2018年9月13日 

■ヤマハがフロント二輪の大型LMWスポーツモデル「NIKEN」の予約受注を開始

こちらの動画が見られない方、大きな画面で見たい方はYOU TUBEのWEBサイトで直接ご覧下さい。https://youtu.be/d3AVbOTYr8E こちらの動画が見られない方、大きな画面で見たい方はYOU TUBEのWEBサイトで直接ご覧下さい。https://youtu.be/LEg4u1iU9PE

 ヤマハは、昨年の東京モーターショーでワールドプレミアした“Leaning Multi Wheel”テクノロジーを採用した大型スポーツモデル「NIKEN」の国内予約受注の開始を発表した。

「TRICITY」シリーズで普及させたLMWテクノロジーに、さらに専用に開発した“新ステアリング機構”(LMWアッカーマン・ジオメトリ:車体をリーンさせながら、なおかつ内外輪差が生まれるフロント2輪が、常に旋回方向を向く設計を成立させ、同心円を描く滑らかな旋回を可能とするヤマハ独自の構造)を搭載することでLMWの安定性のみならず、スポーティで滑らかな回転性やより自然な操縦性が実現されているという。

 倒立式の片持ちフロントサスペンションを外側に配したことにより410mmの前輪トレッドと、45度のバンク角を実現している。また、2軸ステアリング機構を採用したことで後輪荷重を確保できるライダーの乗車位置が設定可能となり、約50対50という理想的な重量配分も実現している。

 フレームはアルミとスチールを使い分ける“ハイブリッド・フレーム”を採用。リアアームは優れた剛性と強度のバランスを実現するため、アルミ鋳造+パネル溶接という手法を取り入れている。フロントタイヤも「NIKEN」専用で開発された15インチのVレンジタイヤ(120/70 R15)を採用。

 搭載されるエンジンは、MT-09用をベースに開発された水冷4ストローク直列3気筒DOHC4バルブ、排気量845cm3、YCC-T・FIエンジンで、クランク慣性モーメントの最適化(MT-09比で18%増)およびFIセッティングの最適化などによりスポーティかつマイルドな操作性としている。

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「NIKEN」の受注開始を発表したヤマハの日髙祥博代表取締役社長と開発にあたった花村直己NPM事業統括部長。
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フロントカウルの中はこのようになってました。フロント周りの巨大さがより強調される。タイヤは15インチを2本。 LMWアッカーマン・ジオメトリ(車体をリーンさせながら、なおかつ内外輪差が生まれるフロント2輪が、常に旋回方向を向く設計を成立させ、同心円を描く滑らかな旋回を可能とするヤマハ独自の構造)のリンク部分も公開。

 気になるメーカー希望小売価格は、1,782,000円(税込)。販売計画は、年間、国内400台と発表されています。

■LMWテクノロジー実証テストに関するWebページ https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/lmw/technology/

■「NIKEN」取扱店に関するWebページ https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/niken/



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