2012年12月13日 

■アセアン“最速決定戦”は2クラスで15歳のライダーが優勝!


アセアン5カ国と日本の特別参戦枠から45名のライダーが参加。

 2012年12月7・8日の2日間、フィリピンのマニラ郊外に位置するサンタロサの特設コースにて「第9回ヤマハ アセアン カップ レース」が開催された。このイベントは2003年から開催され、参加各国で行われる予選レースを勝ち抜いた選抜ライダーが参集、テクニックを競うヤマハ・ワンメイクレースだ。

 今回、フィリピン、インド、インドネシア、タイ、マレーシアの5カ国から選抜された43名と、特別参戦枠として日本人2名のライダーが参加。MT(マニュアルトランスミッション)クラスに加え、今回の大会から新設されたAT(オートマチックトランスミッション)クラスに分かれ、それぞれ2 ヒート制で争われた。

 結果は両クラスとも、インドネシア、タイの本大会初出場となる15 歳の若手ライダーが優勝。チーム総合優勝は、新設のAT クラスを制したタイチームが獲得した。タイの総合優勝は4 度目となる。

MTクラスは水冷4ストローク135ccエンジンを搭載し、5速ミッションや前後ディスクブレーキを装備する「T135」(SNIPER MX)を使用。

ATクラスはダイアジルシリンダーや軽量アルミ鍛造ピストンを採用した、水冷4ストローク125cc 高圧縮比エンジンを搭載する「AL125」(MIO 125 MX)を使用。


















 イベント期間中には7~12 歳の自転車に乗れる子どもとその親と一緒に二輪の面白さや交通安全について楽しく学ぶ親子バイク教室「YAMAHA Riding School for Kids」を開催。教室は今後もフィリピン各地で開催を継続していく予定だという。

 また、黒山健一選手(チーム・黒山レーシング・ヤマハ)と野崎史高選手(YSP 京葉レーシン
グ)によるトライアルのデモンストレーションを実施。エアターンやウイリーのまま走行したり、特設のジャンプ台を駆け上ったり、立体的に動き回る華麗なアクションに大喝采だったとか。


「YAMAHA Riding School for Kids」では終了後に受講証明書を発行。

全日本トライアルで史上最多チャンピオン記録(11度)を更新した黒山選手らがデモンストレーションを行った。