Kawasaki Ninja 250

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こちらでKawasaki Ninja 250の動画を見られない方は、YOUTUBEのサイト「http://youtu.be/-2–7rUfhYc」で直接ご覧ください。 新デザインのメーターパネル。アナログ式のタコメーターをセンターに大きく配置。マルチファンクションLCDには燃料計、デュアルトリップメーター、時計、エコノミカルライディングインジケーターを表示。
その気にさせてくれるスーパースポーツイメージのコクピット。セパレードハンドルながら、やや高めの位置に設定されているため、日常の操作性も犠牲にせず。Ninja ZX-10Rと同様のカウリングとスクリーンの間にスペースを設けたフローティングウインドスクリーンを採用。フューエルタンクはZX-10RやZX-6Rと同様のスーパースポーツタイプのデザインを採用。新型Ninja 250のタンクは上面を幅広にしてエッジを効かせ、フロント側へと角度を付けたデザインとし、これにより、タンク容量17Lを確保している(ABS 仕様もユニット本体をタンク下に配置することで同容量を確保)。 幅広で高めのハンドルバーや、やや前傾のシートなど、様々なライダーにフィットするよう設計が行われている。スポーツ走行やタンデム走行、市街地からハイウェイまで、自然で理想的なライディングポジションを実現。リヤシート下には小さいながらも2段式の収納スペースを設置。大型のU字ロックまで収納可能。2フックタイプのヘルメットホルダーもリヤシート下に装備。
フラッグシップモデル、Ninja ZX-14Rをイメージさせる新設計の10本スポークホイールを採用。ABS仕様ではニッシン製の新型ABSユニットを搭載。二輪専用に開発されたこのABSユニットは正確なコントロールを実現しながら極めてコンパクトに設計、サイズは旧型比で約40%、重量は775gに軽量化されている。 リヤタイヤのワイド化に合わせ、リヤホイールのリムサイズは17×MT4.00(旧モデルは17×MT3.50)に設定(フロントは旧モデルと同様、17×MT2.75)。エンジンパフォーマンスの向上に伴い、140幅(旧モデルは130幅)となったリヤタイヤは、スーパースポーツのイメージを高めるとともに、直進安定性の向上にも貢献(フロントのタイヤサイズは旧モデルと同様)。扁平バイアスタイヤはIRC社との共同開発、パターンは旧モデルと同様だが、新コンパウンドを採用することによりウェット路面でのパフォーマンスを向上している。
フェアリングに大きな開口部を設け、走行中に空気の流れをつくることでエンジンの熱を放散。また、エンジンからの熱をライダーから遠ざけるようデザインされたフィン形状により、快適性を向上させている。ラジエター背面に配置したカワサキ独自の新型ラジエターファンカバー(特許申請中)が熱気を下方に逃し、ライダーから遠ざけることによって、渋滞時等の快適性を大幅に向上している。また、熱くなった空気の流れを変えることによりタンクやフレームなど、ライダーに触れる部分が高温となることを防ぎ、快適性を向上している。 フレームは、鋼管ダイヤモンドフレームで、強度と耐久性を向上。左右のメインチューブ素材には新たに高張力鋼を採用。ガセットを追加することでフレームの縦方向の剛性をアップ。剛性バランスを最適化するため、メインチューブはフューエルタンク下部で広がる形状としている。エンジン前側(シリンダーヘッド前側)をラバーマウントとすることで、エンジンからの振動を大幅に低減。快適性と上質なライディングフィールに貢献している。シートレールは、より水平に近い角度で配置することにより、リヤタイヤサイズの拡大に伴うシート高のアップ分を相殺している。

 スポーツバイクといえば過激なスーパー・スポーツか、大型のネイキッドばかりがもてはやされていた感のあった2008年4月、突如一台の250フルカウル・スポーツが登場。それがカワサキのNinja 250だった。まさに意表を突かれたモデル登場の感があったが、市場は見事に反応して一躍人気モデルとなった。その後も、市場の人気に支えられ毎年イヤーズモデルとしてカラー&グラフィックを変更。’11年モデルではカラー&グラフィックの変更だけではなく、メーターパネルが新しくなるマイナーチェンジを受けている。’10年から登場しているスペシャル・エディションのリリースも人気を支えてきた一因だろう。

 そんなNinja 250もスポーツモデルの宿命、テクノロジーの進化に逆らうわけにはいかない。最新のスーパー・スポーツからフィードバックされた、よりアグレッシブさを増した新型ボディを採用。いや、スタイルばかりじゃなく、中身の方も進化している。カワサキ初となるアルミダイキャスト製スリープレスメッキシリンダーや、コーティングを施した軽量ピストンの採用、新設計のクランクケースなどエンジン周りも大幅にグレードアップ。そのエンジンを搭載するダイヤモンドタイプのフレームも剛性バランスの見直しのため、メインチューブの形状を変更。縦方向の剛性強化のため高張力鋼管が採用された。

 ちなみに、新型Ninja 250の開発のキーワードのひとつは“ハイクオリティ”。まさに排気量こそ250のままだが、一クラス上のマシンに生まれ変わったといえるだろう。

 国内で発売されるのは、基本モデルといえるNinja 250が、エボニー(BLK)とパールスターダストホワイト(WHT)の2色のラインナップで、538,000円。ライムグリーン×エボニー(LIM)のスペシャルカラーのNinja 250 Special Editionが、553,000円。さらにABSモデルのスペシャルカラー、エボニー×メタリックムーンダストグレー(BLK)とパッションレッド×パールスターダストホワイト(RED)、2色のNinja 250 ABS Special Editionが、603,000円。発売日は、Ninja 250とNinja 250 Special Editionが2013年2月1日、Ninja 250 ABS Special Editionが2013年2月15日に設定された。

