2012年7月31日 

■あの青木宣篤が発足「2輪促進委員会」とは

 1989年に史上最年少で国際A級ライセンスに特別昇格、1997年にはロードレースの世界最高峰・GP500クラスでランキング3位に。2004年までMotoGPクラスで活躍し、現在はスズキの開発ライダーを務めながらミニバイクレースの主催、キッズバイクスクールの開催など後進の育成に力を注いでいる青木宣篤。そんな彼が6月18日、NPO法人(特定非営利活動法人)「青木ノブアツ2輪促進委員会」を発足した。

 「次代を担うモータースポーツ選手の育成とスポーツの振興を図り、社会教育を推進する」ことが委員会の目的。●一般市民、特に子供たちに対し、交通安全およびマナーの体験教室の企画・開催に関する事業●ジュニアライダーの育成ならびに支援に関する事業●キッズバイクを用いたイベント、大会、講習会の企画・開催に関する事業を行うという。

 理事長・青木宣篤のコメント
「現役レーシングライダーを引退し、2006年にTREK SPORTS CLUBというミニバイクチームを立ち上げ、活動してきました。また、伊勢崎オートレース場などでキッズバイクスクールを開催し、2011年からはハルナミニバイクレースの主催者としてレース運営も行っています。
 それらのバイク普及活動やレース活動を、このたびNPO法人『青木ノブアツ2輪促進委員会』としての活動に移管。バイク/レースの社会的認知度や立場のさらなる向上をめざします。
 バイクは、青少年育成に大いに役立つスポーツです。私自身、幼少の頃からバイクレース選手として活動し、多くの大人に囲まれながら、礼儀やマナー、挨拶など、社会人としての基本をたくさん学びました。また、キッズバイクスクールで子供のうちから交通弱者であるバイクと触れ合い、その特性を知っておくことは、交通社会の仲間入りをした時に運転の視野を広げられる価値あるものだと考えています。
 バイクは、ルールとマナーを守れば、とても楽しい乗り物です。バイクに乗らずして人生を終えるのはもったいない。まずはバイクに触れてもらい、そのうえで乗る・乗らないの判断をしていただきたい。私も『ライダーの先輩』として、レースをする・しないに関わらず、優れた『ライダーの後輩』の育成に今まで以上に尽力していく所存です。
 自らの名前を冠することも、責任の所在を明らかにすると同時に、少しでも認知度向上に役立てればと熟慮しての結果。NPO法人として、信頼性と透明性の高い運営をめざして参りますので、ご理解、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます」

青木ノブアツ2輪促進委員会
http://nobuaoki.jp/npo/