2012年10月22日 

■成田亮、移籍シーズンにシリーズ王者!

 10月21日、スポーツランドSUGOで開催された全日本モトクロス選手権シリーズ最終戦となる「第50回MFJ-GP」において、TEAM HRCの成田亮がタイトルを獲得。昨年、前人未踏の100勝を達成させたのに続き、自身8度目(国際A級250ccクラス3回、IA1クラス5回)、2年連続チャンピオンとなった。

 ヒート1では序盤からトップを快走しながらも、成田曰く「タイトルを意識したせいか走りが硬かった」ようで、ラスト3周でまさかの転倒、5位に。本人としては優勝して決めたかったところだったが11位以内でゴールしたため、この時点でシリーズチャンピオン決定となった。

 ヒート2での彼はオープニングラップから一度もトップを譲ることなく、今シーズン最終レースを優勝で飾る。

 成田亮は今シーズンにTEAM HRCに移籍。ファクトリー仕様のCRF450Rを駆り、全18ヒート中14勝という好成績を残した。

成田亮のコメント
「今季からTEAM HRCで参戦することになり、新しいチームと新型のマシンでチャンピオンを獲得するという、難題に臨むことになりましたが、自分ならやり遂げられると信じていました。チャンピオンを地元で決定することができ、充実感で一杯です。シーズンを通して大きなサポートをいただいたチーム関係者や、声援いただいたファンの皆様にお礼を申し上げます。今シーズンは、チームもマシンも変わったことで、新たな挑戦の1 年でした。菅生では、優勝してチャンピオンを決定したかったのですが、転倒により5 位フィニッシュでの決定でした。これからも、もっと速く、そして強くなるために、一層の努力をしてまいります」

井本 敬介 TEAM HRC 監督のコメント
「成田そして、TEAM HRC に応援いただいた多くの方々に感謝申し上げます。成田にとっては、地元での最終戦でチャンピオン獲得がかかっていましたので、相当なプレッシャーがありました。それをはねのけてのチャンピオン獲得で、喜びもひとしおと思います。チームとしての目標を達成できましたが、まだ課題も残っています。来シーズンに向けて挑戦が続きますが、引き続き応援をお願いいたします」