単気筒エンジンと比べ、水冷DOHC4バルブパラレルツインエンジンは、低中回転域ではスムーズなレスポンスを発揮するとともに、高回転域では強力なパワーを発生する。振動を低減するため、バランサーを採用。またエンジンマウントの一部をラバーマウントとすることで、スムーズなライディングフィールを実現し、クルージング時の快適性も確保している。
圧縮比は旧モデルの11.6から11.3に変更。旧モデルよりスカート部を2mmショート化した軽量ピストンも採用。また、ピストンボスの強度を上げることで耐久性を向上している。ピストンクラウンからトップランド、トップリング溝にかけて硬質アルマイトコーティングを施すことで、ピストンの耐久性を向上。スリーブレスのアルミダイキャストシリンダーには、Ninja ZX-10RやNinja ZX-6Rと同様、内側にメッキ処理を施している。また、オープンデッキ形状とすることで冷却性に優れ、旧モデルと比較して600gの軽量化を実現。シリンダーへの冷却水流入口形状を円形から長方形に変更、ウォーターポンプのインペラー形状も変更し、冷却水の流量を増加させることで、冷却効率を向上。メインベアリングジャーナルの素材を変更し、耐久性を向上。
エンジンパフォーマンスの向上に伴って再設計されたクランクケースはオイルパン容量を1.7Lから2.4Lに拡大し、冷却性能を向上。また、オイルパン底面にフィンを設けることで、冷却性能も向上させている。オイルフィルターは大型車種と同様のカートリッジタイプを採用。オイル、フィルター交換の手間を大幅に低減している。
耐食ステンレス製のエキゾーストシステムは2into1タイプを採用。低中回転域のパフォーマンス向上とともに、スムーズで直線的なパワーカーブの実現に貢献している。Ninja 650と同様の“曲げ”をつけたヘッダーパイプは管長を長くとり、低中回転域のトルクを向上。排気管長を最適化するため、センターパイプはエンジン下に向かって左に曲げ、さらに右に曲げる構造としている。コレクターパイプ内にハニカムキャタライザーを1つ搭載することで(旧モデルではコレクターパイプ、サイレンサーに1つずつ搭載)ユーロ3 に適合している。サイレンサーは十分なバンク角と容量を両立するため、複雑な断面構造を持つショートスタイルを採用。大型のサイレンサーガードを装備することで、パッセンジャーに対する熱を軽減すると同時に排気音量の低減にも貢献している
新型Ninja 250は、全仕向地モデルにフューエルインジェクションを採用。気温や気圧に左右されず安定した燃料供給を実現すると同時に、良好な始動性を確保している。微粒化インジェクターとデュアルスロットルバルブを採用。ZX-10RやZX-6R同様、デュアルスロットルバルブを採用、吸入空気を正確にコントロールすることで、あらゆる回転域でリニアなスロットルレスポンスを実現している。また、燃焼の効率化により、エンジンパフォーマンスはもちろん、良好な燃費性能にも貢献している。メインスロットルバルブ径は旧モデルと同様、φ28mmだが、サブスロットルバルブ径をφ35.5mmからφ40.2mmに拡大することで、吸入空気量を増加させ、エンジンパフォーマンスの向上に貢献している。インジェクターは飛沫径をわずか60μmに微粒子化させる能力を持ち燃焼効率の向上に貢献している。また、インジェクター自体のサイズもさらにコンパクト化された。イグニッションコイルには新たにデンソー製のスティックタイプを採用し、電気抵抗を低減している。
新Ninja 250シリーズ。写真右からNinja 250 エボニー(BLK)、Ninja 250 パールスターダストホワイト(WHT)の基本モデル2車種、各538,000円。中央がNinja 250 Special Edition ライムグリーン×エボニー(LIM)、553,000円。左がNinja 250 ABS Special Edition エボニー×メタリックムーンダストグレー(BLK)、603,000円。写真にはないが、Ninja 250 ABS Special Editionにはもう1色、パッションレッド×パールスターダストホワイト(RED)がラインナップされている。発売はNinja 250とNinja 250 Special Editionが2013年2月1日、Ninja 250 ABS Special Editionが2月15日。
<主要諸元>
●エンジン:水冷4ストローク直列2気筒DOHC4バルブ●ボア×ストローク:62.0×41.2mm●総排気量:248cm3●圧縮比:11.3●最高出力:23kW(31PS)/11,000rpm●最大トルク:21.0N・m(2.1kg-m)/8,500rpm●オイル容量:2.4リットル●燃料タンク容量:17リットル●燃料供給装置:KEIHINφ28mmフューエルインジェクション●変速機:常時噛合式6段リターン●フレーム:ダイヤモンドタイプ
●全長×全幅×全高:2,020×715×1,110mm●軸距離:1,410mm●シート高:785mm●最低地上高:140mm●重量:172《174》kg●サスペンション:前φ37mmテレスコピック、後ボトムリンク ユニ・トラック式スイングアーム●ブレーキ:前φ290mmシングルディスク、後φ220mmシングルディスク●タイヤ:前110/70-17M/C 54S、後140/70-17M/C 66S
※《》内はNinja 250 ABS Special Edition


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