペースも実現し、長尺物の積載も可能に。最大積載量は350~300kg(2名乗車時)。運転席は長時間の運転でも疲れにくく、頻繁な乗り降りでも破れにくいシート設計に。インパネは各種トレーやフックなど、機能と使い勝手が追求されたもの。
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キズが目立たないよう、人が乗る(触れる)エリアと荷物を積むエリアで異なるシボを採用。荷室両サイドにバーやボードを取り付けるなどのカスタマイズを可能とするユーティリティナットも設置される。エンジンは自然吸気版(53PS/6.5kgf・m)とターボ版(64PS/10.6kgf・m)を設定。トランスミッションはCVTの他、自然吸気版は6速マニュアルを選ぶことも可能。

 バイクのトランスポーターと言えばハイエース、キャラバンあたりが定番だが、維持費の手軽さといった面から軽バンを愛用している人も多い。軽バンは荷物を積むという用途を考えると、フル積載時のトラクション確保という面で後輪駆動が一般的だ。N-VANはその名の通りNシリーズのFFプラットフォームを使用することで荷室の低床化を実現。さらに軽バン初となるセンターピラーレス仕様とすることで助手席側の大きな開口部を実現するなど、積載作業効率で大きな進化を遂げたことが特徴となっている。

 当然、エンジンは運転席の前へ移動したことで荷室長はこれまでのアクティバンに対し短くなってしまうのは否めない。そこは助手席に備わるダイブダウン機構によって荷室と一体となるフラットな空間を生むなど、シートアレンジによって長尺物の積載などを可能とした。

 荷室空間のカスタマイズを容易とするユーティリティナットをアクティやバモスホビオから継承。タイダウンフックも計8か所設置するなど、トランスポーターとして使用するユーザーにとって便利なアイテムが設定され、使い方の想像力を無限にかきたてる仕様となる。

 バリエーションも配達業務などを想定して「プロ仕様」に加え、スタイルを持っている職業ユーザー、趣味の道具としてのユーザーを対象とする「+STYLE」という大きく分けて2本立てに。エンジンも余裕の走りを生むターボ仕様が設定された他、自然吸気エンジンには軽スポーツカーのS660用をベースにワイドレシオ化された6速マニュアルが用意されている。

 車両価格は安全運転支援システムであるホンダ センシングを標準装備(装備しない仕様もあり)する「G・Honda SENSING」の1,267,920円(税込)からとなっている。


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N-VANは低床、シートアレンジよってこれまでの軽バン以上にバイクの積載が容易となったのがポイント。特に低床によってバイクが荷室内に入ったあたりの不安定による不安感の解消が、積みなれない人にとっては嬉しい。助手席を倒しても、前後タンデムの2名乗車が可能だ。
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モンキー125クラスなら車体を斜めに積載することで助手席を生かすことができる。尚、タイダウンフックは助手席の足元や荷室の四隅など、計8か所に設置されている。ご覧の通り、パワープロダクツ(汎用製品)のナイロンコードカッター仕様の刈払機といった長尺物も楽々収まる。

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仕事のみならず、趣味の道具としても使えるN-VAN。その用途に応じて様々な純正アクセサリーも用意されている。