バンディット1250F ABS 1,092,000円(4月16日発売)

★スズキ バンディット1250F ABS 車両解説

軽量コンパクトな車体と高い運動性で人気
ビッグネイキッドにフルカウルバージョン

GSX1400が生産終了となったことで、スズキの国内仕様ビッグマシンの孤塁を守るバンディット。ネイキッド、ハーフカウルバージョンに続き、さらにより多くのユーザーの受け皿になるべくフルカウルバージョンが登場した。シリーズの基本性能はそのままに快適なツーリング性能を向上させた“オールラウンド・パフォーマー”的な性格をさらに強めたモデルだ。

GSX-R1100をベースとした油冷エンジンをショートホイルベースの軽量コンパクトなボディに搭載してGSF1200が登場したのは1995年。並み居る高性能スーパースポーツ・モデルの中にあっても、その使い勝手の良さと走りの軽快感から多くのバンディット乗りを育て上げてきた。そして1996年にハーフカウルバージョンの追加を経て、2000年に車体周りを一新しバンディット1200/Sへ発展。そして2007年に現在の水冷、1254cm3エンジンを搭載するバンディット1250 ABS/S ABSへと発展してきた。

そして今回のフルカウルバージョンの登場だ。バンディット1250の特徴であるコンパクトさを損なわず、しかも効果的なウインドプロテクションを実現するべく自社風洞装置をフル稼働させて完成したフルカウルはもともと備わっていたかのようにバンディット1250の車体にマッチしている。ちなみに上半身のウインドプロテクションはハーフカウルのSタイプと同等。下半身から足元への防風効果をプラスしたカタチだ。

またスーパースポーツ系に近いマルチリフレクタータイプの縦型2灯式ヘッドライトが採用されてSタイプよりもより精悍な顔つきになった。

6月8日発売予定のノンカウルバージョン、バンディット1250は、新世代のスーパーネイキッドを連想させる異形ヘッドライトが採用され、メーターパネルも新しくなっている。楕円形状のウインカーボディ、クリアーレンズも採用。テールランプ、フレームカバーも変更されている。

軽量コンパクトな車体と高い運動性で人気のビッグネイキッドにフルカウルバージョン、バンディット1250F ABS。ボディカラーはイメージカラーのキャンディインディブルーとこちらパールネブラーブラックの2色。
軽量コンパクトな車体と高い運動性で人気のビッグネイキッドにフルカウルバージョン、バンディット1250F ABS。イメージカラーのキャンディインディブルー。
多くのライダーから支持を受けているギヤポジションインジケーターを中央の大きなタコメーターに内蔵。右下はエンジンRPMインジケーター。
SDTV搭載フューエルインジェクションを採用。クランクシャフトには二次バランサーを装備。振動の低減により快適な高速クルージングに貢献。
オイル交換やチェーンの張り調整等に便利なセンタースタンドを標準装備。
ロングツーリングをサポートするトップケース、サイドケース、可動式のバイザーを装備したツーリングスクリーンを発売予定。

★SUZUKI プレスリリースより (2010年4月12日)

フルカウルとABSを標準装備する大型ロードスポーツモデル
「バンディット1250F ABS」を発売

スズキは、シャープかつアグレツシブなフルカウルと電子制御式ABSを標準装備する1254cm3大型ロードスポーツモデル「バンディット1250F ABS」を4月16日(金)より発売する。

「バンディット1250F ABS」は、スズキのスーパースポーツモデルのアイデンティティを主張する縦2灯ヘッドランプを備えたフルカウルを装備。

風洞実験を経てデザインされたフルカウルは、上半身と足元への高い風防効果を発揮し、高速道路等での走行においてライダーの負担を軽減する。

また、ライダーのブレーキ操作を補助する電子制御式ABSを標準装備し、様々な路面状況に応じて効率の良い制動力を発揮する。

車体色は「キャンディインディブルー」と「パールネブラーブラック」を設定し、計2色とする。

●主な特長
・上半身と足元への高い風防効果を発揮し、高速道路等での走行においてライダーの負担を軽減するフルカウルを装備。
・メーターパネルは新形状とし、ギヤポジションインジケーターと、設定した回転数で点灯するシフトアップインジケーターを装備。
・ライダーのブレーキ操作を補助する電子制御式ABSを標準装備し、様々な路面状況に応じて効率の良い制動力を発揮。
・1,254cm3水冷4サイクルDOHC4バルブエンジンは、低中速からトルクフルで扱いやすいエンジン特性とし、力強さと静粛性を両立。また、SDTV※を搭載するフユーエルインジェクションシステムにより、スムーズなスロットルレスポンスを発揮し、マフラーには大型触媒、02センサーを装備するなど、高い走行性能と優れた環境性能(平成19年国内排出ガス基準に対応)を両立。
・6速ミッションを採用し、高速道路等での快適なクルージングを実現。
・ホイールベース1,480mmのコンパクトな車体と、2段階に調整できるシート高調整機構を採用し、一体感のあるライディングポジションを実現。
・日常のメンテナンス等に便利なセンタースタンドを標準装備。

※:SUZUKI DUAL THROTTLE VALVE

商品名
バンディット1250F ABS
メーカー希望小売価格
1,092,000円(消費税抜き 1,040,000円)
発売日
2010年4月16日
パブリシティー
2010年4月16日
車体色
新色 キャンディインディブルー
パールネブラーブラック

★主要諸元

車名型式 EBL-GW72A
バンディット1250F ABS
発売日 2010年4月16日
全長×全幅×全高(m) 2.130×0.790×1.245
軸距(m) 1.480
最低地上高(m) 0.135
シート高(m) 0.810/790
車両重量(kg) 256
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 27.0(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) 2.8
エンジン型式   W705
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 1,254
内径×行程(mm) 79.0×64.0
圧縮比 10.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 74.0[100.0]/7,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 107[10.9]/3,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑油方式 ウエットサンプ式
潤滑油容量(L) 3.7
燃料タンク容量(L) 19
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 3.076
2速 2.058

3速 1.550
4速 1.304
5速 1.160
6速 1.071
減速比1次/2次 1.537/2.277

キャスター(度) 25°20′
トレール(mm) 104.0
タイヤサイズ 120/70ZR17M/C 58W
180/55ZR17M/C 73W

ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク

油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式
フレーム形式 ダブルクレードル