昨年の東京モーターショーに出展された、全身黒ずくめの「CB1100カスタマイズコンセプト」を憶えていらっしゃるだろうか？　

今思えば、カタログモデルとして追加されたCB1100 BLACK STYLEへの布石だったようにも思える。

ここに紹介するのはホンダモーターサイクルジャパン（HMJ）が提案する、BLACK STYLEをより精悍に引き立てるイクイップメントで固められたカスタマイズコンセプト（東西MCショー出展車）。

CB1100の端正なフォルム、味わいを活かしつつ、スポーティさの中に“静かな迫力”を秘めた１台に仕上がる。

マフラーにブラックの特別塗装が施されているものの、CB1100 BLACK STYLEをベースに市販パーツでコーディネイトされたことで、誰でも同じルックスを手に入れることができる。まさにカスタマイズを提案する１台だ。各所に贅沢なパーツが奢られるが、その存在感を押し殺しているような佇まいが見る者を圧倒する。

シックデザイン ロードコメット：CB1100のスタイルにマッチしたオーソドックスなデザインのFRP製ビキニカウル。フロントマスクをキリリと引き締める。41,790円

NAPOLEON リュートミラー：新保安基準を満たした鏡面を採用することで後方視界を損なうことなく、マシンの凝縮感を高めるアイテム。左右共通。3,465円

ACTIVE アジャスタブルビレットレバー：今や少数となってしまったブラックのレバー、その往年の輝きがライダーに満足感を与えてくれる。アジャスタブル機能が備わり、可倒式のため転倒時のダメージも軽減。11,340円（ブレーキ/ブラック）、10,290円（クラッチ/ブラック）

POSH アルミマシンドウインカーKIT：1970年代、欧州仕様のCBに採用されていた小型ウインカーを彷彿とさせる形状。暖色が抑えられるクリアレンズも精悍さを演出。17,115円（クリア）

OHLINS サスペンション：世界最高峰・MotoGPマシンの多くも採用する北欧の名門ブランドをさりげなく装着。シンプルなデザインながら調整機能満載。121,800円（ブラック）

MORIWAKI メガフォン２本出しマフラー：２本出しとすることでサイレンサーがショート化され、精悍なフォルムに。リアビューにもアクセントをもたらす。撮影車はマットブラック特別塗装品。156,450円（価格はステンレス仕様）