2012年10月29日 

■中須賀、雨の最終戦で3度目のチャンピオン獲得!

 10月28日、鈴鹿サーキットで2012年全日本ロードレース選手権の最終戦となる「第44回MFJ GP」がウェットコンディションの中、行われた(J-GP3クラスは悪天候のため中止)。

 最高峰JSB1000クラスは最終戦特別ルールで2レース制に。今シーズン、怪我によって前半戦の欠場を余儀なくされた秋吉耕佑(ホンダ)が、ディフェンディングチャンピオンの貫禄で両レース共に優勝を飾る。

 ランキングトップで最終戦を迎えた中須賀克行(ヤマハ)はレース1、最終ラップまで2位を走行しながらも転倒によって21位。泣いても笑ってもチャンピオンが決定するレース2は序盤から上位をキープ、3位となり、2009年以来となる自身3度目のタイトルを獲得した。

 尚、中須賀はMotoGP最終戦・バレンシアGP(11月14日決勝)に、負傷欠場中のベン・スピース(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)の代役として参戦することに。昨年はホルヘ・ロレンソの代役として参戦、15番グリッドから6位となっているコースだけに期待がかかる。

中須賀克行のコメント
「レース 1 では、自分でもまさかの転倒でした。ただ、原因が自分のミスではないので、気持ちを新たにレース2に臨むことができました。そのレース2では、身体が硬くなって思うように走ることができなかったのですが、無事に完走し、チャンピオンを取り戻せたことは、本当に誇りに思います。ヤマハ、YSP、ブリヂストンをはじめとしたレース活動を支えてくださったみなさん、そしてチームスタッフ、家族、ファンのみなさんに、感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。今年は、タイヤをブリヂストンに変更しましたが、シーズンオフのテストからフロント回りのセッティングが決まらず、不安を残したままの開幕になりました。しかし、開幕戦ツインリンクもてぎ、第 3 戦筑波で優勝でき、さらにその後もレースやテストを重ねるたびに順応できるようになりました。タイヤをブリヂストンに変えて、ヤマハにとっても、僕自身にとっても勝負の一年になりましたが、結果を残すことができてホッとしています。ただ、どうしても鈴鹿サーキットではセッティングが詰め切れなかったので、来年こそはフルコースでキッチリと優勝したいです」

倉田幸彦・ヤマハ発動機MS 開発部 MS 推進グループリーダーのコメント
「中須賀選手は、7 戦 8 レースで 4 勝と強豪ぞろいのこの JSB1000 クラスで圧倒的な強さを発揮し、3 度目のチャンピオンを獲得してくれました。また今シーズンは全日本だけでなく、当社 MotoGP マシンYZR-M1 の開発、世界耐久選手権やMotoGPへのスポット参戦など幅広いカテゴリーに挑戦し活躍しました。これは、日本人ライダーの可能性を国内外に示すだけでなく、若いライダーや子どもたちに夢や挑戦する尊さを伝えるチャレンジであり、本人にとっても、レース界にとっても非常に意義のあるものでした。また、この中須賀選手の活躍は、毎戦応援に駆けつけてくださる YSP メンバーズクラブ様をはじめ、スポンサー各位、ファン、関係者のみなさまのサポートのお陰です。今後もチーム一丸となってみなさまと感動を共有できるレースをしていきますので、応援の程よろしくお願いします」

2012年全日本ロードレース選手権・ポイントランキング
●JSB1000クラス
チャンピオン 中須賀克行(ヤマハ)  167ポイント
2位 柳川明 (カワサキ)  162ポイント
3位  山口辰也 (ホンダ)  125ポイント

●ST600クラス
チャンピオン デチャ・クライサルト (ヤマハ) 139ポイント
2位  井筒仁康 (カワサキ)  119ポイント
3位  中冨伸一 (ヤマハ)  119ポイント

●J-GP2クラス
チャンピオン 渡辺一樹 (カワサキ) 129ポイント
2位  生形秀之 (スズキ)   127ポイント
3位  野左根航汰 (ヤマハ) 117ポイント

●J-GP3クラス
チャンピオン 徳留真紀 (ホンダ) 114ポイント
2位  長島哲太 (ホンダ) 97ポイント
3位  山田誓己 (ホンダ) 95ポイント