2012年10月3日 

■ホンダ、バングラデシュで二輪車生産販売合弁会社設立へ

 総人口約1億6,000万人に対する二輪車総市場は、2011年実績で18万台と前年比111%の伸びを示している南アジアのバングラデシュ。引き続き成長が期待できる同国での二輪事業のさらなる発展を目指し、ホンダは二輪車の生産と販売機能を備えた合弁会社を2012年内に設立。パートナー企業となるバングラデシュスチールアンドエンジニアリング・コーポレーション(BSEC)と合意し、9月27日に合弁契約書の調印が交わされた。

 ホンダは1972年、 BSEC傘下のアトラスバングラデシュ・リミテッドと技術提携契約を締結、同年よりホンダ二輪車の生産を行ってきた。新会社はホンダ70%、BSEC30%の出資によって設立された後、生産・卸販売事業を軸に「小さく生んで大きく育てる」を基本方針としたオペレーションを行っていくという。

 またホンダは、パキスタンやインドといった南西アジア地域各社との連携を視野に入れ、競争力の強化を図り、ユーザーの期待を上回る商品とサービスの提供を目指すという。