2012年4月9日 

■ヤマハがインドネシア向けFI・ATコミューター「SOUL GT (ソウル ジーティー)」を現地発売

「ヤマハは、低燃費で経済性に優れた115ccYMJET-FI(※1)エンジンを搭載したAT(オートマチック)コミューター“SOUL GT (ソウル ジーティー)”を2012年4月7日よりインドネシア市場に導入しました。当社は、中期成長戦略“アセアン二輪車事業における商品力・収益力向上”(※2)を担う製品として本年2月より同市場に“Mio J”を導入しましたが、今回の“SOUL GT”はこれに続く第2弾となります。また、現行“Mio SOUL”の後継モデルとなります」。

 インドネシアの二輪車市場は年間約800万台(2011年/ヤマハ調べ)で、そのうちATモデルは約50%を超えている。そんな中、ヤマハが2007年8月から導入した“Mio SOUL”は、低く構えたスタイリッシュな一眼タイプのヘッドライトなどを特色とした男性的フォルムで、特に若い男性ユーザーから人気を博し、累計130万台を販売しているとか。
 今回のこの“SOUL GT”は、新たにスポーティで先鋭的デザインを待ち望む20代男性をターゲットに企画、開発したモデルで、現行車の特色である一眼ヘッドライトを継承しながらもボディデザインを進化させ、鋭い眼差しのヘッドライト部、パワフルさを表現するエアインテーク風のサイドカバー、ダイナミックで個性的なテールライト廻りなど、より力強く、スタイリッシュに仕上げたモデルだ。
 製造・販売は、グループ会社のYIMM(PT. Yamaha Indonesia Motor Manufacturing)が行い、発売日は4月7日、現地価格は13,900,000ルピア(ジャカルタ、税込み)、日本円にすると約12万5千円(4月9日現在)。販売計画は年間40万台(インドネシア国内)。

※1 YMJET-FI:Yamaha Mixture Jet-Fuel Injection/主通路とは別に設けた副通路からのエアアシストを行い噴射燃料と空気を効率的に混合させ、実用域での燃費向上に貢献するFIシステム。
※2 中期経営計画:ヤマハの2010年から2012年までの3ヵ年の中期的な経営計画で、4つの成長戦略の一つとして「アセアン二輪車における商品力・収益力向上」を掲げ、「FI搭載比率の拡大と商品力の強化」並びに「FIシステムコストダウンと規模効果による収益性の向上」の両立により、更なる商品競争力強化を目指している。