2019年6月20日 

■ドゥカティ、今年は“V4”でヒル・クライムに挑戦

 6月30日、アメリカのコロラド州で開催される「パイクスピーク・インターナショナル・ヒル・クライム」。1916年に初開催という世界で最も有名なヒル・クライムは、標高4302m地点まで一気に駆け上がりタイムを競う“雲に向かうレース”である。

 そんなモータースポーツの二輪カテゴリー2018年覇者であるドゥカティは、2019年のEICMA(ミラノショー)で一般公開後、2020年に正式デビュー予定である新型「ストリートファイターV4」のプロトタイプで参戦する。ライダーは昨年、ムルティストラーダ1260で出場し自身4勝目を飾ったカーリン・ダン。

 ニューモデル開発プロセスの一環として、パニガーレV4から直接派生したストリートファイターV4の優れたパフォーマンスを証明することが参戦の目的。一般的なプロトタイプに施されるカモフラージュとは異なり、ドゥカティ・スタイル・センターによってデザインされた“ピクセル化”と呼ばれるカラーリングは、モーターサイクルの最終的なデザインを意図的に明らかにすることによって、ニューモデルに対する期待感を高める効果をもたらすものだとか。