2012年7月2日 

■ホンダ、ダカールラリーに23年ぶりのワークス参戦へ

 ホンダが参戦するのは2013年1月に南米のアルゼンチン、チリ、ペルーを縦断して開催される通称「ダカールラリー2013」。モト部門(二輪車)からワークス参戦となる。

 ホンダはダカールラリーの前身である「パリ・ダカール・ラリー」のモト部門に1981年から1989年まで9年間参戦し、5回の優勝を果たしている。

 「Team HRC」から参戦するライダーは、ダカールラリー2012で3位入賞のヘルダー・ロドリゲス(ポルトガル)、モトクロスやエンデューロレースの経験豊富なフェリペ・ザノル(ブラジル)、サム・サンダーランド(イギリス)、ジャビエ・ピゾリト(アルゼンチン)の4名。

 参戦車両はCRF450Xをベースに、本田技術研究所 二輪R&Dセンターが開発・製作するプロトタイプマシン。また、市販のCRF450Xへの装着を前提としたキットパーツも同時開発し、一部のチームへ提供する予定だという。

 鈴木哲夫 本田技術研究所 取締役 専務執行役員 二輪R&Dセンター担当兼 ホンダ・レーシング 代表取締役社長は以下のコメントを残した。
「一日に数百kmを走破し2週間以上におよぶこのレースには、現在参戦中のモトクロスやトライアル、ロードレースなどとは全く違う要件のマシン作りが求められています。Hondaは、総力を挙げて強くて勝てるマシンを開発し、参戦初年度から優勝を目指します」