甲州街道と中山道。

 正直、鰻も魅力的だが通り沿いに多くあった蕎麦の幟に引き寄せられた。諏訪大社下社秋宮へと続く通りには参拝客が素通り出来ないような場所に数件の蕎麦屋がある。そこでとろろ蕎麦をかき込む。旨い。

 

 諏訪大社を拝み、再びブルバードを走らせる。

 諏訪大社の秋宮の前から国道142号線沿いは歴史を感じさせる古い家並みがある。道沿いには「中山道」という小さな看板があり、その矢印にそってブルバードを走らせると、下町風情の旧道を楽しめる。木造の家々の前を東西に向かった旅人は、このあたりで何を見たのだろう。とはいっても、想像力の乏しい自分は、テレビの時代劇か北斎が描いた絵に描かれた世界しか浮かんでこないのだけど。



諏訪大社下社秋宮の参道にある山猫亭にて。冷たい汁蕎麦にとろろを合わせる。さっぱりとしていて元気がでる旨さだ。
諏訪大社下社秋宮の参道にある山猫亭にて。冷たい汁蕎麦にとろろを合わせる。さっぱりとしていて元気がでる旨さだ。

諏訪大社の石垣。木陰を涼しい風が吹かせた。

諏訪大社の前から中山道をゆくブルバード。
諏訪大社の石垣。木陰を涼しい風が吹かせた。 諏訪大社の前から中山道をゆくブルバード。

 その中山道を諏訪大社から5分も行くとすっかり街から抜け出した。そのすぐ先にあるのが諏訪大社の7年に一度の奇祭、御柱祭りで下社の御柱が文字通り山から里に下りるための木落坂がある。一度だけこの坂の上で御柱祭りを見たことがあるが、それはすごかった。あのときは人だかりがすごくて坂の傾斜まで解らなかったが、今こうして仰ぎ見ると・・・・・、こんなだっけ?、と疑問符が。

 国道から看板に促され、木落坂を見下ろす場所に行くことに。そこからの眺めこそ、御柱祭りのハイライト、木落坂だ。見事な急斜面。よくぞ氏子達は丸太にうち跨がり、ここを下ったものだ。勇者である。


木落坂の前から和田峠方向に200メートルほど走り右折。坂をあがれば木落坂の上に出る。そこには御柱が。氏子に曳行されて運ばれる御柱は、この坂の上から滑り落ちる。


この緑に覆われた丘が木落坂。下から見るとなんだか緩斜面だ。国道142号沿いにある。
木落坂の前から和田峠方向に200メートルほど走り右折。坂をあがれば木落坂の上に出る。そこには御柱が。氏子に曳行されて運ばれる御柱は、この坂の上から滑り落ちる。

この写真で見るとその斜度の凄さがおわかりかと……
この写真で見るとその斜度の凄さがおわかりかと……。 この緑に覆われた丘が木落坂。下から見るとなんだか緩斜面だ。国道143号沿いにある。

石碑の横にある解説には、諏訪大社下社春宮、秋宮の社の四隅に建立する8本の御柱が曳行され、この坂を滑り降りるとある。樅の巨木に氏子達は跨がり45度もある斜面を一気に滑り降りる。7年に一度の見せ場、とある。

茅野に向かう途中で通った旧道。諏訪湖を見下ろしながら東に進む。古い旅籠が街角に残る。
石碑の横にある解説には、諏訪大社下社春宮、秋宮の社の四隅に建立する8本の御柱が曳行され、この坂を滑り降りるとある。樅の巨木に氏子達は跨がり45度もある斜面を一気に滑り降りる。7年に一度の見せ場、とある。 茅野に向かう途中で通った旧道。諏訪湖を見下ろしながら東に進む。古い旅籠が街角に残る。

諏訪湖に注ぐ上川。この川沿いにある快適な道がこれ。河川敷の中に続く一方通行の道。諏訪湖畔から中央道の諏訪インター近くまで信号フリーで走る事ができる。
諏訪湖に注ぐ上川。この川沿いにある快適な道がこれ。河川敷の中に続く一方通行の道。諏訪湖畔から中央道の諏訪インター近くまで信号フリーで走る事ができる。

 さあ、今度は高原へと向かおう。諏訪大社の前まで戻り、鳥居の前をそのまま細い道で直進。そこからも旧道が続き、かつての旅人がみたかもしれない諏訪湖を眺めつつ進む。

 茅野まで一気に走り明日に備えることにする。天気は明日のほうがいい。午前中から女神湖やビーナスラインが待っている高原へと登ることにしよう。(高原編へと続く)

高原編へと続く
